「リリヤン地獄」を抜けて、ラストスパートだけどまだ終わらない
皆さまこんにちは、owarimao です。マクラメを始めて1年ちょっとがすぎました。
今回は初めて、袋状のものに挑戦しています。それも約100年前のレシピで。
2週間前の時点で、ここまで出来てますが……

下の写真に見えるとおり、何本もの糸が短くなりすぎています。継ぎ足すしかないですね。
とはいえ、口で言うほど簡単じゃありません。糸は何十本とあるので、それらを全部うまくつないで糸端を隠すのは重労働です。
糸の長さは本の中に「五尺(151,1cm)」と指示があったので、ちゃんとそのとおりに切ったつもり。それなのに足りないのはなぜ? なぜですか、先生?

リリヤーンという糸は「間違えてもほどきやすいから素晴らしい」と前に書きました。でもその特性は、ほどけては困る場面では、大きな欠点に早変わりしてしまいます。
結び合わせた糸がまたほどけたらどうしよう。
そんな不安を軽減してくれたのは、以前もご紹介したこの液体です。

「タティングレース用」とありますが、ポリエステルにも使えるように書いてあるので、リリヤーンの結び目につけてみました。
このリキッドは、接着剤ではないのです。でもこれをちょっぴりつけて浸透させると、結び目が固くなってほどけにくくなります。
新しい糸を、適当な長さに切る。目立たないところで新しい糸をつけ、糸端は裏へまわす。裏側から2本の糸端を、結んではリキッドをつけ、短く切る。……これを何十回となくくり返します。
そのメンドくさいこと。煩雑なこと。時間のかかること。
これがなけりゃ、今回は堂々、完成披露パーティーだったのに……。

きのうの夕方の時点で、下の写真のようになりました。
一見できてるように見えますが、まだ底がふさがっていないし、房も切りそろえていないし、その他の仕上げが済んでいません。

あらためてお手本の写真を載せておきます。「飾釦」と「釦掛」を作ってつける作業がまだ残っています。あと、裏地もつけることになっているんですけど。


戦前の手芸本の、チャレンジングなところがわりと好き
ところでこの本(昭和3年刊)の中に、こんな名刺がはさまっていました。

肩書などはなく、名前と住所だけで、電話番号もありません。
東京府下大森皿沼……
皿沼は、足立区に今もある地名です。
ウィキ先生によれば「東京府」という行政区画は、明治維新の年(1868)から昭和18年(1943)まで存在しました。だからこの名刺は、戦前に刷られたことになります。
本には「安西」という蔵書印が押してあります。
安西さんと山田さんは「マクラメ仲間」だったのかな?

