不思議で不気味なミステリー小説_異人たちの館/折原一
今回は「不思議で不気味なミステリー小説」の紹介です。
設定が不気味なのでかなり惹き込まれます。
序盤は「なんで、なんで?」が続きます。
重厚なミステリーですので、本格ミステリー好きの方に特にオススメしたいと思います。
これから本を読む方も既に読んだ方も記事を読んでいただけると幸いです。
以下、「作者」「概要」「物語のあらすじ」「感想」が続き、ネタバレはありません。
『異人たちの館/折原一』
作者
折原一さん
生年月日:1951年11月16日
出生地:埼玉県久喜市
最終学歴:早稲田大学第一文学部卒業
主な受賞歴
1988年 第34回江戸川乱歩賞候補 - 『倒錯のロンド』
1994年 第47回日本推理作家協会賞[長編部門]候補 - 『異人たちの館』
1995年 第48回日本推理作家協会賞[長編部門]受賞 - 『沈黙の教室』
以前に紹介しました、叙述トリックが非常に有名な作者さんです。
今回の作品も設定から叙述からかなり惹き込まれます。
概要
単行本発売日:1993年1月
文庫本発売日:2002年7月16日
出版社(単行本・文庫本の順で):新潮社・講談社文庫
その作品の主な受賞歴:第47回日本推理作家協会賞 長編部門 候補(1994年)
物語のあらすじ
富士の樹海で失踪した息子・小松原淳の伝記を書いて欲しい。
売れない作家・島崎に舞いこんだゴーストライターの仕事。
女依頼人の広大な館で、資料の山と格闘するうちに島崎の周囲で不穏な出来事が起こり始める。
この一家には、まだまだ秘密がありそうだ――。
五つの文体で書き分けられた著者の初期最高傑作が甦る!
感想
折原一さんの初期代表作のひとつ。
冒頭で書かせていただいた通り、叙述トリックや構成の巧みさがかなり魅力の作品です。
章や視点ごとに異なる語り口が用いられ、どこまで何を信じてよいのか考えさせられる場面が多々あります。
館に集う人物たちの秘密が徐々に明らかになる過程には緊張感と不安感が共存し、物語世界への没入感を深めてくれます。
読後には「真実は何だったのか」を振り返りたくなる余韻が残る作品です。
まだ読んでいない方に是非とも手に取って欲しい、オススメの作品です。
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