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頭部前方偏位・巻き肩・猫背を改善するエビデンスとは

参考文献

Sepehri, S., Sheikhhoseini, R., Piri, H. et al. (2024). The effect of various therapeutic exercises on forward head posture, rounded shoulder, and hyperkyphosis among people with upper crossed syndrome: a systematic review and meta-analysis. BMC Musculoskelet Disord, 25, 105. https://doi.org/10.1186/s12891-024-07224-4

上方交差症候群患者における前傾姿勢、丸まった肩、過後弯に対する様々な治療運動の効果:系統的レビューとメタアナリシス

とりあえず内容を知りたい方はここ(論文の要約)

このシステマティックレビューとメタアナリシスは、上部交差症候群(Upper Crossed Syndrome: UCS)に対する運動療法の効果を検証したものです。頭部前方偏位(Forward Head Posture)、巻き肩(Rounded Shoulder)、胸椎の過後弯(Thoracic Hyperkyphosis)といった典型的な姿勢異常に対し、どのような治療的エクササイズが有効かを22本の研究をもとに分析しました。

結果、いずれの姿勢異常にも運動療法が有意な改善効果をもたらすことが明らかとなりました。具体的には、筋力トレーニング、ストレッチ、肩周囲筋をターゲットにしたトレーニング、さらには全身を含む包括的なプログラムが効果的とされています。

ポイントと感想

上部交差症候群とは?

UCSは、上位交差症候群とも呼ばれ、頸部と肩甲帯の筋バランスの崩れによって起こる姿勢異常です。よくあるパターンは以下のような構成です。

  • 短縮している筋群:胸鎖乳突筋、肩甲挙筋、斜角筋、大胸筋など

  • 弱化している筋群:頸長筋、頭長筋、肩甲骨内転筋群(僧帽筋下部、菱形筋)、前鋸筋など

実際に効果があった運動とは?臨床応用へのヒント

  • ストレッチ:短縮している筋(大胸筋、肩甲挙筋など)に対する静的ストレッチ

  • 筋力強化:特に頸深屈筋、僧帽筋下部、前鋸筋などへのアプローチ

  • NASMベースの矯正エクササイズ:姿勢評価から個別化されたプログラムで、動作の修正を重視(Abdolahzadeh, 2019; Karimian, 2019)

理学療法士にとって重要なのは、単一の運動だけでなく、ストレッチと筋力強化を組み合わせた総合的なアプローチが効果的である点でしょうか。

ではでは。



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