低血糖になると発揮!体の神秘のチームワーク──1型糖尿病と”チームアール”の動き
金曜コラムは、1型糖尿病患者としてのアールとして、日々の中で一番やっかいな低血糖の対策について書きたいと思います。
病気になった際に、主治医からも「一番気を付けて」と言われたことが低血糖。実はけっこうな頻度で、予測不可能に起きます。
誤解されがちな「低血糖」
なかなか周囲の理解を得るのも難しいので、私は何事もないよう装いながら、そっとブドウ糖を摂取し復活を待つことが多いのです。
ですが、ひどい時は少し座らないとめまいや動悸が強いときもあります。
そんなとき、周囲に「低血糖なので」と伝えないといけません。すると…
🍺二日酔いの取引先の社長からは、
「俺もちょっとしんどいから、これも低血糖かな?」と言われ…
(……いや、それは二日酔いでしたよね???)
🎤別の仕事で会った方には、
「わかる〜!私の友達も低血糖で朝ごはん食べられないって言ってた~」と言われ…
(わかってない気がする・・・たぶんそれは“低血圧”の方じゃ???)
なんか異変が伝わりづらいのです。

1型糖尿病患者と健常者の低血糖の違い
低血糖という言葉は知られていても、実際の仕組みや危険性は、あまり理解されていないのだと感じます。私も病気になるまで気にしたこともありませんでした。
健常者の体では、血糖が下がってくるとホルモンが自動で働いて、だいたい60mg/dLくらいでブレーキがかかるそうです。
でも、1型糖尿病は細胞が破壊されているので、その調整機能がなく、外から入れたインスリンが効き続けてしまう。
下がり出すと止まらないのです。
そのまま意識を失って倒れてしまったという1型の野球選手の話もありました。
私も一番ひどい時は40台まで下がり倒れないかヒヤヒヤしました。
でも低血糖は怖いばかりではなく、「体の神秘」を感じるんです。
神秘1:体の中で始まる「省エネモード」
2つの神秘をご紹介します!
1つ目は、低血糖になると、色々な機能が低下してきます。例えば目が見えなくなってくる。あれ?なんか視界悪いなって。
そして思考もうまくできなくて、説明したり言葉組立てが下手になる。
こんなふうに、本体の「私」が倒れないように、各機能たちが一つ一つ省エネモードに入り出すんです。
目も脳も神経もそれぞれが判断して、「今はしゃべらなくていい」「視界は最小限でOK」と、連携プレーでアール本体を守ってくれている。
まさにチームアールでアールが倒れないように!って判断して動いてるみたいで感動するんです(笑)
倒れないように、静かに動いてくれている存在たち。
体って、本当にすごい。

神秘2:脳からの指令
もう一つの神秘は、夜中の低血糖です。
どんなに疲れていても、夜中に低血糖になると、なぜかパチッと目が覚める。
そして目がさえて眠れない。あれ?と思って確認するとやっぱり低血糖!
このまま意識を無くさないように、脳が「寝ちゃダメよ」と指令を出してくれているんです。
眠っている間も、どこかの神経がスイッチを入れてくれるような感覚。
体って、本当に忠実で優しい。
おわりに
こんなすごいことを、病気になる前は体が自動でやってくれていたなんて。
私たちの体って、想像以上に優秀で、そして健気です。
今日は、そんな体にお礼を言うように、
ちょっと優しいものを食べて過ごしたいと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
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