見出し画像

【必読】葉酸の効果と危険性。安全に摂取するには?

どうもナカハラです。

精密栄養学で学んだこと、実践したことを元に、皆さんに役立つ健康情報をお届けしています!

ヨーロッパ旅行が近づいてきて、なかなかバタバタしています。

準備しなければならないことが山積み。

ガウディも見たいので予約が必要だったり、細かいことがいろいろあって面倒ですね笑

まあ、楽しみながらやっていけたらと思います!

先日の配信も反応もいただいているので、ヨーロッパ旅行の話も適宜していけたらと思います!

ずっと健康の話ばかりでも面白くないので、いろいろ試行錯誤しながらやっていきますね笑

もちろんメインは健康情報

そこはブレずに続けていきます!

■Podcastの配信をしています!
声も聴いていただけたら嬉しいです笑
こちらからぜひどうぞ!

葉酸の基本を理解しよう

葉酸_ビタミンB12_妊婦_がん | 精密栄養学

本日は昨日のビタミンB12と関連性の深い「葉酸」について詳しくお話しします。

葉酸も奥が深くて、いろいろな側面があります。

これさえ読めばある程度理解していただけるようお話していきます!

葉酸とは何か

葉酸は昨日もちょっと触れましたが、ビタミンB群の一種。

厳密に言うとビタミンB9で、ビタミンB12と非常に関係が深い栄養素です。

主な機能は:

  • DNAの合成や修復

  • 胎児の発育において不可欠な栄養素

  • 神経伝達物質の生成

妊婦の方は特に意識して葉酸を摂取するよう言われることが多いですよね。

本日は効果と過剰摂取で健康を損なうリスクについてもお話していきます。

天然型葉酸と合成型葉酸の違い

葉酸_ビタミンB12_天然型葉酸_合成型葉酸 | 精密栄養学

葉酸には大きく分けて2つの種類があります。

天然型葉酸(食品由来)

自然界に存在する葉酸で、食べ物から摂取できるもの。

主に緑黄色野菜、果物、豆類、レバーなどに含まれています。

食品中の天然型葉酸は「ポリグルタミン酸型」と呼ばれ、複数のグルタミン酸が結合した形で存在。

グルタミン酸は神経伝達物質として、またエネルギー代謝やアンモニアの解毒にも関係する重要な物質です。

天然型葉酸は体内で消化吸収されやすい形に変換されるため、吸収効率が良いのが特徴。

合成型葉酸(人工由来)

人工的に作られた葉酸で、サプリメントや栄養強化食品に使用されます。

単一のグルタミン酸が結合した形で存在し、「モノグルタミン酸型」と呼ばれます。

科学的に作られているだけあって、吸収されやすく安定性も高いとされています。

葉酸の体内での働き

葉酸_ビタミンB12_妊婦_がん_メチル化 | 精密栄養学

葉酸は体内でメチル化という重要なプロセスに関与しています。

メチル化とは何か

DNAは体の設計図ですが、それ自体は変わることなく、遺伝子の働きを調整するスイッチのような役割を果たすもの。

この機能をオン・オフすることで「今この機能を使おう」「今は休ませよう」という切り替えを行います。

これがメチル化と呼ばれるプロセス。

僕は血液検査でこれが適切に回っていないから疲れているのではないかと言われ、ビタミンB群の摂取を勧められました。

実際に摂取して元気になったのは、ビタミンB群のところでお話しした通りです!

メチル化の重要性

体の細胞が正常に機能するために、メチル化は非常に重要な役割を果たします。

具体的には:

  • 有害な遺伝子の働きを抑制

  • 必要な遺伝子を活性化

  • DNAの構成成分を作る過程に関与

適量の葉酸はこのプロセスに不可欠ですが、過剰になると(合成型葉酸)がん細胞の増殖を助ける可能性も出てくるのです。

合成型葉酸の過剰摂取リスク

葉酸_ビタミンB12_妊婦_がん_合成型葉酸 | 精密栄養学

ここが本日の最重要ポイント!

合成型葉酸の過剰摂取には注意が必要

これを覚えておいてください。

研究で明らかになったリスク

ノルウェーの研究では、合成型葉酸とビタミンB12を大量摂取したグループで:

  • がんの発生率が約21%上昇

  • がんによる死亡率が約38%上昇

別の研究では、合成型葉酸の過剰摂取で大腸がんの発生率が約77%も上昇したという報告も。

かなり高い数値ですよね…。

天然型葉酸は安全

重要なのは、これらのリスクは合成型葉酸を長期的に過剰摂取した場合に限られるということ。

天然型葉酸では、こうしたがんのリスクはほとんど見られません。

適切な摂取量

1日の推奨摂取量は400μg以内とされています。

この範囲内であれば、大きな問題はありません。

グルタミン酸と脳への影響

葉酸_ビタミンB12_妊婦_がん_グルタミン酸 | 精密栄養学

葉酸に含まれるグルタミン酸についても少しお話しておきます。

グルタミン酸の役割

脳内で非常に重要な神経伝達物質として機能:

  • 神経細胞間での情報伝達

  • 学習と記憶に関与

  • 脳にとって重要な働き

過剰摂取の危険性

グルタミン酸が過剰になると、神経細胞が必要以上に興奮状態になります。

この状態が長期的に続くと、細胞を傷つける可能性があり、認知症などの深刻な脳の病気につながる恐れもあります。

これは「エキサイトトキシン」と呼ばれる現象。

葉酸からのグルタミン酸は安全

ただし、葉酸に含まれるグルタミン酸は脳の神経伝達物質としては機能しないため、適量摂取では直接的な影響は与えません。

やはり何でも「過剰摂取」がバランスを崩す原因になるということですね。

妊婦にとっての葉酸の重要性

葉酸_ビタミンB12_妊婦_がん | 精密栄養学

胎児の神経管形成

妊娠初期(3〜4週目)に、脳と脊髄のもとになる神経管という構造が形成されます。

この時期に急速な細胞増殖が行われるため、DNAの合成や修復に関与する葉酸が重要な役割を果たします。

先天異常のリスク軽減

葉酸不足は神経管閉鎖障害のリスクを高め、二分脊椎や無脳症などの先天異常の可能性が上がります。

健やかに生まれてきてほしいからこそ、意識して摂取していきましょう!

ビタミンB12との相乗効果

昨日お話したビタミンB12と葉酸はセットで働くことが多く:

  • 赤血球の生成

  • DNAの新生

  • メチル化プロセスの促進

これらすべてが胎児の健全な発育に関わってきます。

実践的な摂取方法

基本は天然型葉酸

やはり天然型葉酸を400μg以内で摂取するのが理想的。

緑黄色野菜、果物、豆類、レバーなどに多く含まれているので、これらの食品を意識して摂取してください。

サプリメントの使い方

明らかに不足している場合の短期的な補給としてはサプリメントも有効。

ただし、基本的には注意が必要な「フォリックアシッド」(合成型葉酸)よりも、食品からの摂取を優先しましょう。

精密栄養学の先生の授業を聞いていても、あまりフォリックアシッドはおすすめしていない印象でした。

「最初に話したように、食品から摂取してください」という方針ですね。

まとめ:葉酸の光と影

葉酸は体にとって非常に重要な栄養素ですが、「取れば取るほど良い」というものではありません。

重要ポイント

  • 天然型葉酸を適量摂取(400μg以内)

  • 合成型葉酸の長期大量摂取は避ける

  • 特に妊婦は意識的に摂取を心がける

  • 食品からの摂取を基本とする

よく友達に言われるのが「配信を聞いていると全部必要に聞こえてくるけど、何をどうしたらいいかわからない」ということ。

全部をやる必要はなくて、足りているものを取っても意味がないですし、人によって必要なもの、改善すべきところは違います。

それを解析していくのが精密栄養学

いつも言っているように、血液データでその人の体調を読み解きながら、遺伝子腸内環境ライフスタイルを総合的に見て、パーソナルに最高の体調を目指すということ。

実際に、僕もカウンセラーを目指してやっているので、より皆さんのお役に立てるよう頑張っていきます!

引き続きよろしくお願いいたします。

それでは、今日も健康で!


▸ いいなと思ったらスキをいただけると励みになります!
▸ よろしければフォローして、新着記事もぜひお楽しみください!
▸ 感想や質問はコメントでお待ちしています!

音声配信ポッドキャスト

ポッドキャスト_Podcast_精密栄養学ラジオ | 精密栄養学

ポッドキャストで音声配信もしています!
移動中・リラックスタイムなど、「ながら聴き」もオススメです。
こちらからぜひどうぞ!

■精密栄養学ラジオ
Spotify
Apple Podcast
Amazon Music Podcast
YouTube

医療_予防医療_予防医学_分子栄養学 | 精密栄養学

※本ブログに掲載している医療・健康情報は、あくまで筆者の体験や学んだ知識をもとにしたものです。
特定の企業や製品を推奨する意図はありません。
薬や医療機関を選ぶ際は、ご自身の判断、またはかかりつけ医への相談をおすすめします。

※本ブログに掲載している商品は、実際に使用した上で良いと感じたもの、推奨できると判断したもののみを紹介しています。(アフィリエイトリンクを含みます)


参考文献・エビデンス一覧

葉酸の基本機能と代謝 Bailey, L. B., & Gregory, J. F. (1999). Folate metabolism and requirements. Journal of Nutrition, 129(4), 779-782.

Stover, P. J. (2004). Physiology of folate and vitamin B12 in health and disease. Nutrition Reviews, 62(6), S3-S12.

合成型葉酸と健康リスク Ebbing, M., et al. (2009). Cancer incidence and mortality after treatment with folic acid and vitamin B12. JAMA, 302(19), 2119-2126.

Cole, B. F., et al. (2007). Folic acid for the prevention of colorectal adenomas: a randomized clinical trial. JAMA, 297(21), 2351-2359.

メチル化と遺伝子発現 Crider, K. S., et al. (2012). Folate and DNA methylation: a review of molecular mechanisms. Human Molecular Genetics, 21(R1), R54-R83.

妊娠期の葉酸と神経管閉鎖障害 MRC Vitamin Study Research Group. (1991). Prevention of neural tube defects: results of the Medical Research Council Vitamin Study. The Lancet, 338(8760), 131-137.

De-Regil, L. M., et al. (2010). Effects and safety of periconceptional folate supplementation for preventing birth defects. Cochrane Database of Systematic Reviews, (10), CD007950.

いいなと思ったら応援しよう!

ナカハラ|精密栄養カウンセラー いただいたチップは、発信を続けるための勉強講座代、健康管理費(検査費やサプリ、健康器具)や、配信に使う機材購入費として大切に使わせていただきます。 あなたの応援が、明日の活動の力になります。本当にありがとうございます!