見出し画像

知の殿堂で繰り広げられる静謐な推理劇

『図書館の殺人』
静かな高校図書館で起きた殺人事件。複雑な密室とアリバイに警察も苦戦する中、自由奔放な天才・裏染天馬が「知の迷宮」に隠された真実を暴く。


〈裏染天馬〉シリーズ
図書館の殺人
青崎 有吾 (著)

  • 著者:青崎有吾

  • 出版社:東京創元社

  • 発行年:2018/9/12

  • ジャンル:青春ミステリー/本格推理小説

本格度、青春度、マシマシ!
本で撲殺された被害者が残したダイイングメッセージ
“駄目人間”裏染天馬が導き出す怒濤の推理

〈裏染天馬〉シリーズ
図書館の殺人
青崎 有吾 (著)
Amazonより

概要

舞台は風ヶ丘高校の図書館。
静かな空間に似つかわしくない殺人事件が起き、新聞部の香織たちは再び謎の渦に巻き込まれる。
事件は複雑な密室構造やアリバイが絡み合い、警察すら苦戦。そこへ現れるのが、自由奔放でアニメ好きの天才・裏染天馬。
彼の観察眼と奇抜な発想が、図書館という「知の迷宮」に隠された真実を次第に明らかにしていく。

主要登場人物

  • 裏染天馬:天才的推理力を持つアニメオタク。独特の視点で事件を解き明かす。

  • 向坂香織:新聞部部長で天馬の良き理解者。ツッコミ役でもある。

  • 新聞部メンバー:事件に巻き込まれつつも物語に彩りを添える。

  • 警察・図書館関係者:事件解決の鍵を握る人々。

印象に残った言葉

  • 天馬の言葉:

「本は嘘をつかない。でも読む人は、いくらでも嘘をつけるんだ」

――図書館という舞台にぴったりの示唆的な一言。

感想

舞台装置としての図書館の使い方が巧みで、本棚や資料室の構造がそのまま推理の核心に結びついていく点が面白かった。
裏染天馬は相変わらず突飛な行動を取りつつも、彼なりに「真実を見つめるまなざし」を貫いていて、読むたびに彼のキャラクターへの愛着が深まる。
また、図書館=知の象徴という空間で、真実と虚偽をどう見分けるかというテーマが提示されており、単なる学園ミステリーを超えた奥行きを感じた。

まとめ・おすすめ

  • おすすめしたい人
    ・緻密な本格推理を楽しみたい人
    ・学園青春と密室トリックの融合を味わいたい人
    ・図書館という舞台に惹かれる読書好きな人

  • 一言でまとめると
    「静けさの中で炸裂する、裏染天馬の鮮烈な頭脳戦」

  • 次に読むなら
    シリーズを通して読むなら『体育館の殺人』『水族館の殺人』『風ヶ丘五十円玉祭りの謎』は必読。
    さらに“図書館×ミステリー”に惹かれるなら、米澤穂信『折れた竜骨』や三上延『ビブリア古書堂の事件手帖』もおすすめ。

  • 次の感想本
    早朝始発の殺風景』青崎有吾 (著)

Kindle版

Audible版

………………
自己紹介
noteがスキ
❤️になってきた。より

#私の本棚
#本
#読書
#勝手にオススメ本
#オーディブル
#朝のルーティーン
#本をオーディブルで読む生活
#本を耳で読む生活
#裏染天馬シリーズ
#図書館の殺人
#青崎有吾






いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集