“影の主役”マグネシウムは人生を変える!? 600以上の役割をこなす重要栄養素
どうもナカハラです。
精密栄養学で学んだこと、実践したことを元に、皆さんに役立つ健康情報をお届けしています!
本日も激しい暑さが続いていますね。
昨日、東京から来られた方と話をしていたのですが「関西の方が涼しいですね」と言われました。
正直全然わかりません笑
関東の暑さは台風の影響もあるのかもしれませんが、引き続き水分補給に気をつけて頑張っていきましょう!
さて、本日のテーマは「マグネシウム」について。
やろうやろうと思いながら、しっかり調べてまとめるのに時間がかかってしまい、後回しにしていました。
僕が学んでいる精密栄養学の先生も「マグネシウムは本当に人生を変えるぐらいの力がある」と仰るほど、重要なミネラル。
個人的には血液検査やミネラル検査で特に指摘されたことはありませんでしたが、調べてみると本当に重要だということが分かりました!
この記事を読んでいただければ、マグネシウムマスターになれるぐらい気合いを入れて調べましたので、ぜひお読みください!笑
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声も聴いていただけたら嬉しいです笑
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マグネシウムとは何か

マグネシウムは必須ミネラルの一つ。
ナトリウムや亜鉛と同じように、体にとって欠かせない栄養素です。
驚くべきことに、600種類以上の酵素反応に関わっています!
酵素反応とは、体内で起こる様々な化学反応のこと。
栄養の代謝、エネルギー産生、細胞の修復など、生命維持に欠かせない反応。
化学反応を促進するのがエンジンだとすれば、マグネシウムは潤滑油のような役割。
体をスムーズに動かすために、至る所で必要とされる重要なミネラルなのです!
マグネシウム不足で起こる症状

マグネシウムが不足すると、実に様々な不調が現れます:
身体的症状
慢性疲労
睡眠の質低下
筋肉の痙攣(まぶたのピクピク、こむら返りなど)
肩こり・頭痛
便秘
不整脈
高血圧
精神的症状
不安感
イライラ
集中力低下
深刻な影響
がん細胞の増殖促進
これほど多くの症状に関わるのは、600種類以上の酵素反応に必要だからこそ。
不足すると、体のあらゆる機能に影響が出てしまうのです。
マグネシウムを摂取するメリット

エネルギー生産の向上
ミトコンドリアでのエネルギー生産に、マグネシウムは重要な役割を果たしています。
ATPというエネルギー通貨を生成するのに必要で、さらにATPが体内で安定して使われるためにもマグネシウムとの結合が必要。
つまり、疲労回復や元気な体を作るためには欠かせない栄養素です!
筋肉機能の改善
筋肉の柔軟性や弾力性をサポートし、スムーズな動きを促進。
心臓も筋肉なので、心臓機能の向上にもつながります。
精神安定とストレス軽減
コルチゾール(ストレスホルモン)の分泌を抑制し、リラックス効果をもたらします。
現代人は慢性的にコルチゾールが分泌され続けている状態が多いため、マグネシウムによるリラックス効果は非常に重要。
コルチゾールについては下記記事をどうぞ!
古代ギリシャの戦士たちも、戦いの後は温泉で疲れを癒していました。
温泉にはマグネシウムが豊富に含まれており、直感的にその効果を理解していたのでしょう。
「癒しのミネラル」と呼ばれる所以ですね。
その他の効果
良質な睡眠の促進
DNA安定化と修復サポート
PMS症状の緩和(女性の生理前症状)
マグネシウムの体内分布と検査の限界
体内のマグネシウムは以下のように分布しています:
骨:約60%
筋肉など骨以外の組織:20-30%
血液:1%未満
実は血液検査のマグネシウム値では、体内の状況が正確に分からないのです。
体は血中濃度を一定に保とうとするため、マグネシウムが不足すると骨から溶かして血液中に補充します。
つまり、血液検査では正常値でも、実際は不足している可能性があるということ。
より正確に知りたい場合は、専門的なミネラル検査を受ける必要があります。
僕もヘルスケアサービス8weeks.aiのミネラル検査を受けたところ、マグネシウムが少ないという結果でした。
特に何も言われませんでしたが笑
カルシウムとの拮抗関係

マグネシウムとカルシウムは拮抗関係にあります。
カルシウムが多すぎる → マグネシウムが下がる
マグネシウムが多すぎる → カルシウムが下がる
筋肉への作用でも:
カルシウム:筋肉の収縮
マグネシウム:筋肉の弛緩
現代人はカルシウム過多になりがちなため、意識的にマグネシウムを摂取することが重要。
理想的なバランスは「カルシウム:マグネシウム = 1.5:1」程度とされています。
乳製品の摂りすぎは、マグネシウム不足を招く可能性があるので注意が必要ですね!
マグネシウムが不足しやすい生活習慣
ストレス
ストレスがかかるとコルチゾールの分泌により、腎臓でのマグネシウムの再吸収がされにくくなり、尿として排出されやすくなります。
アルコール・カフェインの摂取
利尿作用により、マグネシウムが尿と一緒に排出されます。
乳製品の摂りすぎ
先ほど説明した拮抗関係により、マグネシウム不足を招きます。
加工食品の摂取
加工過程でミネラルが除去されているため、マグネシウム摂取量が不足しがち。
摂取量の現状と目標

理想の摂取量
1日350〜500mg
日本人の平均摂取量
約250mg
つまり、約100mg不足している計算になります。
この不足が、後述するがんリスクとも関係してくるのです。
マグネシウムを多く含む食材
海藻類
わかめ、昆布など
種子類・ナッツ類
ゴマ、各種ナッツ
豆類
黒豆、大豆など
緑黄色野菜
ほうれん草、小松菜など
クロレラ
藻類の一種で、マグネシウムが豊富。
さらにクロロフィルという成分にマグネシウムが含まれ、効率的に摂取できます。
デトックス効果や重金属排出作用もあるスーパーフード。
その他
味噌汁(ミネラル豊富)
天然塩(沖縄の塩、ヒマラヤ岩塩など)
加工食品を控え、これらの自然な食材から摂取することが大切です。
サプリメントでの摂取方法

サプリメントには「無機塩マグネシウム」と「有機塩マグネシウム」があります。
無機塩マグネシウム
酸化マグネシウム
吸収率:約4%と低い
医療現場では下剤として使用される
腸内に残りやすく、下剤効果がある
硫酸マグネシウム(エプソムソルト)
入浴剤として使用
皮膚からの吸収に適している
経口摂取が体質的に合わない人におすすめ
有機塩マグネシウム
アミノ酸キレートマグネシウム
吸収率が高い
短期的なマグネシウム不足解消に効果的
代表例:
グリシン酸マグネシウム
タウリン酸マグネシウム
注意が必要なもの:
アスパラギン酸マグネシウム
グルタミン酸マグネシウム
これらは脳を過度に刺激し、神経毒性の可能性があるため長期使用は避けましょう。
塩化マグネシウム
これはオススメのマグネシウムサプリです!
水溶性で吸収効率が良い
長期使用に適している
安定性も高い
ビスグリシン酸マグネシウム
2つのグリシン(アミノ酸)とマグネシウムが結合
筋肉の緊張緩和
睡眠の質向上
吸収率が高く、胃腸に優しい
継続摂取しやすい
摂取のコツ
摂取タイミング
胃酸によって吸収が促進されるため、食中または食後がベスト。
脂肪の多い食事やプロテインと一緒に摂ると吸収率がアップ。
分割摂取
胃腸への負担を考慮し、1日2~3回に分けて摂取することを推奨。
一気に大量摂取すると下痢を起こす可能性があります。
皮膚からの摂取
経口摂取が苦手な方は、エプソムソルトでの入浴がオススメ。
医師との相談
体質に個人差があるため、医師と相談しながら選ぶのが最も安全です。
マグネシウムとがんの関係

前半にお伝えしましたが、マグネシウム不足は、がんリスクの増加と密接に関係しています。
海外の研究事例
スウェーデンの研究
対象:40〜75歳の女性約60,000人
期間:14年間の追跡調査
結果:マグネシウム摂取により大腸がん・直腸がんのリスク低下が確認
日本の研究
対象:約87,000人の男女
期間:10年間の追跡
結果:特に男性で大腸がんリスクが低下
特徴:飲酒習慣がある人や痩せ型の人ほど予防効果が高い
膵臓がんの研究
対象:50〜76歳の男女約6,000人
期間:8年間の追跡
結果:マグネシウム摂取量が75%未満(1日100mg程度少ない)の人は、膵臓がんリスクが約24%上昇
この100mgという数値は、まさに日本人の平均的な不足量と一致します!
乳がんとの関係
女性の乳がんリスクにも、マグネシウム摂取が関係しているという研究結果があります。
なぜマグネシウムががん予防に効果的なのか
アポトーシスの促進
マグネシウムは「アポトーシス」というプログラム細胞死を促進します。
アポトーシスとは、細胞が自ら死んでいく仕組みで、体内の異常または不要な細胞を除去する重要な機能。
なんとがん細胞は、このアポトーシスを回避する能力を持っています。
凄すぎやろ笑
マグネシウムがアポトーシスを強化することで、がん細胞の増殖や転移を抑制する効果が期待できます。
ビタミンDとの相乗効果
以前お話ししたビタミンD3と、マグネシウムの連携が、がん予防において非常に重要とされています。
マグネシウムがビタミンDの吸収を促進するため、両方を一緒に摂取することで、より効果的ながん予防が期待できるのです。
まとめ
マグネシウムは「サブキャラ」のように思われがちですが、実際は主要な栄養素の一つ。
タンパク質やビタミンと同じように、健康維持には欠かせない「メインキャラ」です!
600種類以上の酵素反応に関わり、エネルギー生産から精神安定、がん予防まで幅広い効果を持つマグネシウム。
現代人の多くが不足しがちな栄養素だからこそ、意識的に摂取していく必要があります。
僕自身もミネラル検査で不足が判明したため、最近は食生活を見直しています。
また血液検査を受けて、どのような変化があったかお伝えできればと思います!
皆さんも、まずは食生活から意識してみてください。
そして必要に応じて、適切なサプリメントの摂取も検討してみてくださいね。
それでは、今日も健康で!
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参考文献・エビデンス一覧
マグネシウムの生理機能
Volpe, S. L. (2013). Magnesium in disease prevention and overall health. Advances in Nutrition, 4(3), 378S-383S.
de Baaij, J. H., et al. (2015). Magnesium in man: implications for health and disease. Physiological Reviews, 95(1), 1-46.
マグネシウムとがん予防
Larsson, S. C., et al. (2005). Magnesium intake and risk of colorectal cancer: a meta-analysis. American Journal of Clinical Nutrition, 81(1), 230-236.
Fang, X., Wang, K., Han, D., et al. (2012). Dietary magnesium intake and risk of colorectal cancer: a dose-response meta-analysis. British Journal of Nutrition, 108(9), 1552-1562.
マグネシウムと心血管疾患
Rosanoff, A., et al. (2012). Suboptimal magnesium status in the United States: are the health consequences underestimated? Nutrition Reviews, 70(3), 153-164.
マグネシウムの吸収と代謝
Schuchardt, J. P., & Hahn, A. (2017). Intestinal absorption and factors influencing bioavailability of magnesium—an update. Current Nutrition & Food Science, 13(4), 260-278.
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