【映画日記】「しあわせのかおり」卵とトマトの炒め物が出てきます

今日はnoteに
トマトと卵のトロトロ炒めのレシピを追加したのですが、
この料理を作り度に思い浮かべる映画があります。
「しあわせのかおり」

今日も、我慢できず
見てしまいました。
この映画、見る度に
ホントいろんな事を思います。
ざっくりとしたストーリーはこうです
金沢にある、
小さな中華料理店”小上海飯店”が舞台です。
料理人の王さんの作る料理はどれも美味しく
多くの人に愛されているのはもちろん
その料理を食べた人が、みんな幸せになる
そんな料理だという事が、
最初の料理のシーンだけで伝わってきます
(冒頭に出てくるのが、卵とトマトの炒めもの!)
ある日、料理を作っている王さんの所に
百貨店への出店依頼が来ます。
その依頼をするためにやってきたのが貴子。
最初は、冷たく追い返されるのですが
王さんの料理の美味しさに魅せられた貴子は
毎日、王さんの料理を食べに行くようになります。
そんなある日、
王さんが厨房で倒れ、左半身が思うように動かなくなるんです。
左手が動かないとなると
中華鍋を振る事が出来ません。
もう、店を閉めるしかないのか。
そこに貴子が会社をやめ
弟子にしてくださいと頼みに来るんです
最初は、断った王さんだけれど
貴子の誠意と、誠実さと
更に言えば、何か通じるものがあり、弟子にすることにします。
そこから、料理の特訓が始まります。
貴子は、2年前に夫を亡くし
そのショックから意識障害を患っていて
何かのきっかけで、それがぶり返す可能性もありました。
けれど、亡き父が洋食の料理人だったこともあり
料理をする王さんに、父の姿を重ね合わせていたりもして
王さんのそばで料理を学ぶことは、
貴子にとって特別な意味があったのでした。
そうして、そこからいろんな事(事件)もあるのですが
王さんと貴子の心が少しずつ通じ合っていく
そこがとっても、せつなくて、良いのです
そして、最後は二人とも、前を向いて生きていけるようになるという
余韻まで、すごくいい話です
あまり書くとネタバレになるから、
是非見て頂くとして
いろいろ、心の残るシーンがあり
心の残る言葉もありました
その事を書きたいと思います。
たとえば
料理人は他にもたくさんいるのに
なぜ王さんの所に弟子入りしたのか聞かれた貴子が言った言葉
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(王さんの料理は)
毎日食べ続けられる優しい味。
本当の美味しさとは
見栄えでも豪華な食材でもなくて
あんな風なのを言うんじゃないかな
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ここのセリフ
何回も、何回も巻き戻して見て
その度に、何回も、何回も頷きます。
そうなんです。
ホント、そう思います。
そして、私もそういう味を作りたいと思い
日々、料理をしています。
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「でも、どうなんですか?料理人になるなんて。
ダメならズバッと言ってあげて下さいね」
「一生懸命生きようとしているあの子に
あなたは何を言うんですか!!!!!」
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これは
児童相談所の人が王さんを訪ねてきた時の会話です。
貴子は夫を亡くした後、精神的に不安定になり
1年近く生活障害を引き起こしていたことがあるという事を
王さんに教えた後に交わされたものです
ここのシーンも、すごく好き
料理ってね、センスとか、技術とか、才能とか
そういうんじゃないのよ。
本当にそう思う。
そして、王さんもそう思っているから、貴子さんを弟子にしたのだという事が
この言葉から伝わってきて
だから王さんの料理は
やさしい気持ちになれるんだと思いました。
そしてそれは、料理だけの事じゃない
私にとっては
書くことも、読むことも、そうでした
だから今、再び
書くこと、読むことをやろうと思っている所です。
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忘れていい事と
忘れてはいけない事がある
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これは、
王さんが、これまでの人生を振り返り
言ったセリフ。
この前、”バベットの晩餐会”を見た時も思ったんだけれど
料理ってやっぱりコトバですね。
コトバと言うのは時を超え、場所を超え、人の心の境界を超える
王さんは、貧しかった子供の頃
お母さんが作ってくれた料理をいまだに覚えていて
今自分が作る料理は、全てあそこに繋がっていると言う
貴子も、子供の頃に父親が作っていた洋食の味
あの時の、厨房の空気を覚えていて
今、王さんの厨房にそれを見る。
王さんは、なくなった娘や妻と過ごした時間
そして、生まれ育った中国の土地を
料理を通して、今もまた思い出している
貴子は、子供の頃、父と過ごした金沢で
もう一度暮らしてみたいと思い、ここにやってきて
王さんと出会った。
嫌なこと、つらいこと、思い通りにならない事
そんなものは、たくさんある。
けれど、今につながっているものを
きちんと見極めていけば
何が自分にとって大事で
何を忘れてはいけないのかが分かってくる
見えない何かでつながっていて
料理というコトバはそれをつないでいる
そのコトバが
自分の背中を押し、生きることを促している。
タイトルでもある”しあわせのかおり”
香りって、なんか、ふわっと余韻の残る言葉ですね
この映画は、見終わった後
たしかに、”しあわせのかおり”がする。
っていうか
しあわせってかおりですね
目にみえないし
つかめないけれど、たしかにあって
時を超えて繋がっていく
この映画を見ると
こんな風に、一生懸命生きていくだけでいいんだ
と思えます。
結果ではなく
今、一生懸命生きる事
その事でしか前に進めません。
めちゃ泣けて
また、繰り返し見たくなる映画
おすすめです。
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こちらも読んでみてください↓↓↓
映画日記「バベットの晩餐会」

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