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#34|令和26年5月30日、定期受診の日

認知症の母とMCIの父。
海を超えた遠距離介護を続けています。

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フランスからの遠距離介護


フランス時間、深夜0時。

アレクサで繋がると、
父が、カレンダーを見ながら、
母に言っていた。

今日は2026年5月30日。

覚えたか?

母が、
小さな声で言った。

令和26年5月30日。

令和じゃない、
2026年5月30日だ。

もうわかんない。


おはよう、
受診の準備?

おう、
いつも聞かれるからな。

今日はお昼、
かあさんが珍しく、
木曽路でランチをしたいと言っているから、
11時から予約をしておいた。

久しぶりにしゃぶしゃぶだ。

と、父が言った。

たまにはいいね。近くだし。

ケアハウスに、
欠食届は出した?

おう、もう出してある。

今日、
付き添いのHさんが、
8時半に来るからね。

金庫から、
赤い巾着袋を出しておいて。

お薬手帳、
マイナンバーカード、
敬老パス、
診察券を、
入れている袋だった。

そのまま、
Hさんに渡してね。

父が、
巾着袋を開けた。

なぜか、
貯金通帳が混ざっていた。

通帳は、金庫にしまって。

父は、
通帳を戻しながら、
また巾着袋を開けた。

金庫、ちゃんと閉めた?

そのまま、Hさんに渡して。

ああっ、
もう開けないで。

母が言った。

大きい声出さないで。
あんたの家じゃないんだから。Hさんに、
母の薬の調整について、
医師に伝えてほしいことを、
LINEで送っておいた。

朝、
目を覚ますと、
Hさんから、
受診報告のメッセージが入っていた。

睡眠導入のお薬を、
少し強くして、
様子を見るとのことでした。

ご両親は、そのあと、
コメダへお茶をしに行くと、
出かけられました。

父に、ビデオ通話をした。

今日、お昼ご飯はどうしたの?

コメダから帰ってきて、
食堂に行ったら、
欠食でしたよね、
とスタッフに言われた。

だから、
コンビニのおにぎりで済ませた。

木曽路は?

明日じゃなかったか?


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