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【香りが心に語りかける】香道(こうどう)では、香りを“聞く”と表現する

“香り”が、心に語りかけてくるのを静かに受け止める

という精神性



昔から。ときどき…。
風がやわらぐ季節に
観光客に混ざって、夫婦で建仁寺へ坐禅に行きます。


香道は、以前から気になっていて…
日常でも取り入れてみたいことです
🤭


この香りを「聞く」という姿勢を日常に取り入れると、単なる嗅覚の鋭敏化を超えて、“心の在り方”や“世界の見え方”に静かで深い変化が訪れるそうです。



あなたも、この“視点”を持ってみませんか?




香道(こうどう)は、一定の作法のもとで香木を焚き、その立ち上る香りを鑑賞する日本の伝統芸能です。


茶道、華道と並ぶ「日本三芸」の一つであり、単に香りを嗅ぐのではなく、香りを「聞く(きく)」と表現するのが最大の特徴です。
(聞香:もんこう)


平安時代の貴族文化をルーツに持ち、室町時代に大成されました。







1. 「嗅ぐ」ではなく「聞く」


香道では、香りを鼻で嗅ぎ取るのではなく、心を研ぎ澄ませて香りを鑑賞することを「聞く」と言います。


これは仏教経典の表現に由来するとされており、

「香りが心に語りかけてくるのを、静かに受け止める」という精神性が込められています。



2. 香木(こうぼく)


使用されるのは、香水のような調合された香りではなく、自然界で長い年月をかけて樹脂が凝縮された天然の香木(沈香や白檀など)です。


これらは産地や香りの特徴によって「六国五味(りっこくごみ)」に分類されます。


• 六国: 伽羅(きゃら)、羅国(らこく)、真南蛮(まなばん)、真那伽(まなか)、佐曽羅(さそら)、寸聞多羅(すもたら)

• 五味: 辛(からい)、甘(あまい)、酸(すっぱい)、鹹(しおからい)、苦(にがい)


3. 組香(くみこう)


香道の稽古や茶会のような集まりでは、数種類の香木の香りを聞き分け、その違いを当てる「組香」という遊び(競技)が行われます。

単なる当てずっぽうではなく、その日の季節や和歌、古典文学(『源氏物語』など)のテーマに沿って行われるため、教養や文学的センスも味わう総合芸術の側面があります。



4. 香十徳(こうじっとく)



『香十徳(こうじっとく)』は、北宋の詩人・黄庭堅(こうていけん)が記し、室町時代に日本に伝わったとされる漢詩です。


香りがもたらす「10の効能」が、非常に美しい言葉で凝縮されています。


1. 感格鬼神(かんかくきじん)
感性は鬼神に通ず —— 感覚が研ぎ澄まされ、精神性が高まる。


2. 清浄心身(せいじょうしんしん)
心身を清浄にす —— 心と体を清らかにする。


3. 能払汚穢(のうふつおわい)
よく汚穢(おわい)を払う —— 穢れや邪気を取り除く。


4. 能覚睡眠(のうかくすいみん)
よく睡眠を覚ます —— 眠気を覚まし、意識をはっきりさせる。


5. 静中成友(せいちゅうなりとも)
静中に友と成る —— 孤独な時、良き友となってくれる。



などなど…。

香りが心身に及ぼす良い影響が説かれています。



静寂の中で、“微細な香りの違い”に集中するため、マインドフルネスや精神統一の効果も高いとされています。



お茶の香り
果物の香り
春の香り
土の香り
風の香り
花の香り
森の香り
朝の香り
潮の香り
太陽の香り
焚き火の香り
焼き魚の香り
金木犀の香り
お風呂の湯気の香り
雨上がりの香り
古本屋さんの香り
和室のいぐさの香り
干したての布団の香り
花火の後の火薬の香り
雨に濡れた手すりの香り
夏のプールの塩素の香り


ペットの香り
子供がちゃんと生きている、汗の香り…
いつの間にか消えてしまう…赤ちゃんの香り
おばあちゃん家のお線香の香り…




嗅覚(香り)は視覚や聴覚よりも、“記憶”や“感情”に深く結びつくと言われます



香りは流れるように一瞬で消え、二度と同じ表情を見せません。


その儚い一瞬を「大切にしたい」と心をとぎすます時間は、まるで静かな瞑想をしているよう…


香りを追いかけるだけで、心はいつのまにか整っていくのです。



“香り”が心に語りかけてくるのを、静かに受け止める




いま、この一瞬の…

あなたを纏う(まとう)香りに
耳を澄ませてみてください。







『香道』

それは、「いま」を味わうということ…






つぶやきでした
いつも応援ありがとう
素敵な午後を🍀














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