発明と言えそうなアイデアを思いついたときに考えるべきこととは?
【今日のポイント】
「これは、今までにない、特許が取れる発明だ!」というアイデアや、商標登録しようと思う名称を思いつく瞬間がありますね。
このようなときに、「まてよ?」と思って考え、確認するポイントをいくつかお話しますので参考になれば幸いです。
1.「これは「発明」と言えるんじゃないか?」と感じるアイデアを思いつく瞬間
技術的な問題だけでなく、新しいサービスやその提供方法などのビジネスモデルも含めて何かアイデアを思いついたときに、「これは今までにないアイデアだ!「発明」と呼べるんじゃないか?」
と思ったことや、
「この名称は斬新だ、商標登録して事業で使おう!」と思われたことは無いでしょうか?
そのようなアイデアを思いつく瞬間は、
・ある問題の解決法を考えているとき(その最中)
・ビジネス上のテーマについてディスカッションや雑談レベルも含めて話をしているとき
・何か、ヒントになるような記事、人の話などの情報に触れたとき
・全く脈絡なく(例えばお風呂に入っているとき)などにふっと思いつくとき
など、色々とありますね。
最後の例は、いわゆる「三上」(馬上(ばじょう=馬に乗っているとき)、枕上(ちんじょう=寝ているとき)、厠上(しじょう)=トイレに入っているとき)ですが、
今らな「馬上」は「電車や自動車で移動しているとき」となるかと思います。
思いついたアイデアを特許や商標などの知的財産権として出願するかの判断は、費用対効果やノウハウとしての利用との比較なども含めて、さらに検討することになりますが、
それ以前に、「検討や確認しておいた方が良い事」をいくつかお話できればと思います(これが確認事項の全てではないことをあらかじめお断りさせていただければ幸いです。)。

2.思いついた状況を確認する
上記のいずれの場合にも共通しますが、特にそのアイデアを出そうとしていたときや、関連する課題についてディスカッションなどをしていたときには、
「そのアイデアはどうやって思いついたか?」を確認することがまず必要と考えています。
(特に、思いついたアイデアだけをメモっておいて、その後少し経ってから、再度見直したり、他の人と一緒に検討するときには、思いついた瞬間の状況までは思い出せないことも多いと私自身もよく経験するところです。)
これは、「ネット検索や生成AIへの質問」などの「意識的な情報収集」も含めて、「誰か他の人のアイデアではないか?」という視点からの確認ということになります。
これは、ネット上に多くの情報が溢れており、それらの情報に意識的か否かを問わず、触れる機会が多くなっているため、必要性が高まっていると、最近感じているところです。
なお、「他者のアイデア(知的生産の成果)を尊重する」という視点については、「デザイン思考と本質追究を楽しもう」さんの以下のnote記事も参考になるかと思います(私も自分のnoteのマガジンに入れさせていただいています。)。
『知財としての文章のデザイン』
3.「似たようなアイデアは(自他を含めて)今までに出てないか?」を確認する
これも「あるある」なのですが、「同じ」ではなくとも、「似たような」アイデアは、意外と多く世の中に出ていることがよくあります。
まさに、「日の下に新しきものなし」ですね。
これは、前述と同じく、生成AIなどを使って検討したときは特に顕著に出てくる可能性が高いですが、
生成AIやネット検索などを使わなかった頃から、私も数多く経験しています。
(場合によっては、以前に自分自身が出したアイデアを、また「新しいアイデアだ!」と勘違いして出してしまったことも何度かあります。)
この「似たようなアイデアは今までに出ていないか?」は、思いついたアイデアをネットなどに入れてみることでも確認はできますが、
この場合、自分のアイデアが外部に流出するリスクがあるので、例えば生成AIでも、「入力情報をAIの学習に使わない」あるいは「自分や自社専用のデータベース内でのみ利用できる」といった機能(制限)を持つサービスを利用することが、特にビジネス上のアイデアでは必要かと思います。
それ以外の方法としては、例えば特許になりそうな発明や、商標登録できそうな商品・サービス名称でしたら、特許庁(その外部団体のINPIT)が無料で公開している産業財産権のデータベース「J-PlatPat」( https://www.j-platpat.inpit.go.jp/ )の「特許・実用新案検索」のキーワード検索や、「商標検索」の「称呼(類似検索)」などに自分の思いついた技術のキーワードや名称を入れてみて、類似の発明や商標が無いかを確認してみることもお勧めいたします。
なお、この「思いついたアイデア」について「類似のアイデアが無いか?」というのは、以下の「ネームチェンジャー ヤマダ|商標登録とネーミングの専門家」さんのnote記事でヤマダさんが説いている「比較対象」の必要性と通じるものかと思います(ヤマダさんは、私も商標関連でご相談させていただいたことがある方です)。
『あなたのアイデアは本当に素晴らしいのか?』
【今日のまとめ】
・「これは「発明」と呼べるのでは?」、あるいは「これは商標登録できるのでは?」と感じるアイデアや名称を思いつくことは、色々な状況で経験することがある
・アイデア自身に加えて、上記のようなアイデア・名称を思いついた状況も確認・記録しておくことは、「それを思いついたのは本当に自分なのか?」という視点から、ネットなどで数多くの情報に触れる現在、必要性を増している
・「似たようなアイデアは既に世の中に無いか?」という視点での確認も必要であり、特許になりそうな発明や商標登録を考える名称などでは、INPITが無料で公開しているデータベース「J-PlatPat」で検索してみることもお勧めする次第です
最後までお読み頂き、有難うございます(*^^*)!
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#アイデアの検証 #発明 #特許 #商標 #JPlatPat
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