脱フライングへの決意
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サムネとタイトルで大体予想がつくだろうが、結果が気になりすぎて、今朝フライングで人生初、妊娠検査薬を使用した。
見た目はほぼコロナの検査キットと同じ。
先端におしっこをかけるだけで、私のお腹の中に命が宿っているかどうかがわかるらしい。
そんなに簡単に命の存在を確認できてしまっていいのだろうか。
コロナなんかとは訳が違うのでないか。
ただのプラスチック製の棒に命の有無を託すことに一抹の不安を覚える。
検査をする前、私はベットの中で、陽性反応が出た妄想を勝手に膨らませていた。
「陽性が出た!」と夫に報告をし、
夫が泣きながら喜ぶ姿を想像する。
noteに「陽性反応がでました」という報告の記事の下書きを書いた。
妊娠が成立していれば、検査から1分後には2本の線が浮かび上がるらしい。
1人でトイレに向かい、便器に座る。
おしっこをかけてすぐに線が一本、妙に力強く出現した。嫌な予感。
約束の1分経っても、線は力強く刻まれた一本だけ。
嫌な予感は的中率100%だ。
結果は陰性だった。
さすが私。やっぱりダサい女。
ベットの中で、妄想しながら書いた陽性反応を綴った下書きを、すかさず削除する。
しかし、生理は来ていない。
まだわからないぞ。
夫と新居の家具を探しに行くために、ドライブをした。
途中でくだらない会話を挟みながら、懐かしい曲や2人の思い出の曲を口ずさんだ。
あれ?なんとなく体温が下がっている気がする。
そういえば胸の張りも引いている。
もしかするともしかするなと思い、トイレに向かう。
微かにトイレットペーパーに血がついた。
リセット。
スーパーマリオのゲームオーバーの音が脳内再生される。
あと1日待てば生理が来ていたのに。
無駄にした妊娠検査薬に心の中で謝る。
結局は、生理が来るか来ないかが一番確実な判断材料だ。
妊娠がわかるまでできることはなにもない。
ただ時間が過ぎるのを待つだけ。
せっかちな私にとって、これがなかなかの拷問だ。
来月の私は待てるのだろうか。
生理が来たことを運転席にいる夫に報告すると、ランダムに流れている夫のプレイリストから、ドリカムの「うれしい!たのしい!だいすき!」が流れ始めた。
「今じゃないだろ!」とツッコミそうになるが、不安からやっと解放されて、心が救われた音がする。
「うれしーい、たのしーい、だいすきっ!」
と夫と一緒に口ずさむ。
「また頑張ろう」と思うと同時に、もっとクールな女になるために、次はもうフライング検査はしないと心に誓った。
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