【お粥沼⑤】甘いお粥とスイートスープ
前回の話はこちら。
2週間ほどで中国から国際便が届いた。
早速、スーさんと中身を分け合いっこして、「食べるのが楽しみだねぇ〜」と2人でにこにこ。
念願の芋泥粥と、スーさんの言うスイートスープ(糖水)2種類と、中国の代表的な甘いお粥(甜粥)。
スイートスープは、おすすめされたように冷やして食べる。
とてもあまくて美味しい。黒もち米とナタデココみたいな蒟蒻のスイーツと、プルプル食感の桃膠(タオジャオ)とココナツミルクのスイーツ。
薬膳デザートって感じで、また食べたくなる味。
そして芋泥粥。
ドキドキしながら、缶を開けてゆっくり器に移すと、底に残った沈殿物に気付いた。黒米や小豆、タロイモ。
私が芋泥粥に惹かれるのは、やはり玄米ジュースを思わせる穀物と、なじみのあるタロイモが入っているからかもしれない。
缶の底の残りも、丁寧にスプーンですくって、器に移し温める。
ほかほかの甘いお粥をよく混ぜて、一口。
落ち着く。
やっぱり美味しい。
ベースのタロイモは、もちろん美味しい。トロトロの中に感じるプチプチの穀物に、どこか玄米や御赤飯を思わせる味がした。
沖縄のおばあちゃんの、御赤飯を思い出す。
小さい頃、私は御赤飯が苦手だった。
母に「私の子どもの頃はお祭りやお祝いでしか食べられなかったんだよ。御赤飯は子どもにとってご馳走だったのよ〜」と言われても。当時の私は白米の方がよっぽど美味しいのに、なぜ小豆なんて入れるのだ?と思っていた。
でも、いつだったかお正月に、おばあちゃんがご馳走と御赤飯を作って迎えてくれ、それがとても美味しくて、「おばあちゃんの御赤飯は食べる」と決めていたっけ。
できることなら、おばあちゃんの御赤飯がまた食べたい。亡くなる前に作り方を、ちゃんと教えてもらうんだったな。
そんなことを考えながら、芋泥粥を食べ終えた。芋泥粥は、私の好きと懐かしいが詰まっていた。
自分でも、「私の味のお粥」を作ってみたいと思った。
国際便で届いた、残りの甜粥(甘いお粥)は5種類の味が1缶ずつしかなく、もったいなくてなかなか食べられなかった。
スーさんから八宝粥と似てると聞き、前回買い損ねた八宝粥を買いに台湾雑貨店にまた出かけることにした。

続きは、こちら。
