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【駐在員の本音】徒歩0分は幻――最寄りスーパー“車で10分”、夜は閉店。アメリカ郊外で買いだめ生活に馴染むまで

第44話

日本の“当たり前”が崩れた夜

赴任初日、夜9時すぎ。
喉が渇いて外に出た僕は、歩ける範囲にコンビニもスーパーもないことに気づいた。

「24時間営業が消えた。」
その現実は、ただ静かなだけの夜ではなく、どこか心細い夜だった。

日本では、角を曲がれば必ず灯りがあった。ここでは暗闇と静寂しかない。
最寄りのスーパーは、車で約10分。しかも閉店している。
“徒歩0分”の便利さは、まるで幻のように消え去った。


週末の冷蔵庫が語ること

それ以来、生活は「まとめ買い」が基本になった。
週末の午前中に車を走らせ、カートいっぱいに食材を詰め込む。
帰宅して冷蔵庫のドアを開けると、そこに詰まった量が、翌週の安心感そのものになる。

冷凍庫に入れる順番を考えるのも習慣になった。
「保存できるかどうか」が食材の基準になり、生活そのものが“保存前提”で回りはじめた。


郊外駐在の小さな工夫

エッセイの途中で、同じ環境に赴任する誰かに向けて、僕の工夫を置いておきたい。

  • 週1回まとめ買いテンプレ:乳製品/冷凍主食/非常食/朝食キット

  • 緊急時の代替:ガソリンスタンドの軽食/24h薬局の食品コーナー

  • 配達の判断基準:手数料≦外食1回分?雨の日や残業日は即利用

小さなことだけど、これがあるだけで夜の静けさに押しつぶされにくくなる。


“車で10分”が近いと思えるまで

最初は不便でしかなかった距離も、いつしか「これくらいなら近い」と思えるようになった。
人の感覚は、環境に合わせて変わっていく。

日本にいた頃は、深夜のコンビニの灯りに守られていた。
ここでは、冷蔵庫の中身が僕の生活の明かりになった。

不便を数えていた日々は、やがて**「これで十分だ」と思える暮らし**に変わっていく。
そして気づく。
――人は、どんな環境にもちゃんと馴染んでいけるのだ、と。


あなたの“最寄り”は何分?

① 徒歩5分以内
② 車で5〜10分
③ それ以上

コメントで番号だけでも教えてください。
同じように暮らしている人の工夫も、大歓迎です。


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