【教育移住】英語より価値があったのは「サバイバル能力」そして次のチャプターへ..
こんにちは!フィリピンのタガイタイに2025年8月に小学生の双子と教育移住をした40代ママです。1年の親子留学を経て子供達の英語が上達し、無事に日本のインターナショナルスクールに合格した為、予定を変更して本帰国を予定しています。
去年の12月に、「親子留学の先にあるものは?」という記事で、英語力という「点」ではなく人間力という「面」を育てたい、という記事を書きました。あれから親子留学のその先の第1歩、本帰国して日英をバランス良く教えるインターへの入学が決まったので、今日はその「今だから思うこと」を、正直に書いてみようと思います。
なぜフィリピンを選んだのか
フィリピン親子移住を決めた時の第一目的は、全てが整い、快適すぎる日本を一度出て、不便な生活を体験すること。そして英語環境で英語力を伸ばすことでした。もうひとつ、多様性に触れさせたいという思いも同じくらい重要視していました。
日本にいると、周りにいる人がどうしても似た背景の人ばかりになります。そこから一歩外へ出てみたい。その気持ちが、英語力への期待と同じくらいありました。
住まいは「快適さ」「セキュリティ」に投資しました
1年生活してみて分かったのは、子どもが学校で全力で頑張って帰ってくる場所は、ある程度快適である必要があるということでした。慣れない言語で1日を過ごすのは、大人が思う以上に消耗します。
そのため我が家は、セキュリティの担保も兼ねて住まいにはある程度の投資をしました。安く抑える選択肢もありましたが、親子ともに疲弊してしまっては本末転倒なので、削らなくて良かったと今も思っています。
毎回帰って来る度に顔なじみのセキュリティガード(3人待機)と挨拶を交わして、綺麗に整備された庭を抜けて我が家に帰る道はとても気持ちが良く、低層マンションの為空も広くて、毎日自然に癒されました。今まで家にはあまりお金を掛けなかったからか、今回は投資してみただけあって、人生で一番良い住まいで、満足度の高い投資でした。
住んでみて驚いたのは、この環境にはいわゆる富裕層の方が多く、敷地内の庭を散歩している人も多いので、徐々に顔なじみになり、立ち話をしていても投資やビジネスの話が飛び交うことでした。日本のマンションの共用部では、まず聞かない会話です。
学校では、貧富の差を肌で感じたようです
一方、学校では住まいの環境とはまったく違う世界がありました。
私立の学校とはいえ、子どもたちは学校内の貧富の差を肌で感じたようです。学校では絶対にお菓子を買わない子、休み時間に自分で作ったブレスレットを売る子、親に言われて学校で小声で手作りのお菓子を売る子もいました。
逆に、アメリカ在住の親戚が多く、休みの度にアメリカやカナダに行く子、家族がビジネスをしていてとても裕福な子。同じ教室の中に、まったく違う暮らしが並んでいました。
学年が変わるタイミングで、当たり前に私立学校に来れる子と、そうでない子もいました。学校に来なくなった子の中に、放課後も良く遊んでいた子が入っていたので、お母さんに連絡してみたところ、お母さん自身が体調を崩して治療中で、学費までお金が回らなくなったと教えてくれました。
日本の公立小学校では、ここまでの差を体感する機会はなかなかありません。この経験は、教科書では絶対に教えられないものだと思います。
年代を超えた交流が、想像以上の財産になりました
英語の語学学校では、年代を超えた交流にも恵まれました。語学学校に通っていたのは合計すると2ヶ月程ですが、卒業式などがあると食事持参で参加が出来たため、何度か遊びに行きました。
また、語学学校の生徒さんも何度か我が家のコンドミニアムのプールに来てくれて10代、20代、30代の大人たちと一緒に遊んだり、会話をしたりする日常がありました。
小学生が、親でも先生でもない大人と対等に話す機会は、日本ではほとんどありません。
英語の先生も、学校の先生も、本当に親身に助けてくださいました。分からないことがあれば何度も説明してくれて、子どもが泣いた日には抱きしめてくれる。いい結果を残した時には自腹でアイスクリームを買ってくれて子供達は大喜びでした。
フィリピンの先生方のこの温かさには、救われました。
日本と海外を頻繁に往復すること自体も、大きな経験でした
これは意外と語られない部分ですが、飛行機で日本とフィリピンを何度も往復すること自体も、子どもにとって大きな学びになりました。
安い航空券(いわゆるLLC)は座席が狭く、お水も出ない事、そして、ほとんどの場合、飛行機に搭乗している中で日本人の比率は1割くらいでびっくりするくらい日本人が飛行機に乗っていない事も肌で感じました。
(反対にオーストラリア行きのカンタス航空には日本人比率が高く、5割以上は日本人だったのでは?というのも新鮮でした)
遅延も欠航も経験し、深夜便で到着したのに空港ピックアップが来ないトラブルも経験しました。予定通りに行かないことがある、その時にどうするかを考える体験もしました。
そして、日本とフィリピンを行き来することで、両方の国を比べる目が自然に育ちました。日本のきれいさや時間の正確さも、フィリピンの人の温かさやおおらかさも、両方を知っているからこそ実感として分かります。片方だけを見ていたら、どちらも「当たり前」で終わっていたと思います。
日本では体験できない体験を、本当にたくさんさせてもらった1年でした。
そして次のステップへ
そして今回、第一希望だった日本のインターナショナルスクールへの合格をいただき、予定を早めて本帰国することになりました。
日英をバランス良く学べる環境で、フィリピンで手に入れた英語を落とさずに、さらに伸ばすのと合わせて、日本語と学力も同時に育てていく。これが我が家にとっての「親子留学のその先」です。
1年間の海外経験を、日本での学びにつなげていく形になります。1年弱という短い間に手に入れたインターナショナルスクールへの合格、ゴールではなく、ようやくスタートラインに立てたと感じます。
これから教育移住を検討される方へ
1年間、教育移住を実施して思うのは、親子留学はある意味、これまでに英語とは無縁だった家庭が短期間に実践で使えるレベルにまで英語力を引き上げるサバイバルゲームであるという点です。
有限なお金と時間というリソースを使ってまだ親の言う事を聞いてくれる子供と新しい環境に一緒に飛び込む。
不安なのは当然です。でも1年後、こうして次の扉が開きました。まずは短期の下見からでも十分です。行ってみると、想像していた不安の多くは消えていきます。
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