【社会】なぜテレビは"同じ専門家"ばかり使うのか?海外が報じる「御用学者」とスポンサーに支配された日本のテレビ
結論:あなたがテレビで見る「専門家」の意見が偏っているのは、メディアがスポンサーや権力者に都合の良い「御用学者」を意図的に選んでいるからです。
日本のメディアは、その構造上、真実よりもスポンサーの利益を優先せざるを得ない状況にあります。
理由:「国境なき記者団」が指摘するように、日本の「記者クラブ制度」は情報を制限し、メディアと権力の癒着を生む温床です。
この閉鎖的なシステムが、多様な意見を排除し、国民に知らされるべき不都合な真実を覆い隠しているのです。
今回は、海外メディアの視点から、日本のテレビが真実を伝えない構造的な問題を暴き、情報に踊らされないためのリテラシーを解説します。
こんにちは、文翔です。
「またこの人か…」
ニュース番組のコメンテーターを見て、そう感じたことはありませんか?
重要な社会問題について、いつも同じような顔ぶれの「専門家」が、当たり障りのない、どこかで聞いたようなコメントを繰り返す。
心のどこかで「本当にそうなのかな?」と疑問に思いつつも、テレビという巨大なメディアが「専門家」のお墨付きで報じる情報に、私たちは無意識のうちに影響されてしまいます。
なぜ、もっと多様な、あるいは政権や大企業に批判的な意見を持つ専門家は、テレビに出てこないのでしょうか?
それは、決して偶然ではありません。
私も以前は、テレビで報じられていることが世の中の「客観的な事実」だと信じていました。
しかし、海外のニュースソースに触れるようになって、愕然としたのです。
日本のメディアが、いかに特定のテーマについて「報道しない自由」を謳歌しているか。そして、その背景に、いかに根深い構造的な問題が横たわっているかを知りました。
これは、人気マンガ『進撃の巨人』で描かれた「壁の中の世界」に非常によく似ています。
壁の中の人々は、王政府が作り上げた「壁の外には巨人が闊歩する危険な世界しかない」という偽りの歴史と情報を信じ込まされ、外の世界への興味や探求心を奪われていました。

真実を知ろうとする者は「異分子」として排除される。壁の中の平和と秩序は、情報のコントロールによって維持されていたのです。
日本のテレビメディアもまた、スポンサーや権力という「壁」に守られています。
その壁の中で、国民が知るべき不都合な真実、例えばスポンサーである大企業の不祥事や、政権に不利な情報は巧みに濾過され、あるいは無視されます。
そして、壁の中の「平和」を乱さない「御用学者」だけが、専門家としてお茶の間に登場するのです。
提唱者について

出典: Reporters Without Borders - Japan (https://rsf.org/en/country/japan), The Guardian - "Japan's 'press clubs' create cosy ties that kill critical journalism"
「日本のジャーナリズムは、"Kisha Club"というシステムによって、深刻な病に侵されている」
これは、国境なき記者団(RSF)が、日本の報道の自由度を分析する際に、繰り返し用いる表現です。
彼らのような海外の視点から見ると、日本のメディアが抱える問題は、個々の記者の資質以上に、その「構造」にあることが浮き彫りになります。
記者クラブ制度という「壁」:
海外メディアは、日本の「記者クラブ制度」を、世界でも稀な、極めて閉鎖的なシステムだと報じています。特定の省庁や大企業に、大手メディアの記者だけが常駐し、フリーランスや海外メディアを排除する。この「馴れ合い」の空間では、厳しい追及や批判的な質問は「和を乱す」行為として敬遠され、発表される情報を右から左へ流すだけの「発表ジャーナリズム」が横行します。結果として、国民の知る権利が著しく損なわれているのです。
「御用学者」という名の代弁者:
テレビメディアは、複雑な問題を解説する際に「専門家」を必要とします。しかし、スポンサーや政権の意向に反する可能性のある、本当に独立した研究者を起用することは、大きなリスクを伴います。そこで重宝されるのが、常に体制側の意向に沿った、当たり障りのない解説をしてくれる「御用学者」です。彼らは、中立的な専門家という仮面を被りながら、実際には権力側の「代弁者」としての役割を果たしています。視聴者は、それを専門家の客観的な意見だと誤認させられてしまうのです。
スポンサーへの絶対的な忖度:
日本のテレビ局の収益は、その大半をスポンサーからの広告費に依存しています。そのため、スポンサーである大企業の不祥事や、その業界に不利になるような情報を、徹底的に追及することは、事実上不可能です。例えば、海外で大きな問題となっている健康被害や環境問題も、その原因企業が大手スポンサーであれば、日本のテレビで大きく報じられることはほとんどありません。これは、ジャーナリズムの自殺行為に他なりません。
海外から見れば、日本のテレビは「真実を報道する機関」というよりも「体制と大企業の利益を守るための広報機関」としての側面が、非常に強く見えています。
その構造を理解しないまま、テレビの情報を鵜呑みにすることは、極めて危険なことなのです。

手順1:「この専門家は、誰の利益を代弁しているか?」と疑う
テレビで専門家が何かを解説している時、その内容を鵜呑みにする前に、一歩引いてこう考えてみてください。
「この人の発言は、最終的に、誰にとって、都合が良いのだろうか?」
「この新薬は安全です」→ 製薬会社、それを認可した省庁
「原発はクリーンなエネルギーです」→ 電力会社、政府
「この食品添加物に、危険性はありません」→ 食品メーカー、業界団体
もちろん、全ての発言が癒着によるものだ、と断定することはできません。
しかし「反対意見を持つ専門家は、なぜ、呼ばれないのだろう?」と、セットで考える癖をつけることが、情報リテラシーの第一歩です。
手順2:一次情報と海外の報道を、自分で確認する
テレビが報じているニュースの「元ネタ」は、何なのか。それを自分で確認する習慣をつけましょう。
一次情報を探す:
政府の統計データ、公表された報告書、科学的な論文など、加工される前の「生のデータ」に、可能な限りアクセスしてみる。多くは、インターネットで公開されています。
海外メディアで、同じテーマを検索する:
日本のニュースについて、海外の主要メディア(BBC, CNN, The Guardian, New York Timesなど)が、どのように報じているかを確認する。「Japan + (キーワード)」で検索するだけで、全く違う視点の記事が見つかることがよくあります。
最初は、面倒に感じるかもしれません。
しかし、この「ファクトチェック」の習慣こそが、あなたを、メディアの洗脳から守る、最強のワクチンなのです。
手順3:多様な意見に、意識的に、触れる
テレビや大手新聞だけが、情報の全てでは、ありません。
あなたの、思考を、豊かにし、物事を、多角的に、見るために、意識的に、多様な、情報源に、触れましょう。
独立系メディアや、専門家のブログを読む:
大手メディアが、取り上げないような、深い分析や、批判的な視点を、提供してくれる、ジャーナリストや、研究者は、たくさんいます。
海外のドキュメンタリー映画を観る:
Netflixなどの、動画配信サービスには、特定の社会問題を、深く、掘り下げた、質の高い、海外の、ドキュメンタリー作品が、数多くあります。日本のテレビでは、決して、放送されないような「不都合な真実」に、触れることができます。
自分の意見と、真逆の、本を読んでみる:
自分が「正しい」と、思っていることと、正反対の、主張をしている、本を、あえて、読んでみる。それは、あなたの、思考の、偏りを、自覚させ、より、バランスの取れた、視点を、与えてくれます。
快適な「壁の中」に、留まるのではなく、勇気を持って「壁の外」の情報に、触れ続けること。
それこそが、この、情報過多の、時代を、生き抜くための、必須スキルなのです。

まとめ
私たちは、知らず知らずのうちに、メディアが作り上げた「快適な物語」の中で、生きています。
しかし、その物語は、誰かの、都合の良いように、編集された、現実の、一部でしか、ありません。
テレビが「報道しない自由」を行使し、同じ顔の専門家ばかりを映し出す、その構造的な理由を知ること。
そして、彼らが作り出す「壁」の外に、自ら、情報を、求めにいくこと。
それは、少し、面倒で、時には、自分の、信じていたものが、崩れるような、痛みを、伴うかもしれません。
しかし、その先にこそ、あなた自身の、頭で、考え、判断する「本当の自由」が、待っています。
私も、この事実に、気づいてから、テレビのニュースを、額面通りに、受け取ることは、なくなりました。
一つの、エンターテイメントとして、楽しむことはあっても、それを、世界の全てだと、思うことは、もう、ありません。
どうか、あなたも、快適な「壁の中」の、住人で、あり続けることに、疑問を、持ってください。
その、小さな、違和感こそが、真実への、扉を、開く、最初の、一歩なのです。
今すぐできる3つのこと
今日見たニュースについて、海外のメディア(BBC Newsなど)のサイトで、関連キーワードを、英語で検索してみる(10分)
「国境なき記者団 報道の自由度ランキング」と検索し、日本の順位と、その評価理由を、読んでみる(5分)
あなたの好きな専門分野で、テレビには出ないけれど、尊敬できる専門家を、ネットで一人、見つけてフォローしてみる(5分)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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参照元
参照元:Reporters Without Borders (RSF) - 2024 World Press Freedom Index (https://rsf.org/en/index)
参照元:The Guardian - "Japan's 'press clubs' create cosy ties that kill critical journalism" (https://www.theguardian.com/world/2016/may/26/japans-press-clubs-create-cosy-ties-that-kill-critical-journalism)
参照元:Foreign Correspondents' Club of Japan (FCCJ) (https://www.fccj.or.jp/)
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