【プロ14戦目】和田教良戦の裏話
数少ない読者の皆様、お久しぶりです。
最近は鼻が折れたりで練習もできず、時間ができたので久々に更新。
和田さんとの試合の話は以前もしたけど、今回はリニューアル版として詳しく書いていきます。
試合決定
1月12日にGLADIATORフライ級タイトルマッチで最強モンゴル人オトゴンバートル・ボルドバートル🇲🇳に1Rでぶっ飛ばされ、落胆する間もなく10日後くらいに4月大会出場のオファーが来た。
※前回の記事はこちらから読めます
この時点では相手が誰とかそういった話はなく、4月大会の出場のみが内定した状況。
ただ、GLADIATORでは強い外国人がどんどん海外に流出した結果、上位陣の数が少なくなっていたので、事前の相手は和田さんだろうなと既に予想していた。
個人的にはチョ・ジュンゴンとやりたいとXでアピールしていたが、彼は彼で色々と忙しいらしい。(最近はROAD FCに出てるっぽい)
自分はストライカーとかなり相性が良いタイプだが、和田さんはGLADIATORでは珍しいグラップラーということで、実は1番やりたくない相手だった。(塩キャラ被ってるし)
そんなことを思いつつも、前戦は負けている為相手を選べる立場でもなく、即答でオファーを了承。
和田さんも受けてくれたので、正式に試合が決定した。

試合前のトラブル
よし追い込むぜと早速練習に行き、怪我の無いようにボチボチ練習してたら試合3週間前のスパーリング中にバッティングでダウン。
タックルに入ろうとしたタイミングが被り、お互いの頭が思い切り当たる形で気づいたら背中をついていた。
格闘技の練習だし、こんなこともあるかと思いつつそのまま練習を続け、その日は問題なく終了。
頭痛いなぁと思いながら2日ほど経ち普通に過ごしていると、自分とバッティングした相手が練習中に痙攣を起こして倒れたと連絡があった。
結構楽観的に過ごしていた自分だったが流石に自分もヤバいと思い、バッティングしてから車に乗ると気持ち悪かったり、運動すると吐き気がしたりと自覚症状もあったので近くの病院にCTを撮りに行った。
あまり練習もできず結構メンタルが落ちていたので
「あ〜ドクターストップかからねえかな〜」
くらいの感じで病院に行ったが、全く何の異常も見つからず帰宅。
ちなみにドクターからは
「頭に衝撃を受けて一度でも意識が飛んだ人は、本当はもう格闘技とかやらない方がいい」
と言われたが、そんなこと言ったらこの世の格闘家は9割消えてしまうのでスルー。
異常なしとは言いつつも万全ではないのと、脳のダメージを考慮して打撃の練習を全くやらずに過ごしたので、打撃で戦うプランだったがやはり組みで行こうと決めた。
吐き気も中々治らなかったこともあり、いつもの6〜7割くらいの少ない練習量で試合に挑むことに。
当たり前だけど練習で楽した分、試合では地獄を見ることになる。。。
前日計量
水抜きも順調に終わり、4月5日前日計量。
今回は明らかに練習が少なかったため、全く体が絞れず心配だったがなんとか減量することができた。

和田さんが試合前にも関わらずめちゃくちゃフレンドリーに話しかけてくれたので、あまりピリピリすることなく和やかな計量になった。
相手が若いとピリピリしたりもするが、和田さんはベテランなだけありやっぱり余裕があるなと思った。
自分も少し前までは相手を絶対ぶっ飛ばしてやるみたいなメンタルで前日計量してたけど、最近はなんとなく余裕が出てきて穏やかに計量してます。
計量後のリカバリーで7.5kgほど戻し、結構戻ったなぁと思いながら和田さんのSNSを覗き見したら9kgリカバリーを確認。
この人マジで同じ人間なのかと思うと同時に
(明日組みで行って大丈夫か俺....)と不安な気持ちを抱えつつ就寝。
試合当日。セコンド現れず
試合前のトラブルなど色々あったが、試合当日にもトラブルが起こる。今回の試合のハイライトは間違いなくここ。
「GLADIATOR030」が開催されたこの日はDEEP大阪大会と日程が被っていたためいつものセコンドメンバーがおらず、他の先輩にセコンドをお願いし試合に挑むことに。
セコンドは2人まで入れるので2人にお願いしたが、セコンドAは時間通り到着。セコンドBは集合時間を30分過ぎても現れなかった。
おかしいと思い電話をかけたら寝坊してまだ岐阜にいるとのこと。世紀の大遅刻マン。
※補足しておくと試合会場は大阪です。(岐阜から急いで2時間半くらい)
オープニングファイトが始まったくらいにセコンドBは到着するものの、入場時間などの規定によりセコンドには入れず。
プロデビュー前からずっと俺のセコンドに入りたいと言ってくれていたけど、セコンドどころか大阪まで来て会場の外で無料配信を見るだけの人になりました。笑
それはそれとして、貴重なお休みに遠い大阪までありがとうございました。
凄い申し訳なさそうにしてたけど面白かったのでよし。
試合前の悲劇
そんなトラブルもあり、セコンド1名で挑んだ試合。
試合直前にゲート裏でアップを終え、良くも悪くもないボチボチの調子で試合に向かうこととなった。
そんな中、中々落ち着かずゲートの裏で歩き回っていたところ、足元が濡れていることに気がついた。
試合中は足が滑ることがあるため、足の裏を濡らしておくとグリップが効いて結構有利。
誰か水でも溢したなと思いながら、ラッキーだと思い裸足で濡れているところを踏みまくった。
足の裏のグリップも効いてかなりいい感じ。
少ししたところで足の指に変な違和感があることに気付いて足の裏を見ると、茶色っぽいドロドロの液体がついていた。
「何だこれ??」
と冷静になったその瞬間、自分がノリノリで踏みまくっていたのは誰かが溢した水ではなく誰かのゲロだったことに気がついた。
試合前に人のゲロ踏む奴は中々いない。めちゃくちゃ運気が落ちた気がして最悪の気分だったが、落ち込んでいる間もなく自分の入場の時間になった。
先行きが不安だ。。
試合本番の振り返り
和田さんの打撃・壁の対処が想定よりかなり上振れたのと、自分の仕上がりの悪さもあり、1Rの終盤で息が上がってしまった。
1Rはギリ取られた気がしたのと、漬け力の強い和田さん相手に下になるのが怖く一本狙えそうな雰囲気でもなかったので、2R以降漬物石になることをここで決意。
無事に残りの10分を漬け切って判定3-0勝利することができました。
それはそれは濃い塩だった。
プロ14戦でワーストバウトですが試合動画貼っておきます。最後まで見れた方は本物の格闘技ファンです。
試合終わった時は勝ちを確信したと同時に、(やべえやっちまった、これマジで干されるかも)と思いました。未だにつまらなさすぎて自分の試合を最後まで見れてない。笑
明らかにこの日のワーストバウトだった試合をマイクで取り返そうとするも、マイクは貰えず。
「いやー、すみません、マイク下さい」
と言ったら
「塩試合だったのでダメです」
と返されてしまった。よくよく考えたらあたりまえ。笑
試合で冷え切った会場をマイクで更に冷やしてしまうところでした。
試合後は和田さんの控室に行きお礼の挨拶と反省会。
和田さんからグラジの塩漬けキングの座を勝手に継承した。失礼すぎか。
次戦について
やべえ干される!と思っていたが、有難いことに試合3日後くらいに次戦のオファーが来た。
そして4月末には対戦相手が久保健太選手に決定。
クボケンさん(久保健太選手)は同じ岐阜を拠点にしており週に一度練習を共にする仲間。
クボケンさんが代表を務める阿修羅ジムに出稽古に行かせて頂いたり、GSB多治見で一緒に練習したり、PANCRASE時代に東京まで試合の応援に来て頂いたりと良くして頂いているため試合することに気が引けつつも、この試合はGLADIATORフライ級 次期挑戦者決定戦とのことで、ベルトに繋がるならと受けることにした。
クボケンさんはGSB多治見に所属しているため、いつものルーティンである出稽古に行けなくなってしまったりと結構不安なところもあったが、変に他のところに出稽古したりせず自分の所属ジムのみで調整することに。
岐阜格闘技界は狭すぎる上に、プロ選手のほとんどが近い場所に集中していることから出稽古が盛んだが、自分とクボケンさんの試合が決まったことでこの時期はお互い出稽古などもできず、狭い狭い岐阜格闘技界でちょっとした事件だった。
そんなこともありつつ、なんとか調整を終え、大きなトラブルもなく試合に挑むこととなる。
プロ15戦目 久保健太戦の裏話へ続く。
