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もう迷わないキャリア設計:『大企業』『ベンチャー』の選び方

よくある大企業とベンチャーの対立構図ですが、
どちらが正しいかではなく、
「特徴を知って自分の軸で選ぶこと」がとても大切だと、僕は思います。
ベンチャー→大企業という少数派のキャリアを歩んだ立場から、
現場の様子も踏まえながら、整理してみようと思います。

※分かりやすさのために極端な例も交えてますが、あくまで僕の経験です。
 業界・会社・時代で差があることはご留意ください。


💡違い① ビジネスモデルに起因するスピード感・決裁・評価の違い


✅ スピード感の違い

みなさんの現場は、どのくらいの『スピード感』でしょうか?
ベンチャーの『スピード感』は、
「今日中に出し直せ!」や「明日の朝まで仕上げろ!」が日常茶飯事でした。
Web系の会社で、テスト配信やABテストですぐ数字が出たので、
短距離走の意思決定が非常に多かったです。

一方で、大企業(化学プラント系の事業)は、
「手が空いている時に、やっておいてね」
「今月中が無理なら来月お願いね」
という感じです。
爆発事故も起こるような世界観なので、もちろん、安全や品質の担保が第一です。
速さだけでは不良在庫や事故リスクが跳ね上がります。
数年単位の案件も珍しくありませんので、
このようなスピード感になるのも現実的です。

✅ 決裁の違い
『決裁』や『役割分担』も非常に対照的
でした。
僕がいたベンチャーでは社長直決裁がありました。
また、落ちているボールは誰かがどんどん拾っていく前提でした。
拾えば拾うだけ、役割は増えていきます。

逆に、大企業では『合意形成』が基本です。
関係者全員のOKを取りにいきます。
ジョブローテ前提で担当が複数名で、引き継ぎのしやすさは高いですが、
担当者間で役割がなんとなく曖昧になる瞬間もあります。
空気を読むのがけっこう大変です。
大人数の仕事も多いので、
「根回しが重要」の意味がよく分かるようになりました。

✅ 評価の違い
そして、『評価』も違います。
ベンチャー時代は賞与で年収が1〜2割ぶれることがあり、
厳しさはある一方で納得感もありました。

大企業で感じたのは、差がつきにくい設計です。
「頑張っても評価はされないので最低限やっていればいいや」
となるのも身をもって体感
しました。


大企業を「怠け」というように決して悪く言いたいわけではなく、
産業構造の帰結だと理解しています。
結局は『速度×確度』のかけ算で、求める最適解が変わります


💡違い② 仕組みが守る働きやすさ—制度の厚みと運用のリアル


ベンチャーでは『カツカツな運用』が日常でした。
みなし残業が前提で、(アウトですが)有給は理由を言わないと取りづらい空気がありました。
男性育休は制度上は可能でも、取得事例は皆無でした。

そして、大企業に入ってまず驚いたのは『福利厚生』の厚さでした。
有給は自由に取りやすく、消化率が高いです。
また、残業は月20時間を超えない運用が根づき、
初めてしっかりした残業代を受け取ったときは感動しました笑。

フレックスも機能し、男性育休もほぼ全員が取っており、半年程度の取得事例が普通にあります。
外出日当が出たり、新幹線や宿泊の領収書が不要なところも驚きました。
また、給湯室の設備がやたらと充実しているのには思わず笑いました笑

この観点だけ見ると、やはり大企業に軍配が上がります。


💡違い③ 育ち方—インプットとアウトプット


✅ インプットとアウトプットのバランス

ベンチャーは『アウトプットの場数』が圧倒的です。
ほぼ毎日、社長含めた会議の場があるのが日常で、
1週間で意思決定、翌週に修正という流れが普通でした。
OJTはクオリティも高く、最強です。
ただし、目の前の業務に追われる側になると『インプット』が後回しになりがちです。
改まって研修を受けたことも数回程度でしたし、
今考えると、プライベート含めて全然勉強できていなかったなと思います。

逆に、大企業は『インプットし放題』です。
会社のお金でいろいろな研修を受けられ、社外セミナーなども気兼ねなく参加できます。
また、残業が少ない分自由な時間もたっぷりあるので、
自己投資もその気になれば何でもできます。

その反面、現場のOJT力は低いようにも感じました。
上司を育てられる部下が少なそうです。
また、業務におけるアウトプットの場は少なく、
体験をもとに何かを学ぶ、という機会はそこまで多くはありません。

✅ 新卒文化の違い
『新卒文化』の温度差にも触れておきます。
ベンチャーでは中途入社も多く、新卒入社はそこまでちやほやされません。成果を出す人間が偉いので、新卒は頑張って這い上がっていく必要があります。

一方、大企業では「2006年入社の○○君は今は××の部署だよね」のような感じで、
みんなが周りの人の新卒入社年次を知っており、カルチャーショックを受けました。
また、新卒入社の若手は手厚く丁寧に守られているとも感じました。
これは人によっては安心材料かもしれませんし、
はたまた、ぬるさに感じるかもしれません。


✅僕の選び方の変遷—家族・健康・成長のバランスで決める

新卒の就活時代、僕は大企業かベンチャーかで本当に迷い、
何度も条件表を作り直しました。
自分探しの旅もありました笑。
結局、『学歴があるので大企業に入るべき』という周囲の空気に逆らい、Webベンチャーを選びました
理由はシンプルで、将来のまだ見ぬ家族のために、スキルを磨いてどこに行ってもお金を稼いで生きていけるようになりたかったからです。
今では、しっかり自己理解できているので、迷いは少なりなりました。

ベンチャーで働いた結果として、スキルはある程度つけることができました。
どこにいっても生きていけそうな感覚が今ならあります。
ただ、働きすぎて疲れ、適応障害になった時期も経験しました。
仕事は好きでも、健康や生活を損ねると前提が崩れてしまいます。

大企業に移ってからは、働きやすさに支えられて回復しながら、
ベンチャーで培ったスキルを活かすべく、まだまだ悪戦苦闘中です笑。
サラリーマン+副業が最強、という話は以下の記事をご覧ください。

いまの僕の基準は、健康・家族・成長の三点バランスです。
短期の成果だけでなく、子育て等も踏まえて3年後、5年後も安定して続けられる働き方かを見ています。
ライフステージの変化に合わせて自分の基準や優先度を定期的に棚卸しし、
異動やプロジェクトの選び方を微調整出来たらとも考えています。
優劣ではなく相性で決めると、迷いが減りますね。

一事例として、皆さんの参考になれば幸いです。


💡今日のやってみよう
自分が働く上で、
・何の優先度が高いのか
・何はだめでも我慢できるのか
を書き出して、選択肢を評価してみよう。

それでは、また次回。みなさん、よい一日を🙌


※自己紹介記事はこちら

仕事、キャリアに関する記事はこちら

自分語りに関する記事はこちら


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