見出し画像

【成瀬 日本語・英語・翻訳講座】言語・日本語編(8)言語・思考・認識(9)個の視点・共同の視点

(↑のつづき)

個の視点・共同の視点

同じモノやコトでも、個人の視点からみるか、他者との共同の視点からみるかで、コミュニケーションのあり方が違ってくる。

個の視点:情報のギブ・アンド・テイク

個の視点でのコミュニケーションでは、話し手/書き手と聞き手/読み手の視点は区分される。

情報は、話し手/書き手から聞き手・読み手へと送られ、聞き手/読み手はそれを受け取る。

情報の「ギブ・アンド・テイク」の関係である。


☆☆☆

共同の視点:情報のシェア

共同の視点でのコミュニケーションでは、話し手/書き手と聞き手/読み手の視点は区分されない。

話し手/書き手は聞き手/読み手に積極的に情報をギブしようとせず、自己の視点からみえた世界を、ただ物語る。

ダイアローグ(対話)ではなくモノローグ(独話)の世界だ。

聞き手/読み手は、話し手/書き手の視点に自己の視点を移し、まるで話し手/書き手のわきに立つかのようにして話し手/書き手の世界の見え方を共有する。

こうして、話し手/書き手と聞き手/読み手は情報を「シェア」する。

☆☆☆

すべての言語は、個の視点と共同の視点の両方を併せ持っている。

だが、それぞれの言語ごとに、どちらの視線が強いかという特性がある。

英語は、個の視点がきわめて強い言語である。

日本語は、共同の視点がきわめて強い言語である。


(つづきは↓)

☆☆☆

☆☆☆

「ことさきく|成瀬由紀雄の日英文章・翻訳教室」では、このほかにも日本と日本人、英語・日本語・翻訳その他に関するコンテンツを数多くアップしてあります。総数は1000本を超えています。

いくつものマガジンを設定していますのでぜひチェックしてみてください。

いいなと思ったら応援しよう!