私の英語学習50年(73)サイマルとの最初の仕事が成功!
(↑のつづき)
状況をきいてみると、ある会社から請け負った英文パンフレットの英文原稿作成にトラブルが生じているという。
パンフレットの英文の初稿を出したところ、会社の担当者から内容のピントがずれていると指摘されたうえで修正を求められたのだという。
「途中からの仕事で申し訳ないんですが、手伝ってもらえないでしょうか」
「それでは、資料を送っていただけば、私のほうでまず『スケルトンシート』をつくってみます」
「スケルトンシート?」
「はい、原稿の骨組みを示す、いわば原稿の設計図です。それをクライアントさんに見ていただいて了承を得たのちに、肉付けをして実際の原稿をつくっていきます。
今回は最終原稿が英語ですがクライアントさんは日本人なので、最初は日本語でスケルトンシートをつくってそれをみてもらいます。そうすれば原稿の方向性が明確にわかりますので、そのあとにその構成をもとにして英語原稿をつくると内容的には問題が生じることがなくなります」
「なるほど」

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その後、資料を送ってもらい、それをもとにスケルトンシートを作成した。
サイマルの担当者がそのスケルトンシートを会社の担当者にみせたところ、快諾されたとのことだった。
これまでこうした詳細な原稿設計図を業者からもらったことがなかったが、これからはこのやり方で仕事を進めていきたいと会社の担当者はコメントしたそうだ。
日本語の元原稿をつくる際には、日本語の思考や表現のあり方を重視するのではなく、英語に翻訳した際に英語の思考や表現のあり方が十分活きるかたちの日本語をつくることを心掛けた。
すなわち、日本語の原稿の段階からして、すでに半分は英語なのである。
そうやって日本語原稿を完成させた後に、私と日英ネイティブ翻訳者がペアとなって英文パンフレットの新英語原稿を仕上げていった。
出来上がった英語原稿に、クライアントは十分に満足したようだった。
(つづきは↓)
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