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任せた案件がレビュー待ちで止まる会社の共通点

「任せたはずなのに、なぜかずっとレビュー待ちで止まっている。」

そんな状態が繰り返されている会社は少なくありません。
資料は完成している。内容も問題ない。あとは承認されるだけのはずなのに、そこで止まる。

気づけば、同じ案件が何日もレビュー待ちのまま積み上がっていく。

No.2や幹部の立場であれば、「なぜここで止まるのか」と感じたことがあるはずです。

もし原因が個人の判断スピードなら、経験を積めば解決するはずです。
もし能力の問題なら、優秀な人材を入れれば改善するはずです。

しかし実際には、人が変わっても、組織が成長しても、「レビュー待ちで止まる現象」は消えません。

私は400社以上の組織と向き合ってきましたが、この現象にも共通点があります。

それは、「レビューが確認作業ではなく、実質的な意思決定の場になっている」ということです。

任せた案件が止まるのはレビューの役割が決まっていないから

多くの会社では、レビューの定義が曖昧です。

・どこまで現場で決めていいのか
・どの段階で上に上げるのか
・レビューは承認なのか確認なのか

この境界線が存在しないまま仕事が進んでいます。
その結果、現場はこう学習します。

「迷ったら止める」
「とりあえず上に出す」
「自分で決めない方が安全」

一方で上司側もこうなります。

「全部見ないと不安」
「一応チェックしておこう」

こうして、全件レビュー構造が出来上がります。

レビュー待ちがボトルネックではない

多くの会社は「レビューが遅い」と考えます。しかし本質はそこではありません。

問題はスピードではなく構造です。
レビューが最終確認ではなく、意思決定そのものになっていることが問題です。

この状態では、どれだけ人を増やしても、どれだけ経験を積んでも仕事は前に進みません。

判断が分散されていないからです。

「任せるほど遅くなる組織」で起きていること

任せた案件が止まる会社では、必ず次の循環が起きています。

・現場は判断を避ける
・上司は全部見るようになる
・レビューが増える
・さらに止まる
・最終的に社長に集まる

最後にこうなります。

「自分でやった方が早い」

これが、レビュー依存組織の完成形です。

本質はレビューの量ではない

改善としてよくあるのが、

・レビューを減らす
・承認フローを簡略化する

という対策です。しかし本質はそこではありません。
重要なのは量ではなく「判断の設計」です。

・何を現場で決めていいのか
・何をレビュー対象にするのか
・誰が最終責任を持つのか

この設計がない限り、レビューは必ず膨張します。

最後に

任せた案件がレビュー待ちで止まる会社は、人の問題ではありません。
「止まることが正しい組織設計」になっているだけです。

だから見るべきポイントは一つです。レビューがあるかどうかではなく、レビューが何の役割になっているか。

そこが変われば、組織の流れは一気に変わります。

組織は、人ではなく構造で動いています。

■メンバーシップ「No.2経営ラボ」

この問題は単体では存在しません。

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メンバーシップ「No.2経営ラボ」では、「組織のバグ」を一つずつ分解しながら、No.2が組織全体をどう見立て、どの順番で改善していくのかという判断軸をお伝えしています。

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二宮誠悟プロフィール
現役取締役。400社以上の組織と向き合い、組織を構造から読み解く。

No.2経営支援サービス
組織課題を可視化し、意思決定・権限設計・実行プロセスを再構築する。

組織のバグ100本Q&A(有料記事)
組織のバグを言語化し、組織を動かす判断軸へ体系化する。


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二宮誠悟|現役取締役・400社支援|社長依存・属人化をなくすNo.2経営ラボ いただいたチップは、組織づくりやNo.2に関する実践知の発信、記事制作、テンプレート作成などの活動費として活用させていただきます。 少しでも学びや気づきがありましたら、応援いただけますと励みになります。