居座る夏に紛れる秋を感じた
昨日くらいから、秋の気配を感じている。
ベランダに出ると涼しい。
太陽の光が少しだけ淡い。
今日はエアコンも切っている。
ところが気温は30℃。
それでも涼しく感じてしまうことに恐怖を覚えつつ、
どうせすぐ戻っちゃうんでしょ、
9月いっぱいくらいは暑いもんね、
と訝しる。
だけど、薄曇りのグレイッシュな空を見ていたら、とても嬉しがっている自分に気づく。
わくわく、そわそわ。
ああ、私はやはり秋冬が好きなんだな。
自分のなかの、切ないような気持ちは全部、
秋か冬に結びついているような気がする。
秋の匂いに、その気持ちだけを思い出して、
心がふわっとするのかもしれない。
でも夏が嫌いという訳でもない。
冬の終わりには春を心待ちにする。
なんだ、全部好きなんだ。
それぞれに思い出があり、思い出す景色がある。
それでもやっぱり、なにかホッとした気持ちになっているのは、今年の夏が長すぎて、時間が進んでないような気になっていたから。
それは、待っている知らせがあるせいかもしれない。
心配せずとも時間は進んでいる。
その先が良くてもそうでなくても。
などと感傷にふけっていたら、
同じように秋の気配を感じて
私の本をご紹介くださったライターさんが。
ダ・ヴィンチでも書評を書いてくださった素敵なライターさんです。
とくに何も起こらない内容の私の本ですが笑、
季節季節の色や空気、光とかにおい、を、
なんとか閉じ込めるように描いたつもりです。
登場するヨルとアサはぷん&ブんがモデルだけど、ふゆこさんは私ではなく・・・
でもわたしのいままでのささやかな思い出などをもとに一年分の季節を描きました。
(だからエッセイと無理やり言い切る)
これからも季節の移ろいとともに
本を開いていただけたなら、
作者としてこの上ないしあわせです。
それから
世界中が心を塞ぐような出来事があった日に
私の本を手に取ってくれた藤月さんの記事。
私の本では何も起こらない、と書きましたが、
そんな日々がいちばん、
それで良かったんだと思えました。
そして本のなかの小さな出来事ひとつひとつを丁寧にひろってくださった、こちらの記事。
僭越ながら・・・
泣いてしまった、という感想を、
本当に多くいただくのです。
そんな、泣かせるつもりはなかったのです。
悲しい場面でもないのです。
でもなぜだか涙が出るんです、と言われると、
なんでしょう、本当は心が真っ黒の私も、
救われたような気持ちになるのでした。
「夜が明けるとき猫がそばにいれば」を
ご紹介くださったみなさま。
勝手に記事を引用してすみません。
気づけば本の発売から8か月。
もう、なのか、まだ、なのか。
でもふゆこさんとヨル&アサの世界は、
延々と続いていると思うのです。
それが物語を作るということなのだなと、
こうして感想をいただくたびに思います。
ありがとうございました。

みんな帰ってきてるかなー
↑のお話はこちらで読めますよ〜
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