Xenoblade2 雑感23
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【前回までのゼノブレイド2】
友の為、身を投げ打つことをも厭わなかったイーラの戦士たち。
自身の目的を妄信するしかなかったマルベーニ。
過去に囚われ、そしてレックスという未来に希望を託したシン。
それぞれがそれぞれの想いを胸に最後までこの世界で生き抜いた。
メツとの決着を残すのみになった状況を控え、世界の真実を知る創造神との対話が始まる―――。
この世界の、真実

第一軌道ステーション……?



このアイオーンを起動して勝負を決しようとしたのも束の間、コントロールが効かず、とある個人に権限が委譲された状態になっていると。さぁきな臭くなってきましたよというところで……。


前作でも終盤に明かされた世界の成り立ちについてのムービーが、ここに来て2でも出てくるとは!!! 世界は繋がっていたんだ!!!!!
前作では、ここでクラウスという研究者が自らの好奇心のために新世界を創造しようとして巨神と機神が司る世界を作り上げたという示し方をされていたのですが……?

2でここの会話がちょっと増えている気がする


ゼノブレワールドってマルチバース形式を採用しているのか……。ほんでこいつはマルチバースを繋げるための物体なんだ。なんでそこまで断言できるのか分からんけど結構研究が進んでいるのかしら。
ということはそれが正しいなら1と2ってもしや別の世界線になるのか⁇
今現在宇宙でドンパチやる前は地上を焼き尽くしてしまっているらしい人類に愛想をつかしたクラウスは、埒外の超常に全てを委ねるという決断をしてしまうわけですね。
この破壊された地上ってのはモルスのこと……? ということはこの世界はアルストに繋がる世界ではあるのかな。初代の方が別次元だったって言うのはまた趣深いですねぇ。

結果だけバンと見せられて回想はここで切られ。後々もうちょい詳しく話があるのだろうか。


(結局使わずに終わってしまったので見れてないというかこの写真見て思い出した)



問答無用で親父に光弾をぶっぱなすも、謎のバリアに阻まれてしまう。

その姿を見てメツは「全部貰っていく」と宣言。それに対して「好きにしろ、お前が思ったことならば」と返す親父様。
そこでメツは最後の、そして最大の疑問を投げかけます。「それは俺の意思か?」と。

それにしてもこのシーンずっと画面暗くてウケるな
メツの意志は“己”のものなのか、それとも“他者の影響を受けた結果”のものなのか。
ブレイドとしての自分と今思考している自分との狭間で揺れ動く苦しみと言うのでしょうか、生まれてからそれを考え続けていたのかもしれない。ブレイドとして、“メツ”として、自分自身というのは一体何なのか何者なのか。
ゼノブレイド2ってこの辺りのアイデンティティ論をがっつり描いててとても哲学的な問いかけをプレイヤーに投げかけてきますよね。こんなの中学生の時にやっちゃってたらどうなってしまうんだ。罪深ゲームでしょ。
そんなメツの「自分の意志は自分のものなのか」という問いかけに対して親父様は「“お前達の”意志だ」という回答をして、メツは「いい答えだ」と返しその場を去りました。それなりに納得と言うか受け入れたというか、もしかしたら自分の中で答えは決まっていたのかもしれませんが……。このあたりは行間の読み甲斐がありますねぇ~~。

最後まで見てもこの言葉の裏にどんな思考があったのか読み切ることは出来ないけれど、それって限りなく人間的というかさ。
多分だけどいろんな感情が混ざってて単一的ではないんだと思うんですよ。ここはもう中村悠一という男の技量の高さもあって、限りなく複雑で深さのあるセリフなんだと思うわけなんですよね。

神様、浅沼晋太郎なのでクラウスっぽいなという話なのは分かるんですけどなんで生き長らえてんのこの人は。マルチバースジョイントの影響?



故郷大好き大人組(?) かわいくてすき。
ところでこの科学レベルで宇宙を初めて見た割にはなんか結構落ち着いてるな……って思ったけど、「宇宙」って存在をそもそも知らないと意味が分からなさ過ぎてむしろ世界樹の上はこうなっていたのか……で受け入れられる説あると思います。

先へ進み、遂に“楽園”と思しき場所へと足を踏み入れるレックス!!!!





こんな虚しいロケーション発見させるとか、人の心を良く分かってますね(?)
なにも無い世界で唯一、鐘の音だけが鳴り響いているのでとにかくそこへ向かってみることに。


このゲームって最初から滅びに向かっている世界で希望を目指して進んでいくのが大まかな本筋だったのに、目指していた希望がもう砂と崩れていたってのあまりにも終末思想過ぎないか?


鐘の音の出どころである教会へたどり着くと、謎の声がレックスたちを地下へと誘います。我が子たちってセリフあまりにも神っぽいけどクラウスってことを考えると自分の発明をベイビーちゃんと呼ぶ科学者っぽさもある。
創造主って意味では神も科学者も似たようなもんだなって思うと、スーパー信仰時代の学者が迫害されてたみたいな話もなんか理解は出来る気がする。
そうして先へ進むと、急に仲間とはぐれたようになってしまうレックス。回想フィルターみたいなのかかってるから現実世界じゃないのかなこれ
少し歩くとニアとビャッコが正面から歩いてきたので話しかけると……。


う˝。せ、精神攻撃だ……




こういう精神攻撃(?) っていろんなパターンあるけど、実はレックスがみんなに感じていた引け目が出てきたのかと思ったらレックスの反応が「なんで? なんで?」だったのでシンプルに嫌がらせの可能性がある。
この手の幻覚(?) ってまぁよくある演出だけど、無限列車編を経験して以降は心の中の竈門炭治郎が「言うはずが無いだろうそんなことを!!!!!」って叫び始めますよね。え、私だけですかこれ。
この後もニアに続いてメレフ・トラ・ジークそしてセイリュウにあられもない言葉を浴びせかけられてしまうんですけど、俺の仲間がそんなこと言うはずがなさすぎてキレてました結構マジで。と思うようなことを言わせるタイプの幻覚。
ムービーではおもっきし聖杯ソードを持ってるのにこの中だと聖杯と一緒に戦えないのちょっと笑ってしまったんですが、これまでずっとホムヒカにかなり依存して戦闘の組み立てをしていたのでこれが結構勝手が違いまして。メレフ戦がなんともまぁ滅茶苦茶苦戦しまして困るなどしていました。結局余計な事考えてブレイドスイッチとかするよりスザクだけで戦って勝った気がする。
そうして悪夢のような空間から逃げ出したレックスは一軒の家へとたどり着きます。そこでレックスを迎えたのは……


ホムヒカが分裂して……レックスと同居している……。
ちょっと身構えたけど、これに関してはレックスを責めるような幻想では無い様子。デレッデレのヒカリはそれはそれで悪くないけどまだもうちょっと早くないかという気持ちもなくはない。



仲間たちの姿と、聞きなれない声が聞こえるレックス

やっぱりクラウスが神様だったわけだけど、じゃあザンザっていったい何なんだ


さっきまで見せられていたビジョンは他の仲間たちにも見せられていたようで、言うなれば if世界線 のキャラクターをクラウスが好奇心で見たかったという話らしい。またまた迷惑なことする。
世が世なら、ああいう世界でああいう人だった可能性もあったんだよということを示したってことかな……。
私の大好きなドラマであるところの MIU404 でも描かれたような、人生のスイッチがどれかひとつでも違っていたら……の世界線。
私はずっと、マルベーニとレックスは何かが違っていたら、或いは立場が今と逆だったかもしれないのではとほんのり思っていました。つまりそのような雰囲気のことをクラウスも思っていたのかな。

ここまでたどり着いたレックスたちにこの世界の全てを、人の変化を見せてくれます


そもそもクラウスは争いと破壊を繰り返す人類に呆れていたと。


そんな中で超常の力と出会ってしまったと。
なぜそれが目の前に現れたのは不明だが、所謂多次元のパラレルワールドの間を、世界と世界を繋ぐことが出来る代物だったことを判明させたクラウス。
彼は今の世界に絶望し、藁をもすがるような気持ちで多次元宇宙へと救いを求めてその力を解放してしまった。それが今の世界に至る根本的な原因だったらしい。
おうおうおう、マルチバース思考には慣れている自負がある私ですが、中々突然規格外の真実が出てきましたね……。
どうしようもない世界へのテコ入れとして多次元宇宙へと繋がる扉を開いた先。
なぜその程度のことを考えつかなかったのだろうとクラウスも思っていそうですが、傲慢にも自分の世界が享受する側としか思っていなかった結果。多次元世界と繋がったこの世界の人もモノも、扉を通ってどこか別の宇宙へと吸い込まれてしまったそう。結果としてその争い自体は収まっていそうではあるね。滅亡という形で―――。
しかしなるほど、初代のゼノブレイドはじゃあ実はアルスト世界のパラレルワールドでの話だったんだと納得したところでいよいよクラウス、そしてザンザの正体が判明します。


なるほどそう来たか~~~。
扉の力に巻き込まれたクラウスの半身はザンザとなってゼノブレイド世界で神として君臨していたわけなんですね~。
前作で明かされていたクラウスの世界創造シーンと今作でさっき見せられたムービーが同じだったのはそういうことなんですね。あの時点ではどっちも同じ存在だったんだから同じムービーで当たり前と。

世界線がズレているので正確な表現か分かりませんが、前作でシュルクが大暴れを始めるタイミングとレックスが聖杯のドライバーになるタイミングが同じ時期ってことになりますよね。
これってのはやっぱり思ってしまうのは、スパイダーマンがどの世界線でもベンおじさんを喪ってしまうように、お互いの世界がどこかで繋がりがあるということの示唆という解釈でよろしいですか??
メツがモナドを使っていたということは聖杯はモナドと遠くない存在ってことになって。
ゼノブレイド1も2も、少年がモナドと出会うところから物語が始まっていくとそういう話でよござんすか? よござんすね。はい。今のところはそう思うことにしておきます。

ザンザが悪党すぎたからかもしれないけどまともな人寄りに見える……

扉の不思議パワーで繋ぎとめられていたのかなぁ

ザンザの思想と正反対に違うのが面白いですね。
これも「あったかもしれない未来」のひとつの描写と考えるのが自然でしょうか。それかクラウスという人間から傲慢の要素が抜け出ていったのがザンザ、みたいな見方も出来るなぁ。
ザンザはあくまで転生体でクラウスの時の記憶が無いらしいけど、クラウス側は半身の動向が分かるっぽい。それも加味すると、星を滅亡させた記憶がなかったらクラウスもザンザみたいになってたってコトかもしれん。それはそれで結局「あったかもしれない未来」のひとつか。

あとまぁ世界創造ってことなので実はザンザとやってること自体は一緒だったり?




物質の次は生命の再生ということで、雲海の次はコアクリスタルをばらまいたらしい。いよいよ天地創造の7日間じみてきた。

小さな生命体の誕生から始まり、それが巨神獣への変化を経て、そして巨神獣は神の手の及ばない場所で生命体を生み出したと。
本当に1から、恐らく途方もなく長い年月をかけて世界が作り上げられていったと……。



ここでブレイドが……。

ウーシアさんは件の別世界の方に吸い込まれてしまったらしい
新たに生まれた生命体が自分と同じ轍を踏むことを恐れたクラウスは、この残ったロゴスとプネウマという二つのコアを中心としてブレイドのシステムを構築します。
マスターブレイドとは、蓄積した経験や感情を統合し更なる進化を促すためのブレイドシステムの基幹となる存在で、この「命の記憶の循環」によって生命体の正しい進化を目指して稼働されていたシステムだとそういうことらしい。


脳細胞の代替として作られ、それをシステム的に統括できたから生きた証を情報として蓄積させることが出来て、その蓄積を生命体の善き未来を紡ぐために活用しようとしたのがクラウスという男。
しかしこれどのくらいの年月かかって実行した計画なのか考えるだけでぞっとしないですね……。


そうして人から得た全ての情報を見た結果、結局人って変わんねえじゃねえか……となってしまったと。
地球換算だと生命の誕生から40億年くらい経っているらしいんですけど、きっと同じくらいの時間は使ったでしょう。そこまでして出た結論が「変わらない」だったときのクラウスの絶望を考えると……スケールが違い過ぎて想像もつかんな……。

500年前にマルベーニが世界を崩壊の結末まで連れていこうとした時も、諦観から傍観を決め込んでしまうが、それから500年後に彼の見たものがレックスとホムラ。
これまでありえなかった事象が2人には巻き起こり、更には世界の消滅後からはうんともすんとも言わなかった扉が動き出した時、絶対クラウス興奮しただろうな……。
クラウスにも知覚できない力が、レックスと天の聖杯に手を貸しているという事実が、クラウスの消えていた希望の灯を再点火させた。
見てる感じ、クラウスが直接手を貸すようなことは出来なさそう。だもんでじっと見てるだけだったんだろうけど、心の中では食い入るようにレックスたちのこと応援してたのかもしれない。
そして話題はメツについて。彼が動いている根源はマルベーニという男の絶望だと断言するクラウス。
人の影響を受けてその衝動に突き動かされている。
メツはその衝動をして自己のアイデンティティに苦しんでいたようだけれど、さっきクラウスと対話したときのクラウスの回答にある程度満足しているように見えました。
私は人間なので人間目線にはなりますが、「他者に影響を受けて、その衝動に突き動かされている」ってのは至極人間的だと感じますね。
影響は受けても、それは操作ではない。
影響を受けて湧き上がった感情こそが、自分という存在が自分たり得る何よりの証なのではないか。人が人に影響を与えることで自己は成長し、変化するのではないか。と
だからクラウスは“お前たちの意志だ”と答えたし、それを受けてメツは色んな覚悟を決めたんじゃないかなと思うわけです。



カラッとした声色で、殴り合った後に分かり合うという未来を望むレックス。
この選択もある程度「サルべージャーの教え」から来ているわけで。
レックスは旅の中で幾度となくこの「教え」を口にしますけど、これこそ「他者に受けた影響を自己のものとして確立させている」ことの大きな証左になるのではないかなと。
こういうところでも、やはりメツの懸念が杞憂だったということを改めて読み取ることが出来る気がします。このゲームってこの辺りの“人間観”のようなものを一貫した立場で描いてると思う。

王道ながら、好きなシーン

このクラウスってキャラクター自体は最終局面で突然出てきたにも関わらず、私はかなり好意的に受け取れています。
それまでプレイしていた世界の根幹にある人物だということ、前作から含めて関係していることを思うとぽっと出という印象は受けないというのがその好感の一因かもしれませんね。後はとにかくザンザとの対照性、これも大きい。

この言葉ひとつで、クラウスもすごい救われてるんじゃないかなぁ

もしかしてセイレーン使い放題だったりしますかこれ


自分の最期と、扉の最後を予期するクラウス。ホムラとヒカリのスーパーパワーはこの扉由来なので、タイムリミットには気をつけなさいよと助言までしてくれる。ありがとうクラウスさん。
最後にレックスは、恐らく神に会ったら聞こうと思っていたことをクラウスへ問いかけます。



静かに、そして穏やかに、ただレックスと出会えたことを噛み締める。
世界を滅ぼしてから幾星霜、彼が微笑むことが出来たのはそれ以来のことなのではないだろうか。




そしてレックスたちを見送ったクラウスは、彼のことを想ってくれていた存在のことを思い出す。もう2度と会うことは無いんだろうか……。
このゲームをもしリアルタイムでやっていたら2人を出会わせてくれ~~~の気持ちが河川を氾濫させてしまうと思うんですけど、3作目がそれなりに1.2と絡んで来るという話だけ聞いているこの身だとちょっと希望を持っている節がある。
このゲームをプレイしている途中ってやっぱりどうしても初代ゼノブレイドとの比較をして考えることが多いわけなんですけれど、ここのシーンはもう本当にそれが顕著というか。
かなり明確に正反対なものとして描いているんだなという印象です。
初代ゼノブレイドは、神からの脱却。
そしてゼノブレイド2は、神との融和。
どちらとも世界の理不尽に振り回され、それを乗り越える物語になっていることは同様ですが、アプローチの方向がまるで違う。
常々、初代ゼノブレイドは言うなれば「シュルク神話」の顛末を描いていると思っていましたが、ゼノブレイド2というのはそうではなくて物語色が強い。
2者は共に語り継がれるものとして肩を並べることが出来ますが、2の方がより等身大と言いますか。そういう意味ではシュルクに比べてレックスが明らかに幼いデザインをされているのも少し頷けるんですよね。神性をそこでそぎ落とす結果になっていて、自らの足でガンガンに世界を開拓していくシュルクに対して横に並び立つ仲間と共に進んでいくレックスというふたつの主人公像がそれぞれの物語の決着にも紐づいているというか。(勿論、シュルクにも共に立つ仲間がいるのはそうなのですけれど。ざっくりとしたイメージとしてね)
ほんまおもろいですねこのゲーム。
もうエンディングまで終わってて今回の更新で最後まで書こうと思ってたんですけど、何故かここまでで9000字くらいになってしまって疲れたので一回区切ります。見出しもそのつもりで設定したのに、1単元のみになってしまった。それではまた次回。
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