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リリヤーンの飾りボタンの作り方(マクラメバッグついに完成)

 こんにちは、owarimao です! さっき過去の記事の一つを、うっかり削除してしまいました。マガジンからはずすだけのつもりだったのに……! もう戻ってこない……
 気を取り直してマクラメいきます。4月の初めから作っていたリリヤーンの手提げもいよいよ大詰め。

 「糸が足りなくなって継ぎ足すのが大変、リリヤン地獄」だと、2週間前に書きました。

 なぜ足りなくなったのか謎でしたが、読者の方からコメントで教えていただきました。同じ尺貫法でも2種類あるのです。

 土木建築の世界では 「曲尺(かねじゃく)」
 和裁や呉服の世界では 「鯨尺(くじらじゃく)」

 私はネット検索でぱっと出てきた情報に従って「1尺=30,303cm」で計算していましたが、これは曲尺でした。本当は鯨尺で「37,88cm」としなければならなかったのです。
 これでは、足りなくなるのは当たり前ですね。

 そういえば古い手芸本を見ていて「鯨尺で」という記述を見かけたことがありました。「鯨尺ってなんだろう?」とうっすら疑問に思ったので、そのときに調べておくべきでした。
 昔の本からはいろんな発見があって面白いです。

 糸の継ぎ足しもなんとか終わり、本体は出来上がりました。これから「飾釦かざりぼたん」を作りたいと思います。
 作り方はこちら。ボタンを2枚重ねて布で包み、リリヤーンを図のように渡してかがる、とのことです。

コップを使って丸く型取り
布のフチを縫ってしぼる
リリヤーンを放射状に渡そうとするけれど……
うまくいかない、滑ってずれてしまう
そうだ、いいこと考えた!
フェルトを使えばズレなくていいんじゃない?
フェルトを縫ってしぼる
中のボタンは1個だけ
やった、完成!
放射状に糸を渡すことさえできれば、かがるのはそんなに難しくない

 白い糸でボタンを作って本体につけてみましたが、白より黄色のほうがよさそうなので、作り直すことにします。
 もっと簡単にできそうなやり方を考えついたので、それを試してみましょう。
 直径1,5cmくらいのボタンを芯に入れるとして、
 その倍の3cmの円を描き、さらにもう少し大きな円を描きます。
 2つの円のあいだに、8等分の印をつけます。

小さい円を描くときは「円定規」が便利
紫の色はあとで自然に消えるから大丈夫
印にしたがって放射状にリリヤーンを渡していく
たいへん、紫が早くもぼやけてきた
放射状に渡したら、最後は中心の近くに糸を出す
フェルトを外側の円に沿って切り抜く
周囲を細かく縫ってしぼる
いよいよかがります
つねに2本ずつすくう
2,3周かがると形が安定してきます
糸の引きかげんが一定になるように注意します
できた! 意外と簡単!

 無事に飾りボタンがつきました。
 本の中には「ボタンかけ(ループ)」を作ってつける、ということも書いてあります。これもやってみましたが、あまり実用的でもなければ見栄えもしないので、独断で省くことにしました。かわりにあとでマジックテープをつけようと思います。

 さて今度は「裏地をつける」という、慣れない大仕事が待っています。
 つい省いてしまいたくなりますが……でも袋物の場合、隙間が多いとちょっと心もとない感じがします。やっぱり、がんばってつけることにします。 
 ただし、ここが微妙なところなんですが。
 レースの場合、隙間があって光が透けるということ自体が魅力ですから、透けない布を裏地につけてしまうと、ちょっと面白味に欠けるような気がします。
 透明感はほしいけど隙間はふさぎたい。だから、チュールのような半透明の裏地があればよいと思います。
 むかし横浜の「近沢レース」さんで買った、小さなレース編みの巾着には、チュールの裏地がついていました。それに似たものとして、100均のお店で下のようなものを買ってきました。 

持ち手の裏側に裏地をつけようとしているところ
縫いにくいったらありゃしない
裏地を袋状に縫って
しつけをかけることすら難しい
せんたくばさみで代用
まあまあかな
袋の丈が長すぎたのでカット
やっと裏地がついた

 マクラメもカーテンも針が通りにくくて大変でした。それでも裏地がつくと、高級感が出ます(たとえ100均のカーテンでも)。がんばってつけてよかったです。
 持ち手の根元には、マジックテープを縫いつけました。
 これがまた、堅くて縫いにくいんですよ。実際に使うあてもないのに、なんでこんなことまでしているんだろう。
 裏地がついたら本体の底を縫い閉じて。
 最後の最後に、フリンジを切りそろえます。1本1本定規を当てて慎重に。うーん辛気くさい。でもここで失敗するわけにはいかない……

いったい何本あるのか

 感動の完成。このあと洗剤につけて、いったん手洗いしました。ポリエステルだから気兼ねなく洗えます。

リリヤーンはやっぱり、フリンジがきれい!

 いやー大変でした。お手本があったとはいえ、100年近く前の本だから、あまり手取り足取りはしてくれません。
 「難しい」「めんどくさい」「飽きた」「いつ終わるのか」など、作りながら心の中でさんざん文句をたれてきました。
 それなのに完成すると、手のひらを返したように

 「あー面白かった。もっとやりたい」

に変わるのだから不思議です。
 とにかく、手のこんだものを一つ作り上げたので、次からはもう少しうまくできるはず(たぶん)。もうしばらく、マクラメとつきあってみようと思います。

これがお手本だよ! (昭和3年の本より)

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