私の英語学習50年(42)【コラム 新しい英語の学び方】英語の「名詞」とは(1)
(↑のつづきです)
私は従来の日本の英語教育のあり方に批判的である。
根本からひっくり返さなければならないと考えている。
このコラムでは、従来の英語教育をどのように変えるべきかの一部を説明する。
まず、、ことにしよう。
以下に挙げた、ある学校英文法の参考書の一文をお読みいただきたい。
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名詞
人や物事の名を表わす。数えられる名詞と数えられない名詞があり、主語、目的語、補語になる。数えられる名詞には複数形がある。
(『総合英語フォレスト』第六版、桐原書店、p.11)
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英語学習者がこの説明文を普通に読めば、英語には「名詞」という種類の語があるのだと思うことだろう。
この理解は、根本的に間違いである。
こうした間違った理解をしてしまうと、英語の本質がたちまち見えなくなってしまう。
たとえば、中学生や高校生に「waterの品詞は、なに?」と尋ねるとする。
ほとんどが「名詞」と答えるに違いない。
これは間違いである。
たしかに、waterは「名詞」としても使えるが、そのほかに「動詞」(「水をやる」など)としても使うことができる。
さらには、「形容詞」としても使うことができる。
疑うのなら英和辞書をみてほしい。
さらに多くの例が出ているはずだ。
英語の「語」(word)とは「名詞」「動詞」「形容詞」「前置詞」とイコール関係なのではない。
実際にあるのは、それぞれの語が持っている「用法」(名詞用法、動詞用法、形容詞用法、前置詞用法、他)である。
なお、語が持っている「用法」という表現がしっくこないのなら、語が担っている「機能」「役割」などと呼んでもよいだろう。
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