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滝雲発生時の温度変化から《乾燥断熱変化》《湿潤断熱変化》



※今回は、(私が苦手な)物理のお話です。
雲海と物理数学は切り離せません…
(家庭教師がほしい…)



前回の滝雲の記事

撮影した当時は気づかなかったのですが、記事を書くためにアメダスを見返していたら、
滝雲が発生していた時間に、急激に気温が下がっている場所がありました。

滝雲が発生したことによって、"乾燥断熱変化"と"湿潤断熱変化"が起こったためだと思います。





乾燥断熱変化と湿潤断熱変化って?

空気は 高いところへ上がると冷え、低いところへ下がると温まる 性質があります。
でも、この温度の変わり方は 「乾燥しているか」「湿っているか」 で違ってきます。




乾燥断熱変化

→ 水蒸気をほとんど含まない空気 の温度変化です。


① 空気が上がると冷えます。(1kmで約1.0℃下がる)

山を登ると気温が下がるのと同じです。

例えば…
地上で20℃の乾燥した空気が1km上がると、10℃になります。


② 空気が下がると温まる(1kmで約1.0℃上がる)

山を下ると気温が上がるのと同じです。

例えば…
山の上で10℃だった空気が地上まで下りてくると、20℃になります。


湿潤断熱変化

→ 水蒸気をたくさん含む空気 の温度変化です。

① 空気が上がると冷えるけど、ゆっくりです。(1kmで約0.5〜0.7℃下がる)

水蒸気がたくさんあると、上がる途中で 水滴(雲)ができます。

水蒸気が水滴になるときに「熱」を出す ので、温度があまり下がりません。

例えば…
地上で20℃の湿った空気が1km上がると、15℃くらいになります。(乾燥した空気より暖かい)。

② 空気が下がると温まります。

雲の水滴が蒸発すると、水蒸気になります。

これで湿った空気は 乾いた空気に戻る ので、下がるときは乾燥断熱変化と同じなことが多いです。



乾燥断熱変化と湿潤断熱変化の差によって起こる現象が『フェーン現像』です。




美ヶ原の滝雲の時

この時は、山を越えた箇所である立科だけ急に気温が下がっていました。


滝雲の写真をみても…雲の流れ落ちた後の方が、雲量が多そうに見えます。

空気が山を登る時は、乾燥断熱変化の時間が長くて、山頂近くの途中で雲が発生し(湿潤断熱変化)
山を越えても、湿潤断熱変化が起こり続けたことにより、気温が下がったのかなぁって思います。


そういえば、諏訪の湿度も雲海発生しているにしては低めでした。



雲海発生時の詳しい話は記事に↓


予想の域なので、わかりませんが…

過去に遭遇した滝雲事例を見返す必要がありそうです。

そこに、滝雲予想確率を上げるためのヒントがあるといいなぁ。


まとめ

乾いた空気は1kmごとに1℃変わります。(乾燥断熱変化)
湿った空気は1kmごとに0.5〜0.7℃変わります。(湿潤断熱変化)



今回は、滝雲記事でアメダスを見返していて、気づきからの深掘りでした。

家に帰ってから、撮影時のアメダスと地形図を照らし合わせるのは大事ですね!


滝雲発生予想確率100%にいつかなりたい…



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