【お粥沼④】甜粥(てんがゆ)
前回の話はこちら。
数日後。
中国人留学生、スーさんから教えてもらった中国粥(甘いお粥)が食べたくて、教えてもらった輸入商品店へ出かけた。
その途中で立ち寄ったデパートで台湾雑貨店を見つけ、中国粥で頭がいっぱいの私は吸い込まれるように店の中へと入っていった。
そこで運命のごとく見つけた商品。
タロイモ桃膠(タオジャオ)
なんと!私の探しているお粥だ!
パッケージに書かれたタロイモの文字と、写真の見た目は私の求めているお粥そっくりだった。
商品を手に取り、店主に他にも似た食べ物はないかと尋ねる。
すると、 金木犀桃膠(キンモクセイタオジャオ)を出してくれた。
同じメーカーの物だが、透明な見た目はお粥とは程遠い。けれど先ずは色々食べてみることにした。
家に帰ると早速、店主におすすめされた通り冷やして食べた。
タロイモの方はまだちょっともったいない気がして、先ずは透明の方(金木犀桃膠)から。
うーん。美味しいけれど、コレはお粥では無く薬膳デザートって感じかな。
そしていよいよ。タロイモ桃膠(タオジャオ)
ひんやりして、タロイモとほんのりココナッツの甘い味が広がる。
美味しい。が、なんか物足りない。見た目は同じなのに何が違うのだろう。
あの味が忘れられなくて。やっぱり最初に食べた芋泥粥が一番美味しいと言うと、スーさんは嬉しそうに笑って「次に国際便を頼む時、一緒に買おうか」と言ってくれた。
私は迷わず頷いた。
あの味を、もう一度食べて確かめたい。
私はあの芋泥粥と、スーさんおすすめのお粥をいくつか注文して、国際便の到着を待つことにした。
続きは、こちら。
