【5分で分かる中学社会】西アジア③各国の特徴 中1地理
前回は西アジアの石油について学びました。今回は西アジアの各国の特徴についてです。
今日は100万円を超える「絨毯」が登場します。「絨毯」は読めるけど書けない漢字ですよね〜。

まず「中東の盟主」と呼ばれるサウジアラビアです。サウジアラビアは世界有数の石油大国です。首都はリヤドと言います。
サウジアラビアは厳格なイスラム教の国です。サウジアラビアにはイスラム教の聖地メッカがあります。ですから世界中からムスリムが巡礼にやってくる国としても有名です。
次にイランです。イランは石油や天然ガスが豊富な国です。宗教はイスラム教ですね。イランはイスラム教の中でもシーア派が多数派を占めます。
伝統的な産業としてはペルシャ絨毯(じゅうたん)が有名です。ペルシャ絨毯は職人が数か月~数年かけて作る伝統工芸品で、高いものだと1枚100万円以上します。ちなみにペルシャとはイランの昔の地名のことです。

イランは宗教や政治体制をめぐって、長年アメリカやイスラエルと対立関係にあり、経済や政治が不安定になることがあります。
現在がまさにその状態です。アメリカとイランが対立し、石油を輸出するために通らなくてはならないホルムズ海峡が閉鎖され、世界経済が混乱しています。

次はイラクです。イランと名前が似ているので注意しましょう。イラクも石油が豊富に取れる国です。しかし、石油をめぐる対立でイラクはお隣のクウェートに侵攻し湾岸戦争が起こりました。(1990~1991年)
湾岸戦争はアメリカを中心とする多国籍軍が介入し、イラク軍が破れて終わるのですが、これ以降、イラクでは治安問題が長く続きました。
次はイスラエルです。この国はユダヤ教の国でユダヤ人が住んでいます。周辺のアラブ諸国はイスラム教の国であり、イスラエルとは対立関係にあります。
特にエルサレムというそれぞれの宗教の聖地などをめぐって戦争も起きました。これを中東戦争と呼びます。イスラエルとアラブ諸国は現在も深刻な対立状態が続いています。中東戦争について詳しくは公民で学習します。
続いてトルコです。トルコの宗教もイスラム教ですね。トルコはアジアとヨーロッパの境目に位置する国で工業が発展しています。日本ではトルコアイスで有名でしょうか。
アイスのほかにも、トルコは最大の都市であるイスタンブールが有名です。(トルコの首都はアンカラなので注意。)イスタンブールはヨーロッパとアジアをつなぐ要所として様々な文化が交わる国際色豊かな都市です。
また、イスタンブールにあるグランド・バザールという伝統的な市場も世界最大規模で、観光地として有名ですね。
余談ですが映画「007 SKYFALL」ではイスタンブールのバザールで激しいカーチェイスが繰り広げられます。バイクに乗るダニエル・クレイグさんが本当にカッコいいのでよろしければご覧ください。(2:30あたりでルヌオスマニエ・モスクという大きなモスクも見ることができます。)
ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回は中央アジアの国々の特徴について学んでいきましょう。
練習問題はこちら。
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