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続・さあどうする?「ドル建資産」 - 「インフレ2.0」がやって来る!

 さあどうする?「ドル建資産」 - 「金利」が上がれば通貨が買われるとは限らない|損切丸 からの続編

 「インフレ2.0」がやって来る!

 予想を上回る米雇用統計 ↓ を受けて米国債は急落30年債は一時@5%を付けた。「損切丸」は自分が金利トレーディングを始めた頃を思い出そうとしている。世界中の「金利」が@4~5%で当たり前だったあの時代を

 12月米雇用統計: 失業率 4.1% 予想 4.3% 前月 4.2% 
 NFP
 +25.6万人 予想 +21万人 前月 +21.2万人 ← +22.7万人
 平均時給(前年比) +3.9% 予想 +4.1% 前月 +4.0%
 労働参加率 62.5% 予想 62.6% 前月 62.5%

 強いて言えば平均時給が+3.9%と落ち着いていたことからFXや株のボラティリティー(変動率)はいつもほどではなかった。 続・ ”リアルマネー” の壁 - 「もし100億円持っていたら...」?|損切丸 もあって一部投資家から米国債に買いもあっただろう。だがFRBの「利下げ」もせいぜいあと1回、いやむしろその後いつ「利上げ」に転じるかに市場の焦点が移った

 「円安」然りだがユーロもポンドも対ドルで安くなっている「ドル建資産」をどうするか、という課題はヨーロッパも日本も同じ。株や債券の上値が抑えられる中、どこで「ドル売り」に転じるかは共通の "悩み"

 「インフレ2.0」に備えて "逃げるは恥だが役に立つ" ビットコイン?|損切丸 で逃げていたはずの「お金」も思ったほど成果が上がっていない。そういえば2024年不調だった「原油」から撤退したトレンドフォロー型の ”CTA” (Commodity Trading Advisor)が増えているようだが、これも時代の変化か。ただその後WTI(NY原油先物)が反発しているのは何とも皮肉

 これでECBもBoE(Bank of England、英国中銀)も追加「利下げ」には動きにくくなったポンド安がぶり返しているイギリスは当然だが、あわよくば@2.0%ぐらいまで「利下げ」しようとしていたECBには打撃下手をすると2025年中に「利上げ」に転じなければいけないかもしれない

 ”周回遅れだったはずの日銀が「利上げ」の先頭ランナーになるかも”

 こう嘯いていた「損切丸」だが、あながち "嘘" とも言えなくなったエネルギー補助金切れに+5%を上回る賃上げ、それに物流コスト上昇が重なれば 続・日本の「インフレ」はまだまだ続く ー 「人」が全然足りない!!|損切丸 「インフレ2.0」がかなりキツくなるのは間違いない

 1月の「さくらレポート」でコアCPIの見通しを上方修正するという報道があったが、これが12月に植田総裁が言っていた「あと1ノッチ」なのか。既に「インフレ2.0」対処がかなり遅れている日銀だが、マーケットは3月まで悠長に待ってはくれない。「利上げ」を延期すればするほど「円安」と長期金利上昇を加速させる事になり、リスク+コストはより大きくなってしまう

 とはいえ ”ハングパーラメント” (Hung parliament、少数与党)で政治が不安定な中、政策変更の判断が中途半端になる恐れもある。これは「円安」要因でもあるし「日経平均」にもネガティブ「不信任案可決」「政権交代」等の流れになれば日本市場は一時的に不安定になるかもしれない

 ただ本論に戻るが「ドル」も万全ではない”グリーンランドを買う” などと暴言が続く ”Tariff Man" (関税男)も何をしでかすかわからない。ビジネスマン的政治では「インフレ」型の政策を打ち出してくる可能性が高く、大型減税に動くようなら「インフレ2.0」を加速する。その事を米国債市場は「スティープニング」(長期金利>短期の動き)で予兆している

 マーケットは「ドル」「円」「ユーロ」などの綱引き、あるいは「ナスダック」「日経平均」あるいは「ビットコイン」等々の間の資金移動米国債への "リアルマネー" の流入等、時々刻々と動いていくだろう。FRBや日銀、ECBの金融政策も同じ。実際雇用統計後に@158円台後半まで突っかけたドル円も、NYダウやナスダックの急落を受けて157円台半ばまで下げている

 ただ忘れてならないのは 続・「インフレ」は死んではいない ー 「国債市場の逆襲」が始まる|損切丸 「インフレ」を先取りしてきた株価に下押し圧力はかかるが、反面名目価値には上昇圧力が残る。あとは 「金利」は「投資」の最大のライバルⅢ -「利下げ」が止まれば国債を買う動機は失せる|損切丸 どこで大幅な "リアルマネー" の移動が起きるか

 覚悟はしていたがやはり2025年は大変(ため息)。 「トランプ2.0」の衝撃Ⅲ - アメリカは「鎖国」に向かうのか?|損切丸 もこれからが本番だ。予断を持たず心のバランスを保っていくしか無かろう

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