RPAツールによる業務自動化で受注処理・発注を効率化 →WINDOWS11付属の無料ツール「Power Automate for desktop」+Filemaker
RPAツール「ロボパット」による業務自動化の紹介
1. 業務自動化の仕組み
RPAは、PCでの繰り返し作業(値の入力、ボタンクリックなど)を自動化するシステムです。
「ロボパット」を使うことで、FileMakerアプリ「店舗アップ(頑張れ店長)」へのデータ取り込みを自動化できます。
2. 自動化のプロセス
**シナリオ(処理の流れ)**を事前に設定しておくと、ロボットが自動で作業を進めます。
具体的には、FileMakerの起動、ログイン情報の入力、ボタンのクリックなどを自動で行います。
3. シナリオ作成について
シナリオは、「これをクリック→待つ→これをクリック」といった単純な指示を組み合わせて作成します。
データ取り込みのように分岐が少ない作業は、比較的簡単にシナリオを組むことができます。
CSVダウンロードなど、ウェブサイトの操作も自動化可能です。
ただし、ウェブサイトの仕様変更やパスワード更新があった場合は、シナリオの修正が必要になります。
4. シナリオ作成の難易度
記事の担当者は、20分程度でシナリオを作成できたと述べており、直感的に操作できる設計です。
提供元がシナリオを組んでくれるわけではありませんが、「ロボパット」のサポートでは、シナリオ作成の補助や勉強会が用意されています。
5. まとめ
「ロボパット」以外にも多くのRPAツールがあり、FileMaker以外のアプリケーションでも自動化が可能です。
業務の効率化を考えている場合、RPAツールの導入を検討する価値があります。
ロボパットDXの価格(2025年2月19日時点の情報)
フル(作成・実行)機能ロボ
価格: 120,000円 / 月
概要:
シナリオの作成と実行の両方が可能なライセンスです。
月単位での契約が可能で、年間契約の場合は割引制度があります。
Web個別サポートなどの基本サポートが無料で提供されます。
導入後3か月程度のコンサル支援が受けられます。
ロボの作成・実行に制限はありません。
実行専用ロボ
価格: 40,000円 / 月
概要:
作成済みのシナリオの実行に特化したライセンスです。
画像の取り直しなど、簡単な修正も可能です。
月単位での契約が可能です。
ロボの実行に制限はありません。
「Power Automate」は、マイクロソフトが提供する業務自動化ツールです。広義の「RPAツール」の一つであり、特にOffice 365(現Microsoft 365)や他の様々なクラウドサービスとの連携に強みを持っています。
Power Automateの主な特徴
業務プロセスの自動化(ワークフロー自動化)
特定のイベント(トリガー)をきっかけに、一連のタスクを自動で実行します。
例:
メールに添付されたファイルを特定のOneDriveフォルダに自動で保存する。
Teamsのチャネルにメッセージが投稿されたら、関係者に通知を送る。
承認申請が提出されたら、上長に承認依頼のメールを自動で送信する。
デスクトップ操作の自動化(RPA機能)
「Power Automate for desktop」という機能を使って、PC上で行う操作(マウスやキーボード操作)を記録・再現できます。
プログラミングの知識がなくても、直感的な操作で自動化シナリオを作成できます。
例:
Webサイトからデータを取得し、Excelに自動で入力する。
複数のアプリケーションにまたがる定型的なデータ入力作業を自動化する。
特定のフォルダにあるファイルを自動で別の場所に移動・コピーする。
多様なサービスとの連携
Microsoft製品(Excel、Outlook、Teams、SharePointなど)はもちろんのこと、Google、Slack、Twitterなど、500種類以上の外部サービスと連携するための「コネクタ」が豊富に用意されています。
ノーコード・ローコード開発
専門的なプログラミング知識がなくても、マウス操作やドラッグ&ドロップで自動化フローを作成できます。
これにより、IT部門の担当者だけでなく、現場の業務担当者自身が業務改善に取り組むことができます。
無料版の存在
Windows 10/11には、「Power Automate for desktop」の基本機能が無償で搭載されています。これにより、個人や小規模な業務から気軽に自動化を試すことができます。より高度な機能やクラウド連携には有料版のライセンスが必要です。
このように、Power Automateは、クラウドサービス間の連携に強い「ワークフロー自動化」と、PC上での操作を自動化する「RPA」の両方を兼ね備えた、包括的な自動化ソリューションと言えます。
Claris FileMaker導入の背景:
基幹システムでカバーできない管理にMicrosoft Accessを利用していたが、「既成概念やカタチにとらわれない」という経営理念のもと、よりスピーディーな開発が可能なClaris FileMakerを導入。
2019年にシステム担当の佐藤氏が入社してから導入・開発を開始。
具体的な活用事例と成果:
受注データの自動入力:
取引先ごとに異なる形式(テキスト、CSVなど)で届く受注データを、Claris FileMakerとMicrosoft Power Automateを連携させて自動入力する仕組みを構築。
現在、約70社の受注を自動入力でき、手動入力の手間を大幅に削減。
新規取引先などマスターにないデータは自動で営業に差し戻す仕組みも構築し、属人化を防いでいる。
生産計画の自動化:
複雑な条件(コーティングの種類、治具の数、納期など)を考慮し、専任担当者が2日かけていた生産計画の並べ替えを自動化。
現場と一緒にアジャイル開発した専用アプリにより、8割の並べ替えがボタン一つで自動出力されるようになった。
これにより、年間数百時間の効率化と属人化の解消を実現し、長期的な計画策定も可能になった。
現場での情報共有の効率化:
基幹システムのデータをClaris FileMaker Serverに移行し、**iPadアプリ(Claris FileMaker Go)**で現場の作業員が工程表を簡単に確認できるシステムを開発。
プロトタイプを現場担当者と確認しながら開発を進めている。
今後の展望:
ERPパッケージ導入後も、多くのサブシステムをClaris FileMakerで開発する予定。
見積書の原価計算システムをFileMakerで再構築し、データ蓄積と統計解析により見積もりソフトの開発を目指す。

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