私の英語学習50年(75)英語ビジネスを通じての様々な出会い(2)TOEIC、長野オリンピック
(↑のつづきです)
変わったところでは、TOEICの主催団体である国際ビジネスコミュニケーション協会の仕事も請け負った。
英語テスト関連の仕事ではなく、日本企業のビジネスグローバル化に関するプロジェクトのお手伝いである。
これは私がおこなおうとしている、まさにそのミッションであり、私の現在のグローバル英語教育への情熱の一端は、この仕事から発しているといってもおかしくない。
私がかかわったグローバルビジネスコミュニケーションのプロジェクトは、かたちを変えて、いまも続いている。個人的にはとても嬉しいことだ。

☆☆☆
たいへんな思い出として残っているのは、1998(平成10)年の長野オリンピックの国際広報資料の作成のお手伝いである。
ある広報会社からの下請け仕事で、世界のメディアに対して開会式に関する資料を日本語だけでなく、英語とフランス語でも提供するというものである。
ところが、開会式の内容が直前になるまで決まらないのだ。
つまり、英語やフランス語にしようにも、もとの日本語原稿がない。
ずっと待っていると、まさに直前になって日本語原稿が決まったというので、大急ぎで英語とフランス語にしていくのだが、その内容が非常に日本的であるために、その日本的な概念に関する解説を新たに付け加えなければならない。

内容の突然の変更も何度かあった。
そのたびに翻訳をやりなおさなければならない。
そんなこんなで、てんやわんやの徹夜作業が続くことになった。
担当者と夜中の3時ごろに電話で話していると、私以上に向こうが消耗しているのがわかった。
私は自分の事務所にいるからまだましなのだが、彼はなんとオフィスにずっと泊まり込んでいる状態なのである。
いまならば、ブラック企業の話題として取り上げられそうな出来事だった。

(つづきは↓)
☆☆☆
☆☆☆
「ことさきく|成瀬由紀雄の日英文章・翻訳教室」では、このほかにも日本と日本人、英語・日本語・翻訳その他に関するコンテンツを数多くアップしてあります。総数は1000本を超えています。
いくつものマガジンを設定していますのでぜひチェックしてみてください。
