風景系フォトグラファー(登山)的Windyの使い方
今回は、私のWindy.comの使い方です。
たぶん、風景系フォトグラファーに使い方が偏ってます。
おそらく、外でスマホで使用することが多いと思うので、スマホでの使用方法です。
機能が多すぎて、全部解説しているとすごい量になってしまうので、主に使用する部分だけにしました。(厳選したはずなのに、とっても長くなってしまいました…)
※2025年2月時点の情報です。
最近Windyについて危険だなぁと思う使い方をしているフォトグラファーや登山家がいて気になっています。
使う前に知っておいて欲しいことについて書きました。
はじめに
Windyとは…調べたら書いてあるサイトがいっぱい出てくるので、割愛します。
ここ最近は、風景系フォトグラファーが1番よくみてる天気アプリではないのでしょうか?(私の体感)


まずダウンロードしたら、各種単位を設定します。
🔴+三みたいなマーク→設定 で、(下図)ページが開けます。

単位は、自分がわかりやすいものだったらどれでも良いです。
続きまして、アニメーション設定です。

個人的に、直感的に図が見やすくなるので、
粒子アニメーションと気圧の等値線をオンにしています。
天気を見てみよう
設定が終わったら、天気を見ていきましょう。
地図上の地名をクリック…もしくは右側の虫眼鏡マークから地名を検索します。
今回は、新潟の天気を見ていきましょう。

表示、もしくは予想モデルをクリックすると、
(下図)のような選択画面が出てきます。

①予報 をクリックすると1時間毎と3時間毎を切り替えられます。(premiumプランのみ)
雲の高さと降水の種類について
②Meteog. をクリックすると、その地点の細かいデータを見ることができます。

気温、風速に加えて、
黄色の囲っているところでは、地上気圧•標高毎の雲の高さ•降水量と降水の種類がわかります。
立体的な図の左端側の薄グレーの文字が、標高を表します。
そして、立体的なうねうねしたグレーの絵が雲の位置を表します。
また、棒グラフには予想降水量と内訳があります。
青が降水
紫が対流性降水(積乱雲による雨だから、上振れ下振れしやすい)
水色が降雪
を表しています。
例えば…3日20時は、地上気圧1004hPa•標高6kmくらいまでの背の高い雲がありそうだなぁと予想されます。
また、対流性降水が表示されていることからも、背の高い雲から雨が降りそうということがわかります。
各モデルを見比べよう

Windyでは、5種類の天気予報を見ることができます。(③の位置)
個人の考え方として、すぐに避難することが出来る街中ならまだしも、
すぐに避難ができない自然の中では、一つの天気予報に頼るのは危ないと感じています。
現時点で、気象学にはまだまだ解明されていないことがいっぱいあり、予想を確実に当てるのは困難です。
天気に絶対はありません。
各情報を見比べて、出かける前に状況によっての色々な行動パターンを考えておくことが、安全な写活(登山)への一歩だと思っています。
④予報を比較 をクリックすると各予報を一覧で表示することも出来ます。


各モデルの特性
各予報を見比べよう…といっても、予報が分かれた時に、何を1番に信用しようか迷う時があると思います。
そのために、各予報の作られ方についてまとめようと思います。
Windyで見ることの出来る予報は
•GFS 22km(アメリカ海洋大気局 全球モデル)
•ECMWF 9km(ヨーロッパ中期予報センター 全球モデル)
•ICON 13km(ドイツ気象局 全球モデル)
•METEOBLUE(スイスバーゼル大学)
•MSM 5km(日本気象庁 メソモデル)
の5つです。
まず、全球モデルの他3つと、メソモデルであるMSMは計算のされ方が違います。(METEOBLUEについてのデータが見つからなかったので、外します)
これを全て書き始めると長すぎるので別記事にしようと思っていますが、大雑把に言うと、
全球モデルは、地球が丸くてぼんやりした大きな山があると仮定して、どんな天気になるのか計算されています。
(下図は気象庁の全球モデル地形です。ECMWF等海外の図形は公開されていないのか、見つけることができませんでしたが、形は似たようなものだと思われます)

引用:気象庁ホームページ
メソモデルは、予報したい地域が箱庭のようでそこそこ細かなぼんやりした大きな山があると仮定して、どんな天気になるのか計算されたものです。

引用:気象庁ホームページ
では、メソモデルであるMSMが、地形が細かいから1番正しいのかと言うと、一概にそうでもありません。
気象庁のホームページには、2020年9月までの各予報の的中率が公開されています。


それによると、ECMWFが2020年時点で1番的中率が高いことがわかります。
メソモデルは全球モデルのデータを元に計算されるので、全球モデルの精度に影響を受けてしまいます。
図を見ると、日本の全球モデルはECMWFの全球モデルより精度が低いです。
ちなみに、ECMWFはヨーロッパの天気予測なので、日本地域でのメソモデルはありません。
また、格子間隔というものも各予報で違います。

全球モデル•メソモデル共に、地球大気や海洋・陸地を細かい格子に分割して、計算をされています。
その格子間隔が文字の横の距離です。
例えば、GFSは22km、ECMWFは9kmです。
この格子間隔の5〜8倍以上の規模の天気予報しか、一般的にはすることがでないとされています。
例えば…
梅雨前線は数百〜1000km
個々の積乱雲が5〜15km
です。
格子間隔が小さいほど、細かな天気が計算できます。
しかし、大きな天気は格子間隔が大きくても計算することができます。
また、全球モデルとメソモデルは使用されている物理式が違うので、そもそも予想が得意な天気が違います。
現時点で私にとっての使い分けは、
長期はECMWF+GFS(特に台風)
前日くらいからMSM+ECMWF
をメインに、他は参考値として見比べて使用しています。
一概に、どれが当たるとは言い切れないので、場合によって使い分けが必要だし、
そもそも、予想をするための地形が大雑把だから、細かく見過ぎないようにしています。
(個人的に、はじめてモデル地形を見た時に、こんな大雑把な山の計算しかしていないデータのみしか見ずに、出掛けていたことにゾッとしました…)
ちなみに、このモデル地形を補うために"ガイダンス"というものが存在してますが…それもまた今度に。
標高毎の風
また、Windyでは標高毎の風を見ることができます。

(上図)のつまみを動かすと標高毎の風のアニメーションを見ることができます。

または、ここでAirgramを選ぶことにより、標高毎の風を見ることができます。
実際の雲の高さ
また、ラジオゾンデもwindyで確認することができます。
ラジオゾンデとは、気球に気象観測機を付けて飛ばして、上空の風速や風向、気温と露天(雲の位置)を直接観測したものです。


(上図)は3日21時つくば市で観測されたデータです。
ラジオゾンデ(エマグラム)の読み方は、話し出すと長くなってしまうので、また次回。(機能が多すぎて、また次回が多い…)


ラジオゾンデ(エマグラム)のデータと、各天気予報の雲の高さや上空の風を見比べることにより、
現時点で予報は当たっているのかの確認に使っています。
目的毎のレイヤー


その他、目的によって沢山のレイヤーがあります。
この辺りは、各自好みがあると思うので、見比べてお気に入りを見つけてください。
私は、雲のレイヤーを見ることが多いです。
また、星撮りの時は、大気質も確認します。
同じ撮影地でも、大気質の状態で星の見え方が全然違うので。
まとめ
以上、かんたん⁇なWindyの使い方でした。
サラッと書きたかったのに、3000字超えちゃったよ…
機能が多すぎて、全部詳しく書いていたら大変なことになりそうです。
ほぼ毎日確認している、私にとっての一軍的機能しか書くことができませんでした…。
でも、あくまでWindyはモデル地形に対してのスパーコンピューターの計算でしかないので、信じすぎずに信じるくらいが良いと思っています。(特に天候が荒れそうな危ない時とか)
結局、地形に対して自分が予想するスキルや現地で天気の変化に対応するスキルが必要ですね、、、
上手に使いこなして、楽しいWindyライフを過ごしましょう!!!
私は、歯磨きをするかのように、毎日のルーティンで週末の天気を見ています!(出かけないのに…)
こういった「絶景を撮るための天気の読み方」を継続して書いています。
次の記事も読みたい方はフォローしてもらえると嬉しいです。
初めての方はガイドマップへ
メンバーシップでは撮影に行った結果を、気象考察をしています。
また、雲海撮影のための天気予報の読み方をより詳しくまとめた記事もあります。
いいなと思ったら応援しよう!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
次の絶景探しを、チップで応援していただけると嬉しいです。