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私の英語学習50年(42)【コラム 新しい英語の学び方】英語の「名詞」とは(1)

(↑のつづきです)

私は従来の日本の英語教育のあり方に批判的である。

根本からひっくり返さなければならないと考えている。

このコラムでは、従来の英語教育をどのように変えるべきかの一部を説明する。

まず、ことにしよう。

以下に挙げた、ある学校英文法の参考書の一文をお読みいただきたい。

☆☆☆

名詞 
人や物事の名を表わす。数えられる名詞と数えられない名詞があり、主語、目的語、補語になる。数えられる名詞には複数形がある。
(『総合英語フォレスト』第六版、桐原書店、p.11)

☆☆

英語学習者がこの説明文を普通に読めば、英語には「名詞」という種類の語があるのだと思うことだろう。

この理解は、根本的に間違いである。

こうした間違った理解をしてしまうと、英語の本質がたちまち見えなくなってしまう。

たとえば、中学生や高校生に「waterの品詞は、なに?」と尋ねるとする。

ほとんどが「名詞」と答えるに違いない。

これは間違いである。

たしかに、waterは「名詞」としても使えるが、そのほかに「動詞」(「水をやる」など)としても使うことができる。

さらには、「形容詞」としても使うことができる。

疑うのなら英和辞書をみてほしい。

さらに多くの例が出ているはずだ。

英語の「語」(word)とは「名詞」「動詞」「形容詞」「前置詞」とイコール関係なのではない。

実際にあるのは、それぞれの語が持っている「用法」(名詞用法、動詞用法、形容詞用法、前置詞用法、他)である。

なお、語が持っている「用法」という表現がしっくこないのなら、語が担っている「機能」「役割」などと呼んでもよいだろう。

☆☆☆




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