【第521回】 Marketing Cloud Next を 30 日で学ぶ「Next 30」が登場
Marketing Cloud Next を体系的に学習できる新しいトレーニングプログラム 「Next 30」 が公開されました。

Marketing Cloud Next とは、Salesforce Platform 上にネイティブ構築された次世代のマーケティングプラットフォームです。
従来の Marketing Cloud Engagement とは大きく異なり、
Data Cloud
Agentforce
Flow Builder
などを中心とした新しいアーキテクチャで構成されています。
しかし、実際に触りながら学べる教材はまだ多くありません。
そのような中で登場したのが、この Next 30 です。
Next 30 とは
Next 30 は、その名の通り 30 日間で Marketing Cloud Next を学習するためのハンズオン形式のチャレンジプログラム です。
参加者は架空の通信会社である「Next」のマーケターとして、実際のマーケティング担当者が日々行う業務を体験しながら学習を進めます。
単なる機能説明ではなく、実際の業務シナリオに沿って進むため、Marketing Cloud Next の全体像を理解しやすい構成になっています。
「完全無料」で利用できるのが特徴です。
メールアドレスを登録するだけで開始ができ、メールアドレス登録後、30分程度で、1 日目の教材へのリンクが届きます。

サイトに遷移したら、学習を開始できます。英語で表示されますが、ブラウザの翻訳機能で日本語にすることが可能です。

Marketing Cloud Next の画面を持っていない場合でも、サイト内でシミュレーターを立ち上げて、ステップを順に追うことができます。

この学習教材の製作者は、Sabuhi Yahya(サブヒ・ヤヒヤ)さんです。彼は有名な SQL 30、MCAE 30 の開発者でもあります。

これらも興味のある方は同時にスタートしてみてはいかがでしょうか。
学習できる内容
Next 30 では Marketing Cloud Next の主要機能を一通り体験できます。
環境構築とデータ基盤
まずは Marketing Cloud Next の基盤となるデータ環境を構築します。
学習内容は以下のようなものです。
Data Cloud の設定
データモデルの構築
Identity Resolution
顧客データ統合
Marketing Cloud Next の最大の特徴である Data Cloud ベースのアーキテクチャを理解できます。
メール配信
メール配信についても実践形式で学習します。
Email 作成
ドメイン認証
同意管理
配信設定
など、実際の運用で必要となる設定も含まれています。
ランディングページとフォーム
リード獲得のための
Landing Page
Form
Web Tracking
も学習対象です。
Marketing Cloud Next のフォーム機能や Web 行動データの取得方法を理解できます。
Flow Builder による自動化
Marketing Cloud Next の中心機能の一つが Flow Builder です。
Next 30 では、
トリガー
分岐条件
自動化フロー
A/B テスト
などを使ったマーケティングオートメーションを構築します。
パーソナライズ
Marketing Cloud Next の大きな特徴であるパーソナライズ機能も含まれています。
具体的には、
Data Graph
動的コンテンツ
Handlebars
を利用したコンテンツの出し分けです。
Marketing Cloud Engagement のパーソナライズよりも柔軟な実装方法を学ぶことができます。
AI と Agentforce
Marketing Cloud Next では AI が標準機能として深く統合されています。
Next 30 では、
Einstein Engagement Scoring
Send Time Optimization
Agentforce
などの AI 機能も体験できます。
最近の Salesforce が最も力を入れている領域と言えるでしょう。
学習時間の目安
Next 30 では、1 日あたり 45 〜 60 分程度の学習時間が推奨されます。
30 日間を通して順番に進めることで、Marketing Cloud Next の基本機能から応用機能までを体系的に学習できる構成になっています。
私も 1 日目を今終えて、この記事を書いています。
Trailhead のような簡単なクイズも用意されており、学習した内容の復習もできます。

いかがでしたでしょうか。
Marketing Cloud Next の情報は徐々に増えてきていますが、
Data Cloud
Flow Builder
Agentforce
をまとめて学べる教材はまだそれほど多くありません。
その意味で、今回の Next 30 は Marketing Cloud Next をこれから学びたい方にとって非常に良いスタート地点だと思います。
また、先日公開された Marketing Cloud Next 対応の Trailhead Playground や、パートナー向けの SDO 環境と組み合わせれば、実際の画面で手を動かしながら学習することも可能です。
Marketing Cloud Engagement の知識だけでは今後難しくなる場面も増えてくると思いますので、Marketing Cloud Next に興味のある方は一度チャレンジしてみる価値がありそうです。
今回は以上です。
