【5分で分かる中学社会】西アジア①産業の特色 中1地理
前回は南アジアの各国について学びました。今回は西アジアの産業についてです。
世界一高い建物は実は西アジアにあります!どこでしょうか?
1:謎の円
まずはこの画像を見てください。謎の円がたくさんあると思います。
この円はいったい何でしょうか?スクロールする前に少し考えてみましょう。

実はこれ、かんがいを行って作った畑の図なのです。かんがいという言葉を覚えているでしょうか?かんがいとは地下水や湖から人工的に水を引いてくることでしたね。(乾燥帯の記事を参照)
でも、なぜこのような円の形を描くのか分かりますか?実はこれ、スプリンクラーになっているのです。(センターピボット方式といいます。)くみ上げた地下水をスプリンクラーで撒いているので丸い畑になるのですね。ちなみにこの円の半径は500m近くにもなり、かなり巨大です。
かんがいを行う地域は水が少ないことが多いです。先ほどの図も砂漠でかんがいを行っています。
このような畑が見られるのは西アジアの地域が多いです。西アジアは乾燥帯に属していましたね。基本的に乾燥帯は住みにくいため、人口があまり多くないのですが、実は西アジアには巨大な都市も存在します。それがドバイです。
2:世界一高い建物
ドバイはアラブ首長国連邦の最大の都市です。ちなみにアラブ首長国連邦の首都はアブダビですから注意しましょう。
アラブ首長国連邦というのは長い名前ですね。ですから英語でUAE(United Arab Emirates)と省略する場合もあります。
アラブ首長国連邦は簡単に言えば7つの首長国(=王様が治める小さな国)が集まってできた国です。7つの王国がチームを組んだ国と思ってください。その中でも特にアブダビやドバイは経済的に大きく発展しました。

なぜ経済的に発展できたのでしょうか。それはこの周辺のペルシャ湾という海で石油が取れるからです。石油を売ってお金を稼ぐことに成功したのです(オイルマネー)。しかし、ドバイの人々は石油を売るだけではダメだと考えました。石油を採り続ければいずれなくなってしまうからです。
そこで、ドバイでは石油を売って得たお金を国内に投資しました。具体的には観光、金融、貿易、不動産などの分野に投資をしたのです。また、税金をかなり安くしました。
まず、ドバイには所得税がありません。また消費税は5%ですが、教育と医療に関しては税金はかかりません。また、公立学校であれば幼稚園から大学まで無料です。税金に関してかなり太っ腹ですね。
こうしてドバイを住みやすい都市へ作り変えることで世界中から企業や富裕層を集めることに成功し、経済的に大きく発展できました。
ドバイの観光において象徴的な建物があります。それがブルジュ・ハリファです。ブルジュ・ハリファは世界で一番高い建物で高さはなんと約828mです(東京タワーの約2.5倍!!)。ブルジュ・ハリファはホテルやオフィス、住居、展望台として活用されています。

ちなみにブルジュ・ハリファにはドバイモールという世界最大級のショッピングモールが隣接しています。店舗数は約1,200もあり、水族館もあります。スケートリンクや映画館もあり、一日では回れないくらい巨大なショッピングモールとなっています。
ブルジュ・ハリファの他にもパーム・ジュメイラという人工的に作った島も有名です。こちらは高級ホテルや別荘、高級レストランが立ち並び、富裕層のリゾート地になっています。上空から見るとヤシの木の形をしている人工島です。

このようにドバイでは都市開発を行って、石油以外の分野でも経済を発展させようとしているのですね。
3:まとめ
・西アジアは乾燥帯に属する。
→農業ではかんがいが中心
・ペルシャ湾で石油が取れる。
→アラブ首長国連邦のドバイ
→石油を売り経済発展を遂げた
→観光業や金融業に投資
例:ブルジュ・ハリファ
パームジュメイラ
次回は西アジアの石油について学びましょう。
練習問題はこちら。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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