Xenoblade2 雑感24(本編最終回)
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【これまでのゼノブレイド2】
ついにアルストの創造主・クラウスとの対面を果たしたレックス。
彼は遥か昔、文明が行きついた果てに生きた科学者であった。
争いと破壊を繰り返す世界に落胆した彼は、人知を超えた力に魅入られて星を滅亡へと導いてしまう。
自責の念に駆られ世界の再生を試みるクラウスだが、また過去と同じ轍を踏み破滅への一途をたどる人間に諦観し、遂には全てを投げ出して放置する道を選ぶ。
しかし悠久の時の中現れたレックスという特異点。彼ならば或いは、とクラウスは希望を持ち直し、世界の命運をレックスに託すのであった……。
聖杯と聖杯
アイオーンと合流したメツは、世界樹の周辺のセイレーンを操り、地表へ破滅の光を注ぎ込みます。

スペルビア・インヴィディアに降り注ぐ光線。逃げ惑う民衆を瀬戸際で導く各国の王。絶望の中、諦めずに動くことを止めない人々の足掻きが短いカットで演出される。良さ。
破壊が続く中、レックス一行はメツの元へ歩を進める。




その仲間たちが殉じてしまったというのに様子の変わらないメツに対して疑問を投げかけるレックス。メツは朗々と答えます。


イーラのメンバーのこの馴れ合わない絆、好きなんだよなぁ。
メツと改めて対面したレックスは、「マルベーニに意識を引っ張られているんだから、破滅願望はお前の意志じゃないのでは」的な問いかけをします。

ブレイドとか巨神獣とか、ガチャガチャした事情は関係ないと一蹴するメツ。関係ないんだ、関係あるのはただ一人の男のみ。と。


なるほどなぁ。あの雨の日に、メツにはそういう風に見えてたんだ。
じゃあもう純度100%「シンのため」に動いてたんだメツって。絆されて動く超常の存在か……。

メツって愛の男だったんだ、まぁグラハムみたいな声してるしな……





「生きる意味」を探し考え続けるキャラクターが多くいるこの物語。自分が自分であるのか確かではないことに葛藤し続けてきたメツは、「この世界に立っている意味」をここで遂に見つけたのかもしれない。ここで相棒の目の前に立つことこそ我が意味と見たのやも……。

でかい
ま、ぶっちゃけね、別に苦戦はね、しないんですね……。
体力を削るとムービー入ります。



世界に降り注ぐ破滅の光は苛烈さを増すものの、諦めず各国で指揮を執る首長たち。足掻く姿はカッコいいぜ……。


その上で覚悟して動いてた集団がイーラだし、本人たちが一番救いを否定するんだろうなぁ……
レックスが進んできた道とイーラが進んできた道がぶつかり合う。どちらの陣営の心の内も垣間見てきたプレイヤー目線、どちらの肩も持ちたくなってしまう……。
このタイミングで一瞬カメラがクラウスに移ったと思ったら……。


ナンバリングシリーズの終幕のタイミングが同じってギミック、めっちゃ良いなぁ
そしてアイオーン戦も大詰め。ホムヒカ覚醒して……。




メツがアイオーンから排出されると同時にシュルク達の決着も付き、クラウスの姿が粒子となります。


最後の最後の最後でこの世界を託すことが出来る希望を持つことができた―――


もっと早く、レックスに出会えたら違う世界が見えただろうと溢すメツ。
もしレックスがドライバーならばと口に出された思いを即答で否定する。



最期までメツはメツらしい気持ちと言葉で。これ以上ないやり切った表情を見せる。これがね、彼の人生の答えのようで私は清々しいですよ。
私死ぬとき笑顔でいるキャラクターマジで好きなんですけど、性癖ど真ん中で良いんですよねここ。
ブレイドの性質に端を発する苦悩に苛まれ続けた彼が、最後には「今の立場であった」ことに意味を見出しそれを受け入れる。
ここは難しいところで様々な考え方が出来ると思うんですが、めちゃくちゃ雑な表現をすると「自分の心持ちひとつ」なんだと思うんですよね。
ドライバーに影響を受ける、というところまでは紛れもなく事実なんだと思います。それはブレイドだろうが人間だろうが関係なく、身近な何かに影響を受けるということが知的生命体の特性で。
「自分の意志が他者のものと同質」であるかどうかと「他者に影響を受けてその他者に近い意志を持つ」ことはかなりスレスレの表裏一体。「自分の心持ちひとつ」でそこは行ったり来たりするんだと思います。
ちょっと重要だなと思ったのが「コアクリスタル狩り」のサブクエスト。
あのサブクエストでは明確に、ドライバーがブレイドに限りなく悪影響を与えている事象が描かれていました。
セオリとミクマリは「オズワルという男に影響を受けて自己意識が確立した」のではなく、「自己意識を同質のものにさせられていた」ように見えます。
それって言うのは「自分の心持ちひとつ」さえ持てなかった状態なのだと考えることが出来ると思います。多分プレイヤーには見えないだけであの世界ってそういうドライバー腐るほどいると思うんですよね。
その点を踏まえ、神からの返答を受けて「心持ちひとつ」を持つことが出来たメツのことを考えると。
そもそもそんな考え方をすることが出来るドライバーと同調することが出来たことそれそのものがメツの幸運であり、マルベーニのブレイドでいたことがそれはそれで悪かなかったと思う彼の最期の想いにも繋がっているんじゃないかなって。そんなことを思うわけです。
世界樹、崩壊


というか分かるよ、歳喰ったら喰うほどこういうこと思うよね


エネルギー供給が断たれ、楽園が崩壊するということはレックスたちも勿論そうですがアルストに巨大質量が落下してしまうということ。せっかく世界の危機を回避したのにまだ苦難が続くの本当にやめてほしい。

イヤな間、絶対なんか良くないことあるってこれ
世界樹に備わっているブースターを制御して、エレベーターを地球の重力圏外まで吹っ飛ばせばどうにかなるかもと提案するホムラ。
なんにしてもそれに乗るしか他に方法が無いのでみんな制御室に向かいますが、何やら怪しい動きを……?

空飛べる勢に頼むのはもうさ……
ハナは大反発、大方ホムラが犠牲になる作戦なのでしょう……。
それを説き伏せ、約束を取り付けたホムラは……。

世界樹はどうにかするからレックスたちはそこの船で脱出してくれと伝えるホムラ。向こう岸へ渡ろうとハナに頼むレックスですが―――。

手を貸すなって頼み、ハナもつらかろう


ともすれば冷徹とも取られない決断。大人組は物語の随所随所でリアリストの一面を見せていたので不思議じゃないようにはなってますねここ。
ゼノブレイド2、というかレックスのキャラデってめちゃくちゃ幼いとずっと思ってて。実際シュルクに比べて幼い年齢設定されてるんですけど、根底にこう「大人になる」ことがテーマのひとつとして掲げられていたからこうなったんかなと思わせますね。ボーイミーツガールド真ん中で。




アイオーンの中で、誰にも聞こえないレックスへの感謝を綴るホムラとヒカリ。 意を汲み、全力で脱出を図るレックスたち。


穏やかで希望に満ちた表情が彼女の悔いの無さを表しているようでね……

どうやって状況を打破するのかと思ったら、残骸を吹き飛ばすパワープレイでした



ここのちょっと前のシーンからなんですけど、レックスが聖杯ブレード持ってないんですよね当たり前だけど。
その代わりにいっっちばん最初に使ってたあの大剣持ってるんですよ!!!
そしてさらにセイリュウが元に戻ってその背中へ。これってつまり物語の最初に回帰してるってこと、ここ滅茶苦茶好きなんです。
龍の背に乗り、使い古されたような大剣を持つ少年。
その出で立ちは同じでも、その姿は、その心は、まるで別人のように変わって成長しているんだという構図ですよね。100時間もこの少年に付き合ってる身としてはほんと、感動もひとしお。長尺ストーリーのなせる瞬間、こういうののために物語を喰ってるんだから私は。
セイリュウの背に乗り無事に生還したレックス一行。
しかし世界を見下ろすとそこには雲海が消滅したアルストの姿が。




これまでのアルストって雲海しかなかったんならこの量の水って度肝を抜かれそう



じゃあこれってもしかして超大陸パンゲアなのか……

最後にクラウスが遺していったものはこの雲海による超再生だったんだ

この流れめっちゃ美しいよなと思って。つまり雲海の下にあった場所が楽園へと姿を変えていったんですよね。
ずっと見上げて焦がれていた楽園。でもサルべージャーとして下がり続けていた場所が最後には真の意味で楽園になったっていうね。視線を動かされる感覚がたまらん。


今までの旅がハイライトで写ってゆくシンプルなエンドロール。ちゃんと映画見終わった感があって好ましいですよ私は。
スタッフロールも過ぎ去り、新たな世界で笑みを浮かべるパーティメンバーが映されていく。達成感というかなんだかんだ時間かけてプレイしてるから嬉しいですよねやっぱこういう演出は。





自分が引導を渡したみたいなもんだからな……


このゲーム、章終わりのサブタイ提示ずっと良かったけどもうラストのこれ本当に最高だったな……。これですよ、これ。長い物語の結末に相応しい達成感と多大なる満足感、そして底知れない寂寥感。


後で調べたらしかもランダムドロップらしい、なんでだよ。
というわけで!!!!
「Xenoblade2」本編エンディング終わり!!!!! や~良いゲームだった本当に。
シリーズの2作目ということでどうしてもそこと比較して考えてしまうんですけれど、
無印は「神からの脱却」が描かれ、
2は 「神との融和」が描かれてるなというのがまずひとつ。
どちらも「人間の可能性」にフォーカスされ、それぞれが自分の足で立ち上がり歩き出すところまでを描いているところは同じなのかなと思うのですが、その神に対するスタンスの差がそっくりそのままそれぞれの色として違うアプローチがなされたのかなと。
私ずっと無印は洋画で2は深夜アニメだと言ってる気がしますが、無印って結構宗教的な面があると思ってるんですよね。ゲルガーみたいな男も出てきたり、ノポンが大樹に暮らしていて自然崇拝然とした雰囲気があったり。宗教が顔を出すと途端に海の外の作品っぽくなる気がするのも無印が洋画っぽく見える一因かも。
対して2の場合はあんまりそういう感覚はしない。人と人の掛け合いとか営みとかが多いからでしょうか。
それにしても無印から2でよくもまあここまで思い切ったことしたなと思いましたよね。なんて言うんでしょう堅い言葉で表現が思いつかないんですけど、所謂「深夜アニメ的なノリ」が随所にちりばめられてるの。拒否反応起こす人もいるんじゃないですかこれ。
これってャラクターをはっきりさせてとっつきやすさを重視した、語弊を恐れず言うならば「ラノベ化」とでも言いますか。
可愛い女の子はみんな好きですから。そういう意図もあるとは思うんですけれど、必ずしもそれだけでも無いなとは思っていて。
無印ってその構造上、敵がかなりカラッとしてるんですよね。ホムスは他種族から攻撃を受ける立場でもあったので、人類vs他で実は構図は単純だったりして。(ムムカみたいなやつはいるけど少な目)
対して2では同じように人類のピンチではあるんですけど、他からの侵略とかじゃなくて自然現象としての世界崩壊から来るものなので内ゲバ話が多いこと多いこと。
そっちの方が基本的には生々しいんですよ。現実世界には絶対的な神はいないのでフィクション感が強いけれど、人同士のいざこざって想像つきやすいじゃないですか。
だからそういう生々しさを軽減するために、スーパーフィクションなラブコメ展開を無理にでも差し込んだりしてる側面もあるんじゃないのかなとかは思ってましたね。
あ、あと劇伴!! これがめちゃくちゃよかった。それぞれの街ごとに特色があって、それぞれの国の「人の営み」が表されてる感じが大好きで。
最初のアヴァリティアがもう良いんだもの。クエストで走り回されてたけど劇伴に助けられてた節がある。
などなどとにかく良かった、本当に面白いゲームだった。システム上の足回りがもたっとしてるのは、まぁ、うん……。
実はまだなんと、DLCがね、残っているということで。500年前のイーラの話があるらしいんですよ。本当に凄い、福利厚生がしっかりしている。
め~~ちゃくちゃ楽しみです。次回に続く。
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