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目的地はスペイン、コバドンガ!【ややこしいアクセス編】

コバドンガっていう響きがとても良い。
何度でも口に出したくなる地名。
Googleマップで見つけた時に、心を奪われた。コバドンガって何それ。何それって地名だけども、なんかアフリカっぽいというか、スペインぽくない。

スペインに行こうということは決めたけど、スペインでカミーノを歩くこと以外のやりたいことについて考えてみたが、意外とない。とにかくスペインのどこかのカミーノを歩きたい。無理ならハイキングとかでいい。絶景を見たい。
そこで見つけたのが、コバドンガという地。スペインの歴史の中でも重要な意味を持つ場所だということを後に知ったが、それよりもまずコバドンガの美しい山と湖の景色に魅かれて行ってみようと決めた。
コバドンガありきでスペイン旅を組み立てたので、アストゥリアス州がテーマになったが、結果的に大正解だった。

コバドンガへの道のりは大変なようで簡単だが、簡単なようで難関だった。
そこで、コバドンガへのアクセスを書いておくので、もしもコバドンガに行かれる方の参考になればいいな。

※注意
このnoteは、「スペインのコバドンガに行きたい!」という人のための行き方説明です。そんな日本人はかなり少数だと思いますが、後半は私がどうやってコバドンガに行こうとして失敗してどうやって修正して辿り着けたか、そして天気の悪かった日のコバドンガ(コバドンガの魅力が激減している)の写真の紹介をしています。コバドンガに行きたい方と、お時間のある方は良ければ続きをどうぞ。天気のいい日の絶景のコバドンガは次のnoteで紹介予定です。
では。

まず、大都市からの行き方で、1番簡単なのが、マドリードからでもどこからでもいいからとにかく、オビエドかサンタンデールに出ること。南の方からの行くなら、オビエドの方がアクセスがいいと思う。
私の場合は、行きはビルバオからサンタンデール、リャネスを経由してカンガス・デ・オニス、そこからコバドンガのルートで、帰りは、コバドンガからカンガス・デ・オニスを経由してオビエドに出て、それからマドリードへ向かいマドリードから帰国した。


マドリードからコバドンガに行くには

ざっくりした地図

大半の人がマドリードにスペイン旅の起点を置くと仮定し、シンプルなルートとしては、

①マドリード⇒オビエド
②オビエド⇒アリオンダス→カンガス・デ・オニス
③カンガス・デ・オニス⇒コバドンガ

この3本乗り継ぎコースが1番行きやすいルートのはず

①マドリード→オビエド
バスかRENFE(電車)で3.5時間、1万円前後(要予約)
②オビエド→カンガス・デ・オニス
RENFEで2時間弱、1000円くらい(予約しとくと安心)でアリオンダスまで行き、そこから頻発してるカンガス・デ・オニス行きのバスに15分くらい乗る。(ここは予約不要)オビエドから直通があるかも知れないけど、多分どこかで乗り換えが必要なはず。アリオンダス駅の向かいに小さいバスターミナルがあるので、ここは迷う心配がない。
③カンガス・デ・オニス→コバドンガ
ここが難関ポイント。このルートのバスをネットで検索して買う時にミスが発生しやすい気がする。
2025年7月時点で現地で分かったのは、国立公園内のコバドンガ湖群へ行くにはツアー会社のツアーか、個人で行くなら、ALSAが独占している往復バス一択。日時指定もしないといけなくて往復でしか買えないコバドンガ行きのチケットは、オンラインでも買えそうではあるが、カンガス・デ・オニスのバスターミナルで買うのがベター。

ここで間違えてはいけないのが、行きたい「コバドンガ」はどちらなのかということ。
絶景が広がるピコス・デ・エウロパ国立公園内にある山奥の湖群の場所は、ラゴ・デ・コバドンガ(Lagos de Covadonga)。
山の麓にある洞窟や大聖堂が集まる場所が、聖地コバドンガ(Santuario de Covadonga)のことで、一般的にコバドンガと呼ぶ時は、ここを指すらしい。コバドンガなんとかというバス停がいくつもあり、この辺に点在しているから要注意。
そしてその2か所は12kmほど離れている上にかなりの山道なので(900mの登り)、バスを間違えてしまうと大変である。
上から順に位置関係を書くとこんな感じ。

湖(ラゴ・デ・コバドンガ)

聖地(コバドンガ)

下界(カンガス・デ・オニス)

下界のカンガス・デ・オニスからコバドンガ湖群へはバスで1時間ほどかかり、その途中に聖地コバドンガを通り、バスは原則乗り降り自由なのだが、聖地から湖に登るバスに途中乗車するのはかなり無理に近いぽかった。なぜなら常に満車のバスで、聖地のバス停は湖に上がりたい人も長蛇の列で、予約枠などで満車だと、ノープランで途中下車してしまった人はいつまで経っても湖に向かうバスに乗れない仕組み。
逆に湖に行ってしまってから、帰りに湖から山を降りるバスに乗って、聖地に途中下車した場合、湖で各自自由に過ごすこともあり山から聖地、聖地から下界に降りる人たちの時間帯にばらつきがあり、バスの空きが多い。スペイン語が堪能で、予約や途中乗車の交渉など完璧にできる人以外は、湖に行ってから聖地に寄って帰るのをお勧めする。

湖のあるコバドンガへ、私の失敗編

私がオンライン(omioのアプリ)で予約したのが、カンガス・デ・オニスから聖地コバドンガに近いバス停への片道ずつのバス。英語で予約したし、行き先にコバドンガって書いてたから安心して地図で確認しなかった。その日から3日間、湖のそばの山小屋をネットで予約していたので、何としても湖の方のコバドンガにつく必要があった。
そして、カンガス・デ・オニスのバス停で初めて自分の持ってるチケットに書かれているバス停を確認。
あれ?バス停から山小屋、結構離れている…。Googleマップで調べると、私は夕方から3時間以上山を徒歩で登らないと山小屋に到着できないことが判明。
えええー!
夜に登山?無理無理。
係員のお姉さんに聞くと、私が買ったバス停から湖へ向かうバスは、途中から乗れないと言われ、そのチケットをキャンセルして、往復の湖行きのチケットを買い直すように言われる。
バスのチケット売り場の窓口は一つしかなく、長蛇の列で、どんどん売り切れていっているようだ。係員のお姉さんに尋ねると、そこの券売機でも買えるからそっちで買った方が早いよ、と。

往復バスのルートはこんな感じ
コバドンガとラゴス・デ・コバドンガに注意

そして券売機を操作してびっくり。
前述した通りバスのチケットは往復しか買えないのだが、どうやっても当日の往復しか買えない。いや、湖で3泊するんですけども。また係員のお姉さんに聞くが、「それは知らない」と言われてしまう。
うーん、困った。しかし、分刻みでバスが売り切れていくので、もう帰りのことは後で考えよう!どうにでもなれ!っと帰りの分を同日で適当に時間指定して、往復のバスチケットを買った。そして、次に来たバスに何とか乗り込み、山小屋のある湖の方のコバドンガへ向かうことができた。
(↓詳しくはこちら)

https://www.alsa.es/acceso-autobus-cangas-onis-lagos-covadonga

なんとか国立公園内のコバドンガ湖群に到着。
Buferreraのバス停以外にもいくつかバス停があるが、他のバス停はツアーバスなどが停まるもののようで帰りも必ずこのBuferreraのバス停に来るように教えてもらった。大体どこのツーリストインフォメーションにも紙の地図が置いてあるものだが、コバドンガのツーリストインフォメーションはこうである。

地図の前に立ったグラサンのお姉さんが、マイクと指し棒を駆使して、延々と早口スペイン語で湖やトレッキングルートの説明をリピートし続けるスタイル。仕方がないので、地図をiphoneで撮影し、お姉さんのトークを動画で撮影した。あとで何度も動画を見直したおかげでスペイン語のリスニング練習にもなった。
往復チケットの帰りの便の変更ができるか聞いたら、7日以内なら変更可能と言われたので一安心。だが、オンラインで日時の変更をするようにと言われたものの、国立公園内の湖のあるコバドンガに着いてから携帯はずっと圏外であった。スペインのe-simも楽天モバイルも両方圏外。下界ではどこででもネットが繋がっていたのに、さすが聖地を越えた山だけある。
宿泊していた山小屋では夜以外はwi-fiがかろうじて使えたが、ものすごく電波が弱かったのでほぼ使えなかった。オンラインの日時変更や予約は、湖一帯では不可能と考えた方がいいと思う。
結局、次の日にまたBuferreraのバス停に行き、バスの係のお姉さんに私の携帯ではオフラインになっていて変更ができないことを伝え、お姉さんと私との間の口約束で帰りのバスの日時指定をした。「バーレ!OK!私に任せておいて。そのバスの時間には私が出勤してるから、私を呼んでね」と断言してくれた。大丈夫かそんなんで。でも結果的に大丈夫だった。(お姉さんは遅刻して出勤してきてハラハラはしたが)
余談だが、徒歩で湖まで登ってきたという台湾人夫婦が、なにやら訴えていた。どうやら「帰りはバスに乗って帰りたい」と言っているらしい。「そんなことはできません」と係の人に断られても意味が通じないのか両者が困っていたところに、同じアジア人だから通訳して、とインフォメーションの人に私が呼ばれた。スペイン語どころか英語もほとんど話せない台湾人と、スペイン語しか話せないお姉さんとの間の通訳ほど難しいものはなかった。しかもオフラインの地で台湾語に訳すことも出来ない。私は「No!不可以!」くらいしか言えなかったが、結局その台湾人夫婦は、別々のバスの補助席に特例としてこっそり乗せてもらえることになった。
国立公園内のコバドンガ湖群へは往復のチケットしか販売していないので、徒歩で登ってきた人が帰りだけ乗せてほしいというのは、通常無理のようだ。そしてネットもwi-fiも使えないバス停で予約も変更もオンラインのみって。なんやねん、このややこしいシステム。スペイン人以外は無理ゲーというやつだと思った。
しかし、便利さに慣れすぎている自分に反省し、久々に辿り着くのに難しい場所に来られた変な喜びも感じたりした。

絶景は翌日までお預け。曇天コバドンガ編

そして、道中からそうだったが、とにかく天気が悪い。
曇っていて、あんまり景色が見えないし、どんよりしている。これがアストゥリアスの気候と言われれば納得せざるを得ないけど、ちょっと残念な気持ちが否めない。天気予報によると翌日以降は晴れらしいので、明日以降に期待するとして、バス停に到着して山小屋までの30分のウォーキングを楽しむ。晴天だろうと曇天だろうと、空気は澄んでいる。いや、天気の悪い日の空気の方がいい気すらする。
カラン、カラン、カラン、カラン。
常にあちこちで鳴っているカウベルが耳障りが良い。今、コバドンガを思い出すとき、ずっと脳内でも聴こえてくる音。
羊の大群がどこかに帰っていく後ろをついていく。
インドとはまた違う健康そうな牛があちこちにのっそりといる。バスが時々止まるなと思っていたら、牛が邪魔している。歩いていても、牛待ちが多い。曇天でもこの風景に自分が混ざって歩いているのが楽しかった。

動画をスクショしたやつが続きます
着いていくのが楽しい。
Lago Enor エノル湖
横長の写真はGR
パンダ牛がいた
エノル湖を背に進む
山小屋が見えてきた
山小屋到着
3日間、山小屋にいるときは寝てるとき以外
ほぼずっとここにいた。
教会跡が近くにある
これはベッドの近くの窓からの景色
晩ごはんと朝ごはんは毎食ここで。
デザートもついてくる。
あ、パンダ牛がまたいた。


さて、翌朝。

寝室のドミトリーは一人で独占。
myヌテラもありながらの朝食
晴れた朝!
晴天。
絶景の予感。


この日からずっと晴れた日が続いた。
コバドンガ湖群の絶景については、また。


山小屋の予約はこちらのHPからしました。7月の宿泊客は私のみだったので、小屋ごと独占でした。

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