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1型糖尿病の仕事復帰ーー会食でのインスリン問題

11月で1型糖尿病発症8年目を迎えたアールです。
今回は金曜日のチルコラム、仕事復帰の時に感じた悩みについてゆるく書きたいと思います。

仕事復帰の悩みのひとつ

意識不明で倒れて3週間の入院後、退院して1か月ほど自宅療養したあとに仕事復帰しました。
病院からは、仕事復帰の際には、周囲にできるだけ今の病状を打ち明けて、血糖管理や急な低血糖への理解を求めた方がよいとアドバイスを受けていました。
でも私の環境は、周囲はいつも一緒のメンバーではない仕事のため、出会った人、一人一人に私の病状を話す・・・ということは現実的ではありませんでした。
そんな仕事復帰の中で悩んでいたことの一つは、会食や立食での“インスリンのタイミング”です。


1型糖尿病ならではのジレンマ

私は1型糖尿病のためインスリン注射が欠かせません。
1日を安定させる持効型と、食前に使う超速効型の2種類のインスリン注射を打っています。
超速効型は注射を打って10分ほどで効き始めるため、「料理が目の前に来てから打つように」と担当医の先生から指導されていました。

ただ、仕事の会食だと、乾杯のあと料理が運ばれてきた“まさにその瞬間”が、そのタイミング。
そこで席を外すのは失礼かな、と迷いがありました。
席に着く前に済ませておくのが礼儀、とよく言われるし、「なんで今?」と思われないだろうか、と考えてしまう自分がいました。
どう伝えたら自然に席を立てるか・・・と考えを巡らせましたが、さっぱり思いつかず
とはいえ、インスリンだけは後回しにできないので、理由や周りの空気を深く考えすぎず
「ではお手洗いに行ってきます」
と明るく席を立ちました。
相手は一瞬キョトンとしていましたが、「あっ、どうぞどうぞ」と、会話はそのまま続き、場の流れは一瞬止まっても、またすぐ流れ始めました
そんなに気にすることなかったんだ!と少し気も楽になりました。

会食の席を外すタイミング、難しいなと悩んでいたころ

自分の思考のクセ

同時に自分の思考のクセについて気づかされました。
私は自分が思っている以上に“人に合わせること”を大事にしてきたんだな、ということを。
どう見えるか、場にどう映るか、そういう部分を気にして、相手の人は不快にならないようにと考えるクセがずっとあったんだと思います。
それが必要以上に気をまわし、勝手に不快になるかもと深読みしすぎていたんですね。


ある人の言葉

そして最近、今は亡き女優の樹木希林さんの言葉で、
「誰かの期待に合わせすぎると、自分の心の座る場所がなくなる」
という趣旨の話を見かけました。
読んだ瞬間、ああ、これはあの頃の私だなと思いました。
病気になったことで、どうしても後回しにできない行動が生活の中に増えました。
そのおかげで、誰かの期待に合わせすぎず「自分の体を優先してもいいんだ」という実感が自然に育ってきたように思います。


小さなあとがき

懇親会などで立食の場合は、名刺交換など人に囲まれやすいので、インスリンを打ちたいタイミングが一番席が外せない問題は今もあります。
ですが前ほどがんじがらめではない私。
きゅうりをつまんだりと糖質の少ないものをチビチビ食べ乗り切ることもできるようになりました!
こう振り返ると、私って真面目というか、融通きかないところがあるんだなと気づかされます。


最後まで読んでくださってありがとうございます。
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