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【プロ2戦目】高田翔平戦の裏話

前回投稿したオサモ戦の裏話に続き、今回はプロ2戦目となる高田戦の裏話。

結果から言うと、1R一本勝ちすることができ最高の結果だった。

試合決定

2021年7月にプロデビュー戦を勝利で終え、試合後に次戦もオファーすると声をかけて頂いたこともあり、試合を終えた直後から練習に気合いが入りまくっていた。

次回のDEEP名古屋大会は10月との話だったので、9月ごろに一戦挟もうとパンクラス全日本大会にバンタム級で出場して3R三角絞めで一本勝利。(東海予選を1R KOで優勝したのに、何故かリザーブだった)

対戦相手もZSTなどで数戦プロの経験がある選手で、この勝利はかなり自信がついた。

確かこの前後に正式に2戦目のオファーが来る。

対戦相手はGSB所属の高田翔平選手で、自分の練習仲間の野木さんや、今度試合するクボケンさんなどとも試合してる選手。

対戦相手が愛知の選手で自分は岐阜ということもあり、そもそもの拠点が近いので共通の練習相手などが居る。

ちらっと聞いた前情報としては、他のことはそんなにだけど四つ組みだけが異様に強い選手だと聞いていた。

プロデビュー戦で戦ったオサモ選手とは違って試合映像が2試合ほどネットに残っており、ジムのランニングマシンで走りながら何度も何度も映像を見て相手のことを研究した。

確かに組みが強そうな感じで、一度寝かしたら相手を中々立ち上がらせない漬ける強さもある選手だと思った。

練習仲間である野木さんが高田選手に10分間ひたすら漬けられている映像を、そろそろ飽きたなぁ...と思いながら、ランニングのお供として多分30回は見た。

自分も組みの強さが武器なのだが、今ほど自分の組み技に自信がなかったのと、前戦で謎に打撃の自信を付けてしまっていたため、相手の苦手そうなところを突いて今回も打撃中心でいこうというプランだった。

試合3週間前に肋骨が逝く

そんな感じで相手の研究もしつつ、毎日の練習に精を出していた。

そこそこ調子が良いまま試合3週間前になり、いつものように練習していた金曜日、隣の下呂市からHida Training Lab代表の田口さんがジムに出稽古に来た。

田口さんはDEEPバンタム級で活躍する選手で、秋元強真選手などとも試合経験があるストライカー。(RIZINの映像によく出てくる)

金曜日はグラップリングからのMMAスパーリングというメニュー。グラップリングを無事に終え、MMAスパーリングで田口さんとペアを組む。

壁際で四つ組みの展開になり、田口さんが僕の背中で手をクラッチしてきたので打開しようとお互いに力を入れた瞬間、肋骨に半端じゃない違和感を感じた。

一旦タイムをかけて様子を見たけど呼吸をするとかなり痛い。

浅い呼吸しかできずステップを踏むだけで呼吸が苦しく肋骨がめちゃくちゃ痛かったのでスパーリングを中断し安静にすることに。

周りからは筋違いだろと言われ、よく分からなかったが少し休めば治るだろうと思い何日か安静にしたが一向に治る気配がない。

スパーリングは全くできず、シャドーやミットがなんとか打てるレベルだった気がする。

試合前にやっちまった...と思いながら出来ることをやり、ほとんどスパーリングをしないまま試合本番を迎えることになる。

そんな時に限って相手は組み寄りの選手。肋骨の調子が悪すぎて組まれたらマジで終わると思った。

当時肋骨が折れた経験がなくどうなっているのか分からなかったが、肋骨を何度か折った今の経験から言わせてもらうと、あれは絶対に折れてた。
病院に行かずに勝手に治ってしまったので、真相は謎のまま。

前日計量

怪我もありスパーリングなど激しい運動ができなかったので、ランニング中心に汗をかき減量。

減量については沢山質問を頂くので、減量中によく口にする商品を貼っておく。

また、減量方法についての記事はこちら。

話を戻し、前日計量を無事にクリアしてリカバリーへ。

高田選手はバンタム級での試合経験もあり、それもあってか向かい合った時にやたらとデカいなと思った記憶がある。何度見ても俺よりでかい。

リカバリーでは前回の反省を活かしてゆっくりとうどんをすする。確か田口さんや野木さんと一緒に計量会場近くの丸亀に行った。今回はゲロを吐くことなく無事中津川に帰宅。
中津川でも色々食べたけど特に面白いこともないので省略。


試合当日

当日はいつも通り代表の車で会場へ。
2戦目ということもあり少し昇格し、試合順は3試合目になった。
ポスターも結構前の方に。

プロ2戦目のポスター

プロデビュー戦でバンテージを巻かず拳を痛めたので、今回はガッチリバンテージを巻いてもらうことに。巻いて貰ったらいつもより拳が握りやすく、なんとなくKOできそうな気がしてきた。
リングチェックとアップが終わり、興行が始まる。
アップ中に肋骨が悪化しそうになったが何とか問題なし。
確か試合の少し前に主催者側から、この試合の結果次第で上の大会に推薦するといった声をかけて頂き、かなり気合いが入った覚えがある。
そんなこともありつつ自分は3試合目と早めの試合順なので、裏の通路でアップしながら待機。
ついに自分のひとつ前の試合になり、練習仲間の野木さんが出場。
開始3分くらいでパンチを被弾してしまい、ロープ際でボコボコに殴られていたのを見た記憶がある。
残念ながら負けてしまい、鼻血だらけで退場する野木さんに励ましの言葉をかけた後はようやく自分の番。
友達の目覚ましであるKILLNG MEを入場曲に入場し、特に緊張もなくリングイン。
相手がめちゃくちゃ緊張してるという前情報があり、それも幸いしてあまり緊張しないタイプの自分はすごく心に余裕があった気がする。

そして試合開始
前にも書いたけど当時の自分はジャブやローを打つ気はサラサラなく、打撃は全部フルスイングするのが試合本番では結局1番強いと思っていたので、とりあえず適当にフックからのストレートをフルスイングしてみたらまさかのヒット。
練習では全く当たらないパンチが試合になると面白いくらい当たる。
何故当たるのかも分からないまま手を振り回して距離を詰めたら、意図せず組みの展開になってしまった。
避けたかった展開だけどアドレナリンが出ていて肋骨の怪我なんて全く忘れていたので、とりあえず組んでみる。
四つ組がめちゃくちゃ強いと聞いていたけど普通に投げれそうだったので小外刈りで投げ、上を取ったが自分のミスで返されて下になる。
立とうか迷いつつ、直前のアマチュアパンクラスで三角絞めを極めていたこともあり、三角絞めにトライしてみたらこれが綺麗に決まって一本勝ち。

ポペガー

三角絞めに全力過ぎて試合後は足が攣りまくったけど、結果だけ見ると相手に何もさせない最高の結果。
今だから言えるけど三角絞め外されてたら足攣って負けてた気がする。
結構良い勝ち方したはずだけどマイクはなく、足を引きずりながらリングを降りた。

試合が終わった後は応援に来てくれた皆さんに挨拶を済ませ、自分の後の試合を観戦。
この日は全7試合の興行で、メインとセミがフライ級マッチというフライ級興行。
メインは岡本秀義vs松岡疾人という若手カードで、一進一退の攻防の末に自分と同い年の秀義選手がTKO勝利し会場は大盛り上がり。
前座の俺と同い年なのに遥か上の選手だな〜なんてことを思いつつ、自分の次の相手は多分負けた方の松岡選手だな、と何も言われていないのに勝手に予想して会場を後にした。

その後

上述したとおり試合の内容、結果が良かったので東京に推薦して頂けることとなり、試合が決まるのを待っていたところ、試合が終わって2ヶ月後の12月ごろ、風我選手と試合が決まったみたいな連絡が来た。
東京デビューに加えて相手が名前のある選手(風我選手はフューチャーキング優勝、風我選手の姉は現RIZIN王者)ということもあり気合を入れて練習していたところ、予期せぬ事態が

1月の頭に出稽古でGSB多治見に向かう途中、早く試合発表されないかなと思いながら携帯でTwitterをチェックしていたら、風我選手の試合が発表されていた。
でも対戦相手は自分じゃなく、朝倉未来1年チャレンジのヒロヤ選手だった。

何故か風我選手の対戦相手が俺じゃない

あれ、俺って風我選手と試合するんじゃなかったっけ??なんて思いながら代表に連絡。
確認するとどうやら自分の試合は流れていたみたいで、何かのすれ違いで自分のところに連絡が来ていない状態だった。そんな感じで、詳しい経緯は全然分からないが振り出しに戻ってしまった。(保険をかけておくと、そもそも風我選手がこの話を知っているかすら分からないので、相手サイドからすると何の話だよって感じかもしれない)
※ちなみに格闘技は試合が正式に決定したのかどうか、対戦カード発表までよく分からないところもあり、Yesと答えた試合が全て決まるわけではない。当時の自分はその辺をよく分かっていなかった。
そんなトラブルもありその日はあまり練習に身が入らず、練習が終わった後は減量も無くなったため、土岐のマックでサムライマックを食って帰った。

振り出しに戻った自分だったが、勢いに乗っていたこともありとにかく試合をしたかった。本音を言うと東京に進出したかったが中々東京の方では試合が決まりそうになかったので、1月中旬くらいに代表を通じて名古屋DEEPの関係者に試合を組んで頂けるようお願いした。
次回名古屋DEEPは3月頭に開催されるということで時期もギリギリだったが、ありがたいことにすぐに試合を組んでくれることとなった。
大会側から提示された対戦相手は前回大会メインで勝利した岡本秀義選手。
自分の立ち位置からして、秀義選手に負けた松岡選手と試合できたらいいなと思っていたので、もうこのレベルと戦わせて貰えるのかと思い、プロ無敗で強い相手だったが了承した。
上述した件もあり疑心暗鬼になっていたため、今回こそさすがに試合できるよな。。。。。と思いつつ、ドキドキしながら試合の発表を待つこととなる。

プロ3戦目 岡本秀義戦に続く。



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