英語の「もの」(名詞)認識の三層構造について(3)――第二認識:「可算/不可算」
第二認識:「可算/不可算」
これで英語の名詞の第一認識である「特定/不特定」の区分と表現ができました。
そこで、第二認識で「可算/不可算」という区分と表現に移ります。
「可算/不可算」とはつまり、数えられるか数えられないか、ということです。
たとえば、「私には白髪がある」という内容を英語で表現したいとしましょう。
その際に、I have white hair.とするのは間違いです。
I have white hair.
×「私には白髪がある」
なぜならば、hairという語を何もつけないで裸のままで用いると、頭髪全体を示す「不可算」の表現つまり「髪というもの」の意味になるからです。
これでは、あなたは総白髪だということになってしまいます。
実際、white hairでグーグルの画像検索をしてみると、ほとんどの画像が真っ白な頭髪の人々の画像です。白髪交じりの頭髪の画像は見当たりません。
総白髪ではなく、少し白髪交じりであるということを言いたいのであれば、方法はふたつあります。
ひとつはhairを不可算の認識のまま用いて
I have gray hair.
とするのです。黒と白が混じっていればgray、灰色だろう、という理屈です。これも日本人には、なかなか納得しがたい理屈ですが。
もうひとつが、hairを「可算」と認識して表現するやり方です。
この場合には、hairを何もつけずに丸裸のままで用いるのではなく、a hair, hairs, a few hairsなどといったかたちにします。
実際の英語センテンスとしては、たとえば、
I have a few/many white hairs.
などといったものが考えられます。
I have a few/many white hairs.
(私には白髪が、いくらか/かなり、ある。)
