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アスリートの食事のポイントとグルテンフリーの問題点

参考文献

Malsagova, K.A. et al. Sports Nutrition: Diets, Selection Factors, Recommendations. Nutrients, 2021. 13, 3771. https://doi.org/10.3390/nu13113771

スポーツ栄養:食事、選択要因、推奨事項


とりあえず内容を知りたい方はここ

アスリートと食事は切っても切り離せない関係です。
この論文では、スポーツを行う人と食事の関係性や、近年よく聞かれるグルテンフリー食などについてまとめてありました。

食事は、お腹が空いたら食べる、好きなものを食べる、栄養の摂取のために食べる、逆に痩せるために食べないなど、様々な要因でその選択がされています。
実際の食事選択でも、生理的要因・ライフスタイル・心理的背景・文化や宗教・経済・知識レベルなど多くの要因が影響しています。

近年は、グルテンフリー、低FODMAP、プラントベース(菜食)といった「特殊食」への関心が高まっています。
これらの食事法は、疾患への対応には有効でも、健康なアスリートのパフォーマンス向上効果は必ずしも証明されていません
これらの食事には、メリットやデメリットが存在します。
少なくとも、栄養不足や心理的負担といったリスクもあるため、専門家の指導のもとで個別化された栄養戦略をとることが重要です。

また、最新のトピックとして「遺伝子レベルの栄養管理(ニュートリジェノミクス)」が注目され、今後のスポーツ栄養はさらにパーソナライズが進むと予想されています。


ポイントと感想

食事選択の要因は多種多様

論文で強調されていたのは、アスリートの食事選択は固定的ではなく、時間・場所・トレーニング段階によって変動するという点です。
たとえば、シーズン中は高炭水化物が必要ですが、オフ期は摂取量を調整する必要があります。
持久系のスポーツとパワー系のスポーツでも選択理由が変わってきます。

重要なのは、パフォーマンス向上に対してどのような栄養素がどのくらい必要かを考えていくことです。
そういった意味では、科学的に正しい知識と、トライアンドえらーでいいので、自分に合った食事スタイルを獲得していくことだと思います。

食事選択は固定的ではないという事実は、アスリートでない人でも当てはまりますね。
様々な食事スタイルがあり、その背景には個人個人の要員から食事が選ばれていると思うと、人の食事は意外と興味深いものだと感じます。

流行食は実際どうなのか

グルテンフリー食などは、最近はやっていますね。体調が良くなるなどいい噂をよく聞きます。
実際、アレルギーなどはもとよりグルテン不耐症(GI)の人などにはいい効果が期待できます。

しかし、以下に記載した内容などを忘れてはいけません。

  • グルテンフリー:疾患がなければパフォーマンス向上効果なし。むしろエネルギー不足や鉄欠乏のリスクあり。

  • 低FODMAP:過敏性腸症候群など症状の軽減には有効。ただし無計画な実施はカルシウム不足につながる。

  • プラントベース:抗酸化物質は豊富だが、ビタミンB12や鉄不足に注意。

個人的には、特別な理由がない限りは様々な食べ物から栄養をとる方がいいと思っています。
それは、何かを極端に食べないという食事方法は、何かの栄養素を摂取できなくなったり不足する可能性が出てくるからです。

しかし上記の通り、食事の選択には様々な要因が絡んできます。
何かを制限する際は、他の食べ物で摂取することをしっかりと考えましょう。

そして重要なのは、

  • SNSなどの情報を簡単に鵜呑みにしないこと

  • 最終的な答えは自分の体が知っていること

です。

情報リテラシーなどの話もありますが、実際、嘘か誠かよくわからないことがあると思います。
もちろん、危険性が高いことなどは判断しないといけません。
その中で、良いと言われて試した食事が自分に合わないければ、それはちょうど自分に合わなかっただけ、もしくは教えてくれた人に合っただけです。
自分自身が食事にどのようなものを求めているのかをしっかり見極めながら、美味しく楽しい食生活を送れると良いですね。

ではでは。

#理学療法士 #整形外科

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