【5分で分かる中学社会】西アジア②石油と各国の協力 中1地理
前回はドバイについて学びました。今回は石油についてです。
洋服にも石油が使われているなんてビックリしますね!
1:石油とは?
ドバイの経済を発展させた要因は石油を売って得たオイルマネーでしたね。石油は一つの国の経済を左右するぐらい重要な資源なので、確認しておきましょう。

そもそも石油は海底にたまった昔の生き物の死骸(プランクトンなど)です。それが何万年もかけて圧縮された結果、圧力と熱で泥のような液体になります。これが石油です。
何万年も圧力をかけて生成されたものなので人工的に石油を作るのは難しいとされています。
ちなみに石油を原油と呼ぶ場合もあります。原油は地面から採れたままの未加工の状態を指し、原油を精製して石油にします。中学レベルではほぼ同じ意味で使われることが多いです。
さて、石油は何に使われるのでしょうか?まず、石油はエネルギーとして使います。
車を動かすガソリン、トラックやバスを動かす軽油、船を動かす重油など、石油はその重さに応じて用途も様々です。他にも暖房用の灯油なども石油からできています。
また、石油はエネルギーだけではなく資源としても活用されます。プラスチックの原料が石油なのは有名ですね。ちなみにプラスチックの原料となる石油はナフサと言います。
服に使われるポリエステルなどの化学繊維も石油が原料になっています。他にも、石油の一番重い部分は道路に使われるアスファルトになったりします。
さらに、石油は石炭に比べて大量のエネルギーに変換できるほか(エネルギー効率が良い)、液体なのでタンクで運びやすいなどのメリットもあります。
そのため、石油は現代の社会になくてはならない資源になっているのです。
しかし、石油には問題点もあります。
まず、資源が有限だということ。人工的に作ることが難しいので資源を取り続ければいずれなくなってしまいます。また、石油を燃やすと二酸化炭素が発生し、地球温暖化の原因になると言われています。
さらに、石油をめぐって戦争が起こることもあり、貴重な資源として人類の争いの種にもなっているのです。(現在もアメリカとイランが石油をめぐって激しく対立しています。)
2:西アジアの協力
さて、石油の重要性について確認したところで、西アジアの国々が石油をどう扱っているか確認しましょう。
石油が取れる国(産油国といいます。)は限られています。ですから産油国はなるべく高く石油を売るチャンスがあります。
しかし、産油国同士の中で競争が起こると困ります。産油国の中で1か国でも安売りをする国が出てくると、その国の石油ばかり売れます。その国は儲かりますが、他の産油国は困ってしまいます。
そこで、産油国は石油の価格や供給の安定を目的にOPEC(石油輸出国機構)を結成しました。(OPECの読み方はオペックです。)
OPECには現在11か国が加盟しています。基本的には西アジアの国が加盟していますが、西アジア以外の産油国であるナイジェリアやアルジェリア、ベネズエラなども加盟しています。
(※2026年5月1日にアラブ首長国連邦(UAE)がOPECを離脱を表明しました。)
社会科ではASEANとNIESとOPECの区別でつまずくことが多いので、アルファベットの組織が登場してきたときはしっかりと確認しておきましょう。(ASEANとNIESは東南アジアの記事を参照)
3:まとめ
・石油は様々な使われ方をする
①エネルギー
軽油、ガソリン、重油など
②資源
化学繊維、プラスチックなど
・石油の問題点
資源が有限
燃やすと二酸化炭素が発生
戦争の原因にも....
産油国はOPECを結成
→石油価格の安定を目指す
次回は西アジアの各国の特徴について学んでいきましょう。
練習問題はこちら。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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