私の英語学習50年(45)【コラム 新しい英語の学び方】英語の「名詞」とは(4)
続いて参考書の説明文のなかにある「可算名詞」「不可算名詞」の説明文をみてみよう。
「数えられる名詞と数えられない名詞があり、(略)数えられる名詞には複数形がある。」
これもウソである。
英語の語に数えられる名詞と数えられない名詞の二種類があるのではない。
こんなことを教えられると、多くの英語学習者がmanは数えられる名詞であってwaterは数えられない名詞である、といった根本的に間違った理解をしてしまう可能性が高い。
そうではない。
manもwaterも、話し手・書き手が数えられるものと認識していれば数えられるし、数えられないものと認識していれば数えられない。
数えられるか数えられないかというのは、人間の認識のあり方が決めることであって、客観的にみてどうのということではない。
であるから、もし話し手・書き手が心のなかでmanを数えられないものとして認識しているならば、manは数えられないものとして用いられる。
以下の例のとおりだ。
Man is mortal.(人はかならず死ぬ。)
一方で、もし話し手・書き手が心のなかでwaterを数えられるものと認識しているならばwaterは数えられるものとして用いられる。
以下の例のとおりである。
There are many waters on the road.(その道には水たまりが多い。)
一部の例外をのぞけば、世界の多くの「もの(名詞)」は、数えられると認識することもできるし、数えられないと認識することもできる。
ゆえに「名詞には数えられない名詞と数えられない名詞がある」という説明は、まっかなウソである。
そして、こんなウソを生徒に教える英語の先生は、すぐに仕事を変えるべきである。
(つづきは↓)
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