クレアチン×筋トレ〜50歳未満と性差〜
参考文献
Wang, Z. et al. (2024). Effects of Creatine Supplementation and Resistance Training on Muscle Strength Gains in Adults <50 Years of Age: A Systematic Review and Meta-Analysis. Nutrients, 16, 3665. https://doi.org/10.3390/nu16213665
クレアチンサプリメントとレジスタンストレーニングが50歳未満の成人の筋力増強に及ぼす影響:系統的レビューとメタアナリシス
とりあえず内容を知りたい方はここ(論文の要約)
このメタアナリシスでは、50歳未満の成人を対象に、クレアチンサプリメントとレジスタンストレーニング(筋力トレーニング)の併用が筋力増強に与える効果を検討しています。
調査対象となったのは23件の研究(男性460名、女性49名)で、上半身・下半身ともにプラセボ群より有意な筋力増加が報告されました。特に男性においてその効果は顕著で、女性には有意な効果は見られませんでした。
また、高用量(>5g/日)での摂取やローディング法(短期集中摂取)が、下肢筋力においてより高い効果を示す傾向があることも明らかになっています。
ポイントと感想
この論文の特徴
この論文の特徴として、対象者を50歳未満の健常な成人に限定して、効果を明確に検証している点です。また、男女差も検証しているため、より自分や患者さんが当てはまるかどうかがわかりやすくなっています。
クレアチンはこれまでも多くの研究でパフォーマンス向上効果が示されてきましたが、トレーニング単独よりも有意に効果が高いというのは、臨床的にも説得力があります。
女性には効果が限定的
男女差を検証したサブグループ解析では、男性において明確な筋力向上が確認された一方で、女性には有意な変化が見られませんでした。
何が、この差を生んだのでしょうか。興味深いところです。
そして、女性にはどのような栄養が必要なのでしょうか。
今後の研究に注目ですね。
クレアチンの摂取法
サプリメント戦略として、いくつか記載があったので、紹介します。
● ローディング法(短期間に素早く効果を得たい人向け)
1日20g(5g×4回)を5〜7日間 → 維持期として1日2〜5g
● ローディングなし(長期でじっくり効果を出したい人向け)
毎日3〜5gを28日以上継続
胃腸への負担や、継続性を考えると、臨床ではローディングなしの方法が推奨しやすいと感じます。
特に高齢者や消化器系に不安のある方への指導では、無理のない摂取方法が重要です。
ではでは。
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