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[EXCEL]使ってはいけない関数3選 ①VLOOKUP、②SUMIF、③COUNTIF 初心者向けエクセル情報を鵜呑みにするなかれ

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関連記事:やってはいけない、VLOOKUP関数、SUMIF・SUMIFS関数、COUNTIF・COUNTIFS関数

【まとめ】
使ってはいけない関数3選
①VLOOKUP関数 ⇒ XLOOKUP関数を使う
②SUMIF関数(Sなし) ⇒ SUMIFS関数を使う(S付き)
③COUNTIF関数(Sなし)⇒ COUNTIFS関数を使う(S付き)
*WEBの初心者向けエクセル情報を鵜呑みにしてはいけない(当然、当サイトも。ほかのサイトも参照して身に付けてください)。


【説明】
新入社員や初心者向けのエクセル記事を散見しますが、私からしてみれば「使ってはいけない関数」の紹介が目立ちますので、この記事を上げておきます。

使ってはいけない関数3選


①VLOOKUP関数

これについては、こちらで詳しく記載しています。
[NG EXCEL]VLOOKUP関数をいまさら使ってはいけない

上位互換のXLOOKUP関数を使いましょう。
バージョンの都合でXLOOKUP関数が使えないのであれば、苦労してVLOOKUP関数を使うより、お金をかけてでもバージョンを上げて、XLOOKUP関数を使える環境にした方が、遥かに効率的です。
VLOOKUP関数の記述に悩む時間(=コスト)やミスを考えれば、バージョンアップした方がお得です。職場環境的に難しい方もいるかと思いますが・・・。


② SUMIF関数

SUMIF 関数もSUMIFS関数も、条件に合ったものの数値の合計を求める関数です。

Microsoftのサイトによれば、SUMIF関数の記述
SUMIF(範囲, 検索条件, [合計範囲])
一方、SUMIFS関数は、同じくMicrosoftのサイトだと・・・
SUMIFS(合計対象範囲, 条件範囲 1, 条件 1, [条件範囲 2, 条件 2], ...)
です。

シンプルにして並べてみると・・・
SUMIF(範囲, 検索条件,合計範囲)
SUMIFS(合計対象範囲, 条件範囲 1, 条件 1)
そう、SUMIFとSUMIFSでは、記述方法(項目の順番)が違うのです。
言葉も違います。
SUMIF関数の「合計範囲」とSUMIFS関数の「合計対象範囲」、
SUMIF関数の「範囲」とSUMIFS関数の「条件範囲」、
SUMIF関数の「検索」とSUMIFS関数の「検索1」、
はいずれも同じ意味ですが、表現が違います。
これは混乱の元です。

具体例を挙げてみます。

SUMIF関数もSUMIFS関数も、左の表の数値(C列)の合計を出します。
ただし、B列の項目が同じものをまとめて合計します。
つまり、C列の数値のうち、B列の項目が、E/H列と同じものを足し上げます。


記述方法を見てみると・・・
SUMIF関数は、条件を探す部分(B列)を記述し、その後に、条件(E列)を記述し、最後に合計する部分(C列)を記述にします。
一方、SUMIFS関数は、合計する部分(C列)を記述し、その後に、条件を探す部分(B列)を記述し、最後に条件(H列)を記述します。
個人的には、後者の「最初に合計する部分を記述」の方がスッキリします。


計算式のトレースも見てみます。

SUMIF関数

SUMIFS関数

まったく一緒です。

重要なのは、
SUMIFS関数は条件が1つでも使えるということ。
つまり、SUMIF関数の代わりとしても使えるのです。
だったら、記述方法の違う2つの関数を覚えて混乱するより、SUMIIFS関数だけ覚えて使った方がスッキリします。

まず足すべき数値が入っている列を選ぶというSUMIFS関数の方が直感的です。

しかも、実務では、検索条件が複数ある場合がほとんど。
SUMIF関数では対応できないので、SUMIFS関数は必須です。
なのになぜ、初心者向けサイトでSUMIF関数のみを説明するのか、理解できません。
あるいは「条件が1つならSUMIF関数、2つ以上ならSUMIFS関数を使いましょう」というものも同じです。百害あって一利なし。
混乱や無駄な時間を生むだけです。

実務をやっていないのか、巷のエクセル本からコピペしているだけなのか・・・。


③COUNTIF関数

COUNTIF関数もCOUNTIFS関数も「条件に合ったものの数値やデータの数を数える」関数です。
数値やデータの数であって、数値の合計ではありません。
実務では、データの数を数える場合が多いかと思います(「男性」の数とか、「〇〇市」の数とか)。
教育現場なら、100点(数値)の数を数える場面があるかもしれません。


記述方法は
COUNTIF関数の記述は COUNTIF(範囲, 検索条件)
COUNTIFS関数の記述は COUNTIFS(条件範囲1, 検索条件1)

同じです。

具体的に見てみます。

計算式のトレースを見てみると・・・

COUNTIF関数

COUNTIFS関数

こちらも同じです。

COUNTIF関数は条件が一つだけである一方、COUNTIFS関数は、条件を追加していけます。
例 COUNTIFS(条件範囲1, 検索条件1, [条件範囲2, 検索条件2], ...)

COUNTIFS関数も、SUMIFS関数と同じく、条件が一つだけの場合も使えます。

だったら、「条件が一つのときはCOUNTIF関数、条件が複数の時はCOUNTIFS関数」などと使い分けなくても、常にCOUNTIFS関数を使えばいいいのです。

SUMIF関数のようにSUMIFS関数との記述の相違がないので、COUNTIF関数でもCOUNTIFS関数でも、どちらでもいいともいえます。
でも、だったら、汎用性が高いCOUNTIFS関数だけ覚えればいいのです。
あえて2つの関数を覚えるのは無意味です。


こういうことに触れないで、SUMIIF関数やCOUNTIF関数を学びましょう、という初心者向け記事って、何なの? と思ってしまいます。
確かに関数の説明としては間違っていません。

でも・・・
ただでさえ色々な情報が押し寄せてきて大変な新人あるいは転入者(異動者)に、不要な知識を教えるのは、ある意味「害」だと感じています。

というか・・・いつものセリフになってしまいますが、そういうサイトを見ていると、「本当に実務やってんのかな?」と思ってしまうわけです。

もちろん、他の人の作った表を解析するうえで、SUMIF関数やCOUNTIF関数を理解しておいた方がいい場合もあるでしょう。
でも、新たに計算式を作る場面では、無用です。
まず覚えるべきは、SUMIF/COUNTIF関数ではなく、Sが付いたSUMIFS/COUNTIFS関数です。


というわけで、覚えなくてもいい関数は覚えないようにしましょう。
頭の能力には限りがありますから、不要な情報を入れて混乱する必要はありません。
以上、ご参考になれば幸いです。
 


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