[EXCEL] こんなエクセル指南サイトはスルーする! 「初心者が騙されやすいNG Excel解説5選|正しい学び方」
【まとめ】
私がスルーするエクセル指南サイト 目次の内容が書いてあるもの
【説明】
最近は、他のサイトを引用して記事を書くことが増えています。
記事のきっかけ(ネタ)になるのもありますが、他の方の記事も見てもらうことで、エクセルに対する知識が広がるかな、という思いもあります。
エクセルは様々な方法があり、「正解」は一つではありませんから。
当サイトは私の感覚で作ってますから(当たり前)、結構偏った内容になっているかなと思いますので。
と言うことで、他の人の記事は勉強になります。
正しく言うと、勉強になるものもある、です。
というのも・・・、逆にこんな記事を載せているのか、と思うものもありますから。
そういうサイトは、基本、スルー。
昔作られてそのままになっているエクセル指南サイトなら仕方ありませんが、最近の記事なのに、昔ながらの方法を紹介しているものを見かけると、「この人、最新化されていないんだな」って思ってしまいます。
なので、そういうサイトはスルー。
あくまで「私はスルーする」のであって「皆さんもスルーしましょう」ではありません。そこは、皆さん次第。必要な知識はそれぞれ違いますから。
偏見ですけど、その手の記事は、ベテランのパソコン講師の方やSEの方に多い気がします。
長年の経験からスキルは豊富なゆえ、今はもっと簡単な方法があっても、昔ながらの方法で出来てしまうから、「今」の方法は使っていない(あるいは知らない?)って印象です。
本人だけならそれでいいんでしょうけど、それを指南されても、って感じです。
特にエクセル初心者の方は、昔ながらの難しい方法を目の当たりにすると、たじろいでしまうのではないでしょうか? それは避けたいところです。
勿論、私自身にも同じような傾向があります。ある方法に慣れていると、なかなか新しい方法に切り替えるのは面倒ですから。
で、具体的にこんな内容が載っているサイトだと、私はスルーしてしまいます。
これらについては、過去にも記事にしてきたものです。
私がスルーする記事/サイト
1 VLOOKUP関数
抽出(取り出し)関数であるLOOKUP関数ですが、今のエクセルなら、XLOOKUP関数で簡単に数式が組めます。
なのに、VLOOKUP関数の説明をしているサイト、スルーです。
VOOKUP関数は列番号の指定や、左からしか検索できないなど、制限があり、かつ、面倒です。
列挿入時に対応のためにINDEXやMATCH関数などを織り交ぜているものを見ると、ため息が出ます。XLOOKUPにすればいいのに、と。
そういう記事に疑問を投げかけたこともありますが、大抵は「VLOOKUPをまた使っている環境があるし、メンテナンスでも必要になるから」というパターン。
確かに、それはそう。でも、この理由、後付けっぽく思えてしまいます。
なぜなら、大抵は「基本」「初心者向け」を謳っている記事だから。
「これから」の人に、なぜ、古くて難しく面倒なものを教えるのか?
使い慣れている知識を披露しているだけなのかな、って感じてしまいます。
そもそも、XLOOKUP関数が使えない「EXCEL2019」は2025年つまり今年の10月でサポート終了。本来は新しいバージョンに切り替えることが理想です。VLOOKUPで四苦八苦(やミス)するより、経費が掛かってもXLOOKUP関数が使える環境を整えるべき、と思っています。
制限はありますが、WEB版を使う、という手もあります。
やむなく古いバージョンのエクセルを使っている人もいるでしょうけど、あえて古くて難しくて使いづらい方法を教えるのはナンセンス。
「エクセルで効率化を図る」ことを標榜するなら、XLOOKUPの便利さを訴求したうえで、VLOOKUPしか使えない環境の人には、バージョンアップを勧めるのが、本来ではないでしょうか(マイクロソフトのためではなく、その人が苦労しないために)。
でなければ、単なる知識のひけらかし。
VLOOKUP関数のことしか紹介していないサイトを見ると、「この人、XLOOKUP関数を知らないのかな」と思ってしまいます。
特に「基本の関数」としてVOOKUP関数が紹介されているのをみると「初心者を惑わすなよ」って思ってしまうのです。
まずは、XLOOKUPを紹介し、XLOOKUPが使えないのなら、VLOOKUP関数という手もあるよ、と言うのなら、まだわかります。
でも、そういうものは滅多にない。
むしろ、VLOOKUP関数の使い方を細かく説明し、その後で、今はXLOOKUP関数もあります、というものが多い(しかも、XLOOKUPについてはほとんど説明なし)。
稀にVOOKUP関数でないとできない処理を説明しているサイトもあります。そういうのを見ると「さすがプロ!」って思ってしまいます。
関連記事
[NG EXCEL]VLOOKUP関数をいまさら使ってはいけない
[EXCEL]使ってはいけない関数3選 ①VLOOKUP、②SUMIF、③COUNTIF 初心者向けエクセル情報を鵜呑みにするなかれ
[EXCEL]なぜ、いまだにVLOOKUP関数の使い方を指南する人がいるのが不思議。その理由を考えてみた。他山の石に。
2 SUMIF関数
条件付きの集計(私は勝手に「名寄せ集計」と呼んでいます)をするために使えるSUMIF関数ですが、この関数の紹介をしているサイトは、ほぼスルー。
特に、SUMIFIS関数と並べて説明してあると、尚更。
なぜか?
下の記事のとおりですが、
・SUMIFS関数は単一条件でも使用可能
・SUMIF関数とSUMIFS関数では記述方法が違う
から。
SUMIFS関数は、SUMIF関数に代わりに使えます。
でも、SUMIF関数は、SUMIFS関数の代わりには使えません。
ならば、SUMIFS関数だけ使えばいいのです。
混乱しやすい記述方式を2つ覚えて使い分ける意味はセロ。
だから、SUMIF関数を説明しているサイトはスルー。
もちろん、VOOKUP関数同様、使えない環境がある、あるいは過去ファイルのメンテになら意味はありますし、SUMIIFS関数を使えばSUMIF関数を使う必要はないよ、と記載しているなら、それは有意な記事です。
逆に、SUMIF関数とSUMIFS関数の使い方を並べて説明している記事を見ると、愕然としてしまいます。バイクの免許持っている人に原付の免許を取らせようとする、みたいな(その方が遥かに意味があるかも?)。
実務では、条件が2つ以上なんてザラです。
SUMIF関数の説明をしている人は、「実務やってんのかいな」と思ってしまいます。
同じ観点から、COUNTIF関数とCOUNTIFS関数を並べて説明している記事もスルーです。
記述は一緒ですが、COUNTIFS関数は単一条件でも使えるので、単一条件しか使えないCOUNTIF関数を使う意味はありません。
関連記事(VLOOKUPと被ってます)
[EXCEL]使ってはいけない関数3選 ①VLOOKUP、②SUMIF、③COUNTIF 初心者向けエクセル情報を鵜呑みにするなかれ
3 TEXT関数での年月日/曜日表示
最近、記事にしました。
[EXCEL] TEXT関数で年月日を「ggge年m月d日」と表示することに、何の意味があるのか?
日付データを「=TEXT(日付セル,"ggge年m月d日”)」で年月日表示できます、って説明しているもの。
あるいは、日付データを「=TEXT(日付セル,"aaa”)」で曜日表示にできますよ、って説明しているもの。
その説明に何の意味があるのか?
当然ですが、日付の和暦表示は「セルの書式設定」で出来ます。
曜日も「セルの書式設定」で出来ます。
日付にしても曜日にしても、「セルの書式設定」とTEXT関数での表示の違い(使い分け)が説明してあるなら、それは問題ありません。
でも、TEXT関数だけ。
「セルの書式設定」を知らないの?と思ってしまいます。
知らないわけないと思うのですが、知らない人(エクセル初心者)が見たら、却って不便な道を歩ませてしまいそうです。
これもやっぱり、「実務やってないのか」と思ってしまいます。
以下は「新しい」「古い」とは別物ですが、むしろ、そもそも、です。
4 社員番号から部署コードを抜き出す
文字抜き出し関数(LEFT、RIGHT,MID等)の使い方の例として「社員番号から部署コード抜き出す」を挙げているものです。
関数の説明は問題ないでしょう。
でも、社員番号から部署コードを抜き出そうとしてはいけません。
正しくは、部署コートが抜き出せるような社員番号を作ってはいけません。
それを分からず、例に挙げているということは、データ管理の基本が理解できていないことを露呈しています。
関数は知っているけど、実務は知らない、あるいは、データ管理の基本的知識がないのかな、と思えてしまいます。
関連記事
[ダメEXCEL] 社員番号から部署コードを抽出してはいけない
5 DATEDIF関数による年齢計算の不正確さ
これは、当サイトでは色々書いています。
DATEDIF関数は、経過年数を計算できる関数ですが、EXCELの公式関数ではありません。
でも、便利な関数です。
ただし、「年数」の計算はいいのですが、「年齢」の計算については、「正しくない」説明が散見されます(note内ではあまりみかけません。昔ながらのEXCEL指南サイトに多い模様)。
これは、関数ではなく、年齢の数え方に関する法的な知識が不足していることに起因しています。
関数だけ知っていても実務では使えない、という例です。
一般的な計算ではいいですが、法的な計算では注意が必要です(通常、業務での年齢計算は法的な処理に使いますから、法知識の不足は致命的、と言えます)。
関連記事
[Excel]期間計算/年数計算/年齢計算(DATEDIF関数、YEARFRAC関数)まとめ
6 数式に数値を入れている
数式に数値を入れるのは御法度です。
「数式の説明」としては間違っていないのですが、初心者こそ、数式に数値を入れるとミスを冒しやすいでしょう(直し忘れ等)。
説明する側としては、数式に数値を入れただけの方が説明が楽なのでしょう。数式にセルを入れると、文字だけの説明だとわかりづらいですから。
だったら、画像も付けて説明してくれればいいのに、と思うのですが、なぜ、画像を貼り付けないのでしょう?
初心者の頃から「数式に数値は入れない。数値を入れたセルを指定する」という癖をつけるべきです。
関連記事
[EXCEL] 計算式に数値(やデータ)を入れてはいけない。初心者向け記事を鵜呑みにするなかれ!
7 画像がない
これは、上でも触れましたが、中身と言うより、説明の姿勢。
文字だけで数式を記述してあっても理解するのはハードル高いです。
noteは、画像の貼り付けが簡単なことが特徴だと思っているのですが、意外と画像が付いた説明って少ない気がします。
実際はExcel触っていないんじゃないの?、Excel持ってないんじゃないの?、と思ってしまいます。
説明する際、エクセルを弄っていると思うんですけど、画像を貼り付けるの、そんなに面倒ですか?(簡単ですよね?)
文字ばかりで一生懸命説明している記事を見ると、もったいないな、と微妙な心情になってしまいます。
関連記事
[note×EXCEL] なぜnoteのエクセル記事には
8 Shift+スペースで行の選択
Ctrl+スペースで列全体を選択できます。
Shift+スペースでは行全体を選択できますが、この操作、トラップがあります。
日本語モードだと、入力データが消えそうになる、です。
日本語モードでは、半角スペースが入りますから。
この操作の説明をしている記事を見ると「実務やってんのかな」と思ってしまいます。
ましてや、同一サイトで「Shift+スペースで半角スペースが入る」なんて説明もあると尚更。
実際にそれらの操作をしていて戸惑うことないのかな、と。
戸惑うことがあれば、その説明もあっていいだろうし、そうでないということは、実務やってないんかな、と思っちゃうわけです。
日本語は入力せず、もっぱら数値しか入力しない仕事なのかもしれませんけど。
関連記事:[Excel] Shift + スペースキーで、行の選択をしてはいけない
おまけ REPT関数で棒グラフを作る
さすがにnoteでこれ関連を見ることはありません。
これはインスタ等の動画で一時期よく見かけた「ネタ」です。
真に受けてはいけません。今はもう廃れたかな?
[Excel]エクセル御法度 REPT関数で棒グラフをつくってはいけない
以上、私がスルーする記事の例でした。
敢えて強めの表現にもしており、上記のような記事を書いている方には、気分を害する内容だったかもしれません。
でも、これらは、読む人(noteの場合は、特にエクセル初心者が多いと思われます)が戸惑うような内容だと思っていますので、そうはならないことを願っています。
そして、そうはならないことが、各記事の評価を上げることにもつながると思っています。
私も、既述のように、同じようなことをしているでしょう。
私の場合、特に
・テーブル ・名前の定義 ・INDEXやMATCH関数
などは、ほとんど触れていません。
テーブル化は、あえて避けているところもあります。
クエリーなんて、全然です。
なぜなら、私が十分に使いこなせていないから。
そういったものを紹介するレベルにないから、です。
逆に言うと、私レベルでも使える内容を紹介している、ということです。
ターゲットがターゲットですので。
ともあれ、色んな方のサイトも見て、色々知識を得てほしいと思っています。
