【成瀬 日本語・英語・翻訳講座】言語・日本語編(8)言語・思考・認識(9)個の視点・共同の視点
(↑のつづき)
個の視点・共同の視点
同じモノやコトでも、個人の視点からみるか、他者との共同の視点からみるかで、コミュニケーションのあり方が違ってくる。
個の視点:情報のギブ・アンド・テイク
個の視点でのコミュニケーションでは、話し手/書き手と聞き手/読み手の視点は区分される。

情報は、話し手/書き手から聞き手・読み手へと送られ、聞き手/読み手はそれを受け取る。
情報の「ギブ・アンド・テイク」の関係である。
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共同の視点:情報のシェア
共同の視点でのコミュニケーションでは、話し手/書き手と聞き手/読み手の視点は区分されない。

話し手/書き手は聞き手/読み手に積極的に情報をギブしようとせず、自己の視点からみえた世界を、ただ物語る。
ダイアローグ(対話)ではなくモノローグ(独話)の世界だ。
聞き手/読み手は、話し手/書き手の視点に自己の視点を移し、まるで話し手/書き手のわきに立つかのようにして話し手/書き手の世界の見え方を共有する。
こうして、話し手/書き手と聞き手/読み手は情報を「シェア」する。
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すべての言語は、個の視点と共同の視点の両方を併せ持っている。
だが、それぞれの言語ごとに、どちらの視線が強いかという特性がある。
英語は、個の視点がきわめて強い言語である。
日本語は、共同の視点がきわめて強い言語である。
(つづきは↓)
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