わが家の荒ぶる破壊神の軌跡。「ジジイ」はやめてよ
こんにちは、sioです。
癇癪時に親を叩いたり、強い言葉を使ってしまう子の記事を書きましたが、わが家の下の子もそのタイプです。
欲求の強さ・主張の力がはっきりしていて、それを伝える手段として、「叩く」「蹴る」「強い言葉」などを使ってしまうタイプでした。
また、感覚刺激への強い欲求もあるようで、いきなり突っ込んできたり、叩いてきたりすることもよくありました。
力の強さ、声の大きさ、自己主張のエネルギーがとにかく激しい🤣
私は長年、周りの話を聞いて
「言葉が上手になれば…」
「3歳になれば…」
「イヤイヤ期が終われば…」
「5歳になれば…」
と指折り数えておりましたが、我が家の場合5歳あたりから落ち着きの兆しが見えてきました。
そんな涙(私の)の軌跡です。
どなたかの見通しや、「うちだけじゃないんだ」という安心になれば嬉しいです。
生後0ヶ月
めっちゃメンチ切ってくる。(それは許したれ)
生後10ヶ月
上の子が遊んでるおもちゃを狙う。
手に入れるまで、絶対に諦めずに奪いに行く。
動物なら、生き残れるのはこういう子なんだろうと、弱肉強食の世界を垣間見ました。
1歳
テレビを一緒に観ていると太ももを噛む。寝かしつけ中に腕をつねる。顔を近づけるとブーッと唾を飛ばす。近くにいるだけで叩く。
「つねる子は上の子につねられてる」みたいなことを言う人がいたんだけど、それは全く違うことを知る。
上の子はどれも無かった行動なので、びっくりしました。
「子どもって本当にそれぞれ違うんだ」と痛感するよい機会に。
1歳半
力が強い。全力で突進してくる。
夫と本気でラグビー選手になるかもしれないと言っていた。
頭で突っ込んでくるし、おもちゃを投げてくるので私の体は青あざだらけ。
トランポリンや室内ジャングルジム、バランスボールなどを取り揃えるも、ただ筋力が強化されただけでした笑
(体性感覚刺激で落ち着く子もいるんですが、我が子の場合は目に見える改善はありませんでした。
でもこれが無かったらもっと激しかったのかも…?震える)
2歳
「かして」「だっこして」「おかしちょうだい」など言えるようになって、問答無用の暴力は減った。
…けどこちらの事情には譲歩してくれない。
「待ってね」「今はお菓子の時間じゃないよ」に対しては「キェ〜!!!」からのバシバシバシッ!
私はまだ本格的に療育を学ぶ前でしたが、今思えば、
「貸して欲しいんだね」「お腹減ったんだね」
などの気持ちを先に受け止めてあげればよかったです。
本人にとっては「待ってね」=「母からの拒否!!」からの、扁桃体爆アゲだったんでしょうね。
腸内環境が悪いのか?と納豆やヨーグルトをあげたり、鉄分を摂ったりもしました。
が…うちの場合は(略)
3歳
上の子とのケンカ、激化。
上の子はとうとう我慢ができなくなったようで、やり返すように。
暴力とは無縁な子だったのに…。
私は止めつつも、頭の中では
きょうだいでじゃれ合う子ライオンの映像とともに、「このように子ライオンたちは遊びの中で力加減を学び、社会性を学んでいくのです」というナレーションが流れていました。
私はこのあたりからABAなども含めて、療育について本格的に学び始めました。
4歳
こんなに激しいなら、保育園でお友だちとトラブルになるのでは…と心配していたけど、意外なことにトラブルはほぼなし。
先生に確認しても、月齢が高い分、お手本になってくれることが多いとこのこと。
今思えばここで過剰適応は始まっていたのかもしれません。
私はこの頃フルタイム、通勤時間も含めて10時間近く保育園でしたから、家では疲れていたんだと思います。
(疲労やストレス、睡眠不足は前頭前野の働きを鈍らせてしまいます)
分かっていても、フルタイム共働きでは、そのあたりの環境は変えてあげらることができませんでした。
5歳
言葉が達者になり、平常時は
「おなかがすいたらすごくイヤなの!だから、おかしがほしいって言ってるの!」
「パパはいいよって言ったのに、ママはダメって言うのはおかしいでしょ!だからテレビ見ていい?!」
なんて長文で欲求を主張するように。
すかさず言葉で伝えてくれたことに、感謝を伝えるようにしていました。
ただ、年中さんになり登園しぶりが頻繁になり、ここでやっと「過剰適応では」という考えに至りました。
言い訳になりますが、わが家がお世話になっている保育園は子どもを主体に見守ってくれる超、超のびのび園です。
前述のとおり保育園ではトラブルはなし、先生からは誉められることが多かったため、つい「保育園は楽しいに決まっている」と思ってしまったんですね。
この頃にはフルタイムも辞めて、保育時間も短くなっていたこともあり、様子をみてしまいました。
1日の大半を集団行動して過ごすことは、いくら楽しい園でも、
下の子にとっては不安や緊張があったんだと気づきました。
反省。
そして現在…
保育園に相談して数日で、目に見えて家での様子が落ち着いてきました。
疲れている、眠い、お腹が空いている、他に何か我慢していることがあるなどのコンディションが悪いときまだバシンとくることがあります。
でも叩いた後は我にかえるようで「ごめん」「間違っちゃった」「叩かないでお口で言うんだった」と言うんです。
前頭前野、頑張ってる。
長かった…。
きっとこの調子だね。
まだ私のことを「ジジイ」(ババアですらない)って呼ぶけどね。
読んでくださった中には
「なんだ、療育の専門家でもうまくいかないのか」
とガッカリされた方がいるかもしれません。
そうなんです、子育てって簡単じゃないみたいですよ。
療育もエビデンスも決して万能ではありません。
むしろ「困った行動がみるみるよくなる!」なんてキャッチコピーにはぜひ警戒してください。
だけど私は、学んだり、相談したり、試行錯誤したことで、少なくともわが子を「ワガママで暴力的な子」と思わずに済んでいます。
欲求の強さ、自己主張の強さは決して欠点ではなく、それらのおかげで下の子は得意なこともすごく多いんです。
そんなわが子を一面だけを見て否定せずに済んで良かったなぁと、それだけで知識のありがたみを感じています。
万能薬はない。
でも、あるとしたらありのままの子どもの姿を、見誤らずに見守る姿勢かもしれないと気づきました。
