変形性膝関節症と、自律神経の調整
参考文献
Bossenger NR, Lewis GN, Rice DA, Shepherd D. (2023). The autonomic and nociceptive response to acute exercise is impaired in people with knee osteoarthritis. Neurobiol Pain. 13:100118.
膝関節炎患者では、急性運動に対する自律神経および痛覚反応が障害されている。
とりあえず内容を知りたい方はここ(論文の要約)
変形性膝関節症(OA)の患者では、通常より痛みの抑制効果(EIH)見られないことが、この論文では示されています。
またそれに関与する要因として自律神経系、特に副交感神経の反応にも異常があることが示されています。。
大腿四頭筋の等尺性収縮(5分間)を行わせた後、痛みの感受性(圧痛閾値)と自律神経反応(心拍変動など)を評価しており、結果として健常者では運動後に痛みが軽減されていたのに対し、膝OAおよび線維筋痛症(FM)患者ではEIHは認められませんでした。
また、膝OA患者では安静時の副交感神経活動(HF HRV)が低く、運動に対する反応も健常者より鈍くなっていました。交感神経系の反応には大きな違いはなかったことから、EIHの障害は主に副交感神経の調節異常に起因する可能性が示唆されています。
ポイントと感想
膝OA患者のEIH障害に、副交感神経の関与
変形性関節症の方は自律神経等の乱れを起こすことは、以前の記事でも記載しました。
しかし、副交感神経の機能低下という事実は知りませんでした。
つまり痛みを抑える力が、すでに自律神経レベルで落ちている可能性があるということですよね。特に迷走神経の活動には注目する必要がありそうです。
副交感神経を活性化させるには?
そうなると副交感神経の活性化が重要となってきそうです。
ではどのような介入が必要か。
パッと思いつくのはやはり呼吸などへの介入や瞑想などですよね。
副交感神経の活性化に関する情報も今後必要そうですね。
ではでは。
ー●ーー●ーー●ーー●ーー●ーー●ーー●ーー●ーー●ーー●ーー●ーー●

投稿はこちらのXで随時報告しております。ぜひフォローをお願いします!
クリエイターページはこちらから!
関連の文献もご覧ください!
いいなと思ったら応援しよう!
皆さまのご支援は、AIへの課金、書籍やPCの購入など、日々の業務や良質な記事をお届けするための活動資金として大切に使わせていただきます。今後とも応援いただけると嬉しいです!