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周囲の言葉に揺れる私はダメ?|大学生のキャリア相談で感じた大切なこと

こんにちは、キャリアの応援団アールです。
私は顧客満足を専門とした研修講師を主軸として、キャリアコンサルタントの資格を活かしたキャリア支援にも関わっています。
今回は大学でのキャリアカウンセラーとして、心がキュッと切なくなった話をしたいと思います。

大学のキャリア支援の現場

以前、親御さんの一言で内定の辞退を悩む学生さんの話を書きました。

今の時期、大学4年生でまだ内定を持っていない学生は、不安の中で就職活動を続けています。
そんな中で、親御さんからの何気ない一言にプレッシャーを感じている学生も少なくありません。

「大手の内定、まだとれないの?」
「そんな職種じゃ意味がない」

親御さんからすると、心配やじれったく思う気持ちがあるのでしょう。

でも、親は1番身近で大切な存在だからこそ、
その一言はとても重く響いてしまうことがあります。
正直に言うと、
「親御さん…お願いだから、今は少しだけお口チャックしていてほしい…」
そう思ってしまうこともあります。

そんな場面に関わる時、相手に寄り添うってどういうことかと考えさせられます。


相手に寄り添うってなんだろう

ある学生の話です。
理系の学生で、大学院へ進学し、研究職に就く予定で考えていました。
ただ、成績が伸び悩み、自分自身も実は研究についていくことにしんどさを感じ、大学院への進学を諦めました。

もともと研究職は、お母様の影響でした。

お母様は「院に進まないなら、研究職なんて、理系なんて、意味がない」と言い、
今までの資格とは全く分野も異なる、別の資格を勧めてきたそうです。
それは、お母様自身も一時期目指していた資格でした。

お母さんのしている分野を目指し、
お母さんが勉強した資格を勉強し、
お母さんの反対で方向転換して、
お母さんの提案で新たな進路を考えている。

話を聞く中で、何度も「お母さんが…」の言葉が出てきました。
そして、苦しそうな顔でポツリと言いました。

「私、お母さんのことばかり言って、自分のことなのに、って言われると思うんですけど…情けないですよね」

その言葉を聞いたとき、心がキュッとしました。

誰かの前で泣いて、
感情を発散することも大事かなと思う

どんな気持ちでも「間違い」はない

その「情けない」という気持ちは、誰かに言われたものなんだろうか。

「お母さんじゃなくて、あなたはどうしたいの?」
そんな誰かの言葉の中で、自分の気持ちを話すことに、言い訳が必要になってしまったのではないかと感じました。

私はその時、こう伝えました。

情けなくなんかないよ。
だって、お母さんを見て、憧れて、同じようになりたいと思ってきたんだから。
そんな憧れの人の言葉に影響を受けるのは当たり前だし、何もおかしいことじゃないよ。

面談が終わるころには、学生は、涙を流して苦しそうにしていた表情から、
「また来ていいですか」と、少し力が抜けた表情に変わっていました。

状況は何も変わっていないかもしれません。また苦しくなるかもしれません。
それでも、気持ちが、今、少しでも楽になることには、大きな価値があると私は思っています。


そのまま受け止めることの大切さ

今、こうして相談に来ている。
それだけで、変わりたい自分と、変わらずに大切にしたい自分の間で揺れているのだと感じます。
たとえお母さんの言うとおりの進路を選んだとしても、
自分が納得して選べたかどうかで、その先の受け止め方は大きく変わると思います。

だからこそ、どんな気持ちでも、まずはそのまま受け止めることが、前を向く一歩になると思っています。

それは昔、私自身もキャリアに迷った時、
「自分が間違っているんじゃないか」
「自分はこんな些細なことが気になるのはダメなんじゃないか」
そう思ってしまったことがありました。

そんな時、今の仕事仲間がこう言ってくれました。

「そんなことない。アールがそう思うのは当然だよ」

その言葉がどれほど心強く自分の支えになったことか。
安心して自分の気持ちを認めて話せるようになりました。
私が強くなる最初の一歩は、その人のその言葉だったと思います。

今の自分の気持ちに、自分が寄り添う

「未来の問い」と「今の問い」

「あなたはどうしたいの?」という問いは、未来の問いで、とても大切な問いです。
でも、したいことが分からないと迷っている時に、その問いは少し重く感じることもあるのではないでしょうか。

未来の話ができない時は、今の気持ちからでいい。

「今、どんな気持ち?」
「それ、やってみてどう感じる?」

そんな風に、今の自分をそのまま認めることが大切だと思います。

人の想いに、正解や不正解をつけることはできないと思っています。
だって、頭ではなく心で感じてしまうものだから。
「そんな風に思っちゃダメだ」と押さえつけるほど、その想いは消えるどころか、余計に苦しくなるのではないでしょうか。

だからこそ、その想いを否定せずに、一度そのまま受け止めること。
受け止められてはじめて、「じゃあこれをどう未来に活かしていこうか」と前を向けると私は考えています。


まとめ~自分の応援団になる~

就職活動中も社会に出てからも、周囲の言葉に揺れることもあると思います。
でも、その気持ちも含めて、自分の大切な一部です。
無理に切り離そうとしたり、自分や人を責めたりしなくていいと思います。
まずは「そう思っている自分」を認めてあげてほしい。
そして私もカウンセラーとして、その問いが相手に重く届くことを心において関わりたいと思います。


小さなあとがき

今回、私の仕事仲間について書きましたが、実は対人支援の分野の人ではありません。
私自身は、心理や対人支援について学びを重ねてきましたが、
時々、専門的な学びがなくても、人にブレイクスルーを起こす関わりが自然にできる人に出会うことがあります。
すごいなと思います。
私の仕事仲間も、そんな一人です(笑)

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