手芸のあの古典的名著が、無料で公開されてます
皆さまこんにちは! 手芸愛好家の owarimao です。今週もやっぱり「マクラメ100年プロジェクト」を続けております。
(前回、前々回はこちら↓)
先週はこのへんで終わりました。

立体的な結び方(しゃこ結び)が多くて、手間がかかります。結んでも結んでもまだゴールが遠いです。

2個めを買った
上の写真に写っているのは、ドラッグストアで売っている「あずきのチカラ」という商品です。電子レンジであっためてまぶたに載せると、目の疲れを蒸気がじんわり癒やしてくれるというものです。
ところでこの「あずきピロー」には、ほかにも意外な使い道があることを発見しました。
小さいマクラメボードを使うとき、これに載せて傾斜をつけます。固いものに載せるのと違って、しっくりなじんでくれます。


小さいマクラメボードは、軽すぎて不安定なので
今週は何かとハードだったので、けっきょくここまでしかできませんでした……だいぶバッグらしくなってきたけど……

完成にはまだ遠いので、またしても別の話題で時間を稼ぐことにします。それが今日のタイトル
「手芸のあの古典的名著が、無料で公開されてます」
手芸の教科書のようなタイプの本を見ていると、ときどき参考文献として
Encyclopedie des Ouvrages de Dames
という書名を見ることがあります。『手芸百科事典』というような意味です。
昭和3年に出た古い本にも。↓

文化服装学院で使われているテキストにも。

文化出版局、2004
ドイツ語で書かれた「手芸の文化史」みたいな本にも。

Kulturgeschite der klassischen Handarbeiten
『針と糸を使って クラシックな手芸の文化史』

かついで歩くのが重かった
上の本の中に、『Encyclopedie…』の著者 Thérèse de Dillmont についての記述があります。かいつまんで翻訳してみると、

(19世紀に)手芸を再び盛んにした刺繍家たちの多くは、ウィーンの学校で学びました。テレーズ・ド・ディルモンもその一人です。将校の娘であった彼女は、のちにアルザスのミュルーズで活動し、あらゆる刺繍のテクニックについて、数多くの手引書や図案集を著しました。
彼女の『手芸百科事典』(1886)は17の言語に翻訳され、今日もなお、この分野における基礎的文献であり続けています。
Mit Nadel und Faden
Kulturgeschite der klassischen Handarbeiten
出版年不明
19世紀に書かれたこの本は、カラー図版を加えつつ版を重ねており、今でもアマゾンで現物を買うことができます。私も「そのうち買おうかな」と思っていました。
でも最近、この本の英語版が「プロジェクト・グーテンベルク」で公開されていることに気づきました。↓だから買わなくても、中身を全部見ることができるのです!!
(新しい図版は見られません)
「プロジェクト・グーテンベルク」のことは、ご存知の方も多いでしょう。著作権の切れた書物を、ボランティアの人がデジタルデータ化して公開しているサイトです。日本では「青空文庫」がそれにあたります。
基礎的文献とはいっても、手芸の本ですよ? 実用書なんですよ? それでも文学や哲学などと同等に、古典的名著として扱われていることに、何だか感銘を受けてしまいました。
中を見てみると、確かに素晴らしい内容です。図版が多くて、昔の手仕事の凄さを見せつけられる思いがします。手芸の好きな方はぜひ一度ご覧ください。
さまざまな技法の中に、マクラメも含まれています。それを見て気づいたことを、また別の機会に書こうかなと思います。
「シトロンの手仕事」さんによる紹介もご覧ください!
