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宇宙に興味を持った結果、地球のことばかり考えるようになった話

「宇宙が好きです。」

そう言うと、
「ロケットが好きなの?」
「天文学?」
と聞かれることが多い。

もちろん、それも好きだ。

今でも、本気で宇宙飛行士になりたいと思っている。

つくばで見たロケット。
JAXAで見た展示。
宇宙飛行士の言葉。

宇宙には、「人間の可能性」が詰まっている気がした。

でも、宇宙に興味を持てば持つほど、
私はなぜか、“地球”のことばかり考えるようになった。

環境問題。分断。教育。キャリア。

そして、
「知識として課題は知っているのに、人はなぜ解決に向け動けないのか。」
という問い。

学校では、
SDGsや探究学習について学ぶ機会が増えた。

「自分のやりたいことを考えよう」
「社会課題を解決しよう」

そんな言葉も、よく聞く。

でも実際は、
やりたいことが分からなくて悩む人も多い。

社会課題を知れば知るほど、
無力感を感じることもある。

私自身もそうだった。

環境問題の記事を読んでも、
動画を見ても、
「大事だ」と思っても、
日常に戻ると動けなくなる。

知識は増えているはずなのに、
行動にはつながらない。

その違和感が、ずっと残っていた。

そんな時に知ったのが、
Overview Effect(オーバービュー・エフェクト)だった。

宇宙飛行士が宇宙から地球を見た時、
価値観そのものが変わる現象。

国境が見えなかった。
地球があまりにも美しかった。
「自分たちは一つなんだ」と感じた。

そんな話を知ったとき、私は衝撃を受けた。

人は、
“知識”ではなく、
“視点の変化”によって動くことがあるのかもしれない。

そう思った。

今の社会は、
「正しい知識」を届けることには力を入れている。

でも、
「視点そのものが変わる体験」は、
まだ少ない。

だから私は今、
VRで宇宙視点を体験する教育プログラム
「OVERVIEW ACADEMY」
を構想している。

宇宙を使って、
宇宙を教えたいわけじゃない。

宇宙を通して、
“人間”や“地球”を考えるきっかけを作りたい。

でも、
もし宇宙から地球を見たら、
今とは違う選択をする人もいるかもしれない。

少しだけ、
他人に優しくなれる人がいるかもしれない。

自分の未来を、
もっと長い視点で考えられる人が増えるかもしれない。

私は、
そんな“視点の変化”に可能性を感じている。

だから今日も、
宇宙のことを考えながら、
地球の未来について考えている。


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